第13話


街を出る前にまずはマドカさんから頂いたお金で武器を買ったりギルドの登録料を払ったりしないといけない。


「シュガーちゃん、お買い物とか色々してから街を出ようと思うからいい子にしててね!」


そう声をかけるとシュガーちゃんは軽く頷いてくれたので先にギルドに向かうことにした


ギルドに着いて受付に行くと登録の時の綺麗なお姉さんが居たので

お姉さんの受付に行くことにして列に並んだ。

シュガーちゃんはさすがにギルドの中に連れてくるわけにはいかないので

ギルドの入口のところで待っててもらってる

五分くらい待つと私の番になった


「おはようございます。

本日はどうされましたか?」


「おはようございます

他の街に行くことにしたので登録料の返済をしてから行こうと思ってきました」


「登録料の返済ですね

かしこまりました

それではギルドカードの提示をお願いします」


そう言われたので

ギルドカードを取り出してお姉さんに渡す


「昨日ドブさらいの依頼を受けていますが

達成報告はされましたか?」


あ、昨日依頼が終わった後そのままマドカさんのところにいったから

達成報告してないんだった…


「すいません。

昨日依頼は完了したんですけど達成報告に来るのを忘れていました。」


「かしこまりました。

次回からは達成報告は忘れないでくださいね?」


今回は注意だけで済むみたいだけど

何回も続くとペナルティーがあるみたいだ。

気を付けよう


「はい、気を付けます」


「それでは昨日の依頼の達成報告を受理してから登録料の返済手続きをします

昨日の依頼は900ルターの報酬でしたので3分の1を返済分としてひかせていただいて600ルターのお支払いとなります。

お確かめください。」


お姉さんは説明をしながら報酬の支払いの用意もしてたようで

すぐにお金が渡された


「ありがとうございます」


そうお礼を言うとお姉さんは


「それでは登録料のほうですね。

今日までで合計1000ルター返済されてますので

残りは12000ルターになっています。」


「わかりました。

全額返済でお願いします」


そういってギルドに来る前に分けておいたお金の入った

巾着をお姉さんに渡す


「ありがとうございます

確認いたしますので少々お待ちください」


お金が数え終わったのかお姉さんに話しかけられた


「12000ルター確認できました。

全額返済で大丈夫ですか?

他の街に行って他の街で依頼を受けて報酬から引いていくことも可能ですけど」


お姉さんが心配そうにそう言ってくれたけど

せっかくマドカさんが好意でくれたお金だからちゃんとしたことに使いたいし

これでいいはずと思い


「はい!

全額返済でお願いします」


そう答えた


「かしこまりました

それでは返済を受け付けましたので

これからは依頼を達成したら満額サリー様のものになります」


お姉さんにそういわれたので

お礼を言ってギルドからでた。

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