第3話 西のバカブ神その3(闇と炎を纏う男)

3・闇と炎を纏う男


 雪が朱色に染まった。


 赤く…黒く…逃げる暇もなく、胸を貫かれるモンスター。

小さな集落。

女神像の見守る中それは音もなく、感触もなく、次々に命を奪われて行く。


人は居ない…

誰も居ない…


すべてのモンスターが倒れると、その人は教会へと足を進めた。

それを、『何か』とニコラスの視界だけが見ていた。




 あと一歩、その足を出せば集落の中に入る。


しかし、その一歩が出なかった。


 炎という名の赤い壁が、雪の大地を舐め集落を飲み込み、黒い煙が夕刻前の空を登っていた。

数少ない人々も家畜も、見慣れたはずのそれらの姿は見えなかった。


 ついさっきまで、シンが用意してくれた荷馬車に揺られ、夢を観ていた。


そうだ、これはまだ夢なんだと、目の前の現実を受け入れたくはなかった。


「ニ…コラス…」


 馬車から飛び降り、走り出したニコラスを追いかけてきたクレフは、息もたえだえに小さな肩に手を置いた。


「今日の夢は、なんて熱いんでしょうか。

クレフさんの声や、感触までわかるなんて…」


「この疲労感が夢ならば、睡眠を取る意味がありませんね」


 まだ、息が整わない。


「…夢じゃないんですね。

皆は…母さんは逃げたのでしょうか?」


 夢ではない。

なら、逃げるとしたら、どこに?

集落の外なら気がつくはず。

いや、裏側から?

この炎の海の中、どこに逃げる?


 ニコラスの脳裏で、集落の主な場所場所が切り取ったように現れては消えていく。


「確かめたいことがあります。

私は教会に入りますが、貴方はここで待っていてください。」


 ニコラスが考えている間、クレフはようやく呼吸と姿勢を整えた。


「僕も一緒に行きます。」


「万が一ですが、モンスターがいるかもしれません。

が、彼らは女神像の結界の中に閉じ込められている状態です。

ここなら安心です。

それに、そろそろ…」


「僕も、僕の村の事を知りたいんです!

僕だけ何も知らないままなのは嫌なんです」


 ニコラスはクレフが止めるのも聞かず、炎の中へと走り出した。

その後姿に向かって、クレフは大きな溜息をついた。


 降り積もっていた雪のおかげか、炎の動きはにぶかった。

それでも、村のそこらじゅうを囲んでいる炎は熱く、煙も手伝い息苦しい。

一息ごとに気持ちが沈んでいく。

冷気で凍りついたような頬は、直ぐにジリジリとした感覚に変わり、玉の汗が滴り落ちた。


 教会に火が回っていないのを見て、ニコラスの心が少し軽くなり、皆がここに逃げ込んでるかもしれないと希望を持った。

しかし、いつもの裏口から中に入った瞬間、煙とは違う異臭がニコラスの鼻を襲った。

そのあまりの臭さに、ニコラスは耐えきれずに吐いてしまった。


「血のようですね」


 いつの間に追いついたのか、クレフの囁くような声が耳元で聞こえた。

背中を摩る手が優しく、ひんやりとしていて、心無し落ち着いた気がした。

 言われて見ると、確かに足元はいつもの床とは色が変わっていた。

それも、広範囲で。

輸血パックをぶちまけたかのように、おびただしい量が赤黒く変色していた。


「まだ、進むつもりですか?」


「…はい」


 よく見ると、床に引きずった跡がある。


「では、頂いた女神像を、いつでも使えるように準備してください。

すぐに日が暮れます。

今夜は新月、ジャガー病がもっとも発病しやすい夜です」


 そう言って、クレフはローブの裾を少し持ち上げ、廊下を歩き始めた。


「そんなに、時間はたってないようですね。」


 足元の血はまだ乾いていない。

一歩一歩、進む足に違和感が絡みつく。

病室、診察室と、ひと部屋ずつ覗いていくが、どこもかしこも荒らされていて、酷い状態だった。


「…何が、あったんでしょうか」


 この血は?

今まで踏みつけてきた、あの血は誰のもの?


 考えてみても、答えは出ない。

この教会は広くない。

しかし、血の絨毯が足枷となって、ニコラスの歩みを妨げた。


 明かりのない廊下を照らしているのは、クレフが指先から出した小さな召喚獣で、フワフワとした球体は、ランプ三個分位の明るさはあった。

それを頼りに、二人は礼拝堂のドアまで来た。


「これで最後です。

集落の外で待っていてください。」


「ここまできて、何を言うんですか」


 軽くため息を付き、クレフはニコラスへと手を伸ばした。

バシュと小さな炸裂音が、すぐ後ろでした。

いつの間に近づいたのか、後ろに迫っていたモンスターが、瞬時に氷像となって消えていった。


「もう一度言います。

結界は、いつでも張れるようにしておいてください」


「はい」


 返事はしたものの、ニコラスの脳裏に浮かんだのは母親の笑顔だった。

ニコラスは剣の柄を握りしめた。

そんな姿を見て、クレフはまたため息をついた。


「開けますよ」


 ドアは音もなく開き…そこは、モンスターの巣窟だった。

少し大きめの窓からは、チラチラと炎の舌が見えた。

その赤い明かりの中、礼拝堂には数えきれない程のモンスターが女神像の見守る中、狂気か本能か、争い、仲間を食べていた。


「うっ…」


獣の臭い


血の臭い


肉を割き


骨を砕き


貪り


咀嚼する音


咆哮


 …ニコラスはその光景に、音に、臭いに膝をつき、吐いてしまった。


「夢中のようですね」


 ニコラスの視界を、クレフのローブが遮った。

しかし、吐き気は止まらない。

見てしまった光景を消すことが出来なかった。


「女神像の所まで、走れますか?」


「は、はい」


 ここから女神像まで、たいした距離はない。

もう見えている。


 何のためにここまで来たんだ。


 ニコラスは自分を叱咤して口元を袖で拭い、何とか立ち上がった。


「一気に行きますよ。

走ってください」


 まだ震える足を、力いっぱい叩いた。


「はい!」


 ニコラスが動いた瞬間、生きているモンスターの視線が二人に集中し、動いた。

同時にクレフの魔法で、モンスター達は次々に氷像となって消えていく。

しかし、距離はないはずなのに、ニコラスの足が言うことをきかない。


 血で足が取られた。

転んだニコラスの目の前に、モンスターの頭があった。

闇色の吊り上がった目に、耳まで裂けた口。

そこから覗く牙は鋭く…闇が口を開けた。

倒れていたはずなのに、目に光がなかったのに、大きく口を開け、前足で前進を始めた。


「う…うわあああああ!」


 腰の剣に手をかけるも、何かが引っかかっているようで抜けない。


逃げなきゃ…


逃げなきゃ…


逃げなきゃ…


母さん!


 今度こそ駄目だと思った。


 小さく、ガラスの割れた音が聞こえた。

次の瞬間、目の前のモンスターの頭が勢い良く踏み潰され、数滴の血がニコラスの頬についた。


 影だと思った。


 モンスターを踏み潰した足を恐る恐る見上げていくと、まさしく影だった。

全身を黒いマントで覆い、微かに見えた髪も肌も、ニコラスを映す瞳も黒かった。


「お前は…違うな」


 ニコラスの頬についた血を拭った手は大きく、熱いぐらいだった。


「命が欲しかったら、とっとと逃げるんだな」


 そう言うと、男はモンスターの群れに飛込み、次々とその胸を貫き始めた。

貫かれたモンスターは瞬時に燃え始め、それらの火は連なり炎となって、あっというまに広がり始めた。


「見境のない! ヴァダー・シトールイ氷の盾


 初めてクレフの荒立てた声を聞いた。

と、ニコラスが驚いた瞬間、部屋の壁に水のカーテンが現れ炎を消し始めた。


「クレフさん、速く逃げないと…」


 クレフの出した水のカーテンは炎の一部を消しはするものの、炎の勢いを完璧には止められず、また直ぐに広がりはじめた。


「その書棚には貴重な書物が、壁にはこの集落の歴史が書かれてあるのですよ!

貴方は女神像すら燃やしてしまうつもりですか!」


「汚染された空間を焼き尽くすだけだ」


 チリチリと、炎の舌がニコラスやクレフの肌をなめはじめた。

 黒い男は、そんなクレフの声などお構いなしに、次々とモンスターの胸を貫き、新しい炎を作り出した。


「クレフさん、速く地下に!」


 熱さと煙たさに、ニコラスは限界だった。

まだ燃えているモンスターの死体を剣先で恐る恐るどけ、その下の地下への入口を開けた。


「無知は罪と知りなさい!」


 初めてクレフの感情を見たニコラスは、逆に落ち着いた。


 新たに印を組もうと指先を動かしたクレフを押し込むように地下へと促し、続いてニコラスも降りると、入口をしっかりと閉めた。


 静寂が二人を包む。

石畳一枚隔てているだけなのに、上の惨劇とは切り離された空間、ニコラスにとっての『いつもの』空間があった。


「この地下は、大切な書物や薬を貯蔵している他に、村の避難所になっているんです。

一番奥は礼拝堂より大きくて、村人全員避難することが出来るって聞いています。

結界が張ってあって、火事には強いんですって。

僕は手前の書物庫や薬庫しか行ったことがないんですけどね。」


 そうか、何があっても、集落の人達は集落の外には逃げられないんだ。


 言いながら、ニコラスはシンの話を思い出し、妙に納得してしまった。


「上にあった書物も、こちらにしまっておくべきでしたね。

お疲れ様です。

…これは、神父様が?」


 クレフが召喚獣にお礼を言うと、小さな光はポンと消えた。

代わりに、廊下の壁に等間隔に設置されているランプの灯りが、絶えることなく辺りをてらしていた。


「はい。

神父様が魔法で…

多分、あそこにあった書物の写しが、書物庫にあると思いますよ」


「そうですか。

では、書物庫から調べましょう。

…急いだ方が良さそうですね」


 言うが早いか、クレフはスッと動き出し、手前の部屋へと入って行った。


 書物庫は荒らされていた。

毎日、足を踏み入れるこの場所。

ニコラスは何が何処にあるのか熟知していたが、今はその面影すらなかった。

棚に収まっているものは少なく、そのほとんどが床に散乱していた。


「遅かったようですね」


 クレフは足元の本を一冊手に取り、中に目を通した。


「薬庫も、駄目そうですね。」


 小さくため息を付き、手近な棚に本をしまった。

その言葉に、ニコラスは薬庫に走った。

言葉通り、薬庫も見るも無惨に荒らされていた。


「誰がこんなこと…

さっきの黒い男の人でしょうか?」


 そこを見て、ニコラスの体は一気に力が抜けて行った。


「…貴方の夢から察するに、神父様は怪しいでしょうね」


 クレフは散乱している薬を見て回った。


「神父様が…」


燃える村…


何処からか湧いて出てくるモンスター…


消えた村の人たち…


「きっと…きっと、この先の避難所に皆でいるはずです。

そうですよ、きっとそうですよ。

皆で、早くここから逃げなきゃ」


 自分自身にそう言い聞かせた。

まだ、信じていたかった。


「早く、皆の所に行かなきゃ…」


 きっと居る。

足を動かさなきゃ。

皆が待ってるんだ。


 そう、心は急いでいるのに、ドアを開けられなかった。

たった一押しすればいいのに、手が動かなかった。

今起きていることが、幼いニコラスの心は受け止めきれなかった。


「戻りましょう」


 後ろから来たクレフが、そっと小さな手の上に自分の手を重ねた。


「今なら、まだ間に合います。

戻りましょう」


 優しい声に、ニコラスの膝がガクガクと震えた。


「ここで戻ったら、僕は何のためにここに来たのでしょうか?

僕は何も知らないままでいいんでしょうか?」


「知らなくて良いことも、世の中にはありますよ。

それが貴方にとって知らなければいけない事ならば、知るべき時が必ずきます。」


 今までの生活が思い出された。

ニコラスにとって、不自由のなかった時間。

単調ではあったが、落ち着いた幸せな時間。

それが、この数日でひっくりかえってしまった。


「知りたいです。

知りたいですが、今は…母さんを助けたいんです」


 折れそうになった心を、母親の笑顔を思い出し振るい立たせた。

クレフの手の冷たさを感じながら、ニコラスはドアを一気に押した。


「…あ…ああ…」


何だろう、これは?


何だろう、これは?


何だろう、これは?


違う違う違う違う違う違う違う違う違う…


こんなのは…


違う…


 避難できる場所だと、ずっと聞かされていた。

しかし、初めて来たこの場所は、まるで本の挿絵にあった研究室のようだった。

薬品くさい空気が充満し、部屋の中央には試験台のようなベッドが四台。

それを囲むように色々な器具がおかれていた。

壁際には幾つもの檻が重ねられ、その中に数人の年寄りが横たわっていた。


「大夫ですか?

今、出してあげますから」


 一番近くの檻に手をかけるが、鍵がかかっていて開かない。

それでもニコラスは揺さぶった。

いくら揺さぶっても、ガシャガシャと耳障りな音が響くだけだった。

 中の老人は、一人としてピクリとも動かなかった。


「その方達はもう…」


 そんなニコラスの手を、白い手が止めた。


「…どうして、こんな」


 言いようのない気持が溢れて、涙になった。

涙が流れるとともに体から力が抜け、膝をついた。


「この方達も、教会で治療を?」


「…はい」


「発病しそうになって隔離されたか、もしくは…」


 クレフはニコラスを横目で見て言葉を飲み込み、そのまま視線を部屋の隅々に走らせた。

それは部屋の隅で止まった。


 白い大きなカーテンは、まるで何かを覆い隠しているようだった。

それはクレフの手で静かにはぎ取られた。

そこに現れた光景に、ニコラスは自分の意識は夢の中に居るのだと思った。

教会の、集落の惨状は、すべて夢なのと。


…夢だ


…夢だ


 そう、思った。

 透明な球体は大きく、中を薄い黄色の液体が満たし、所処で小さな気泡が下から上へと泳いでいく。

たっぷりとした長い栗色の髪が漂い、一糸纏わぬ姿で、細い体が胎児のように丸まっていた。

瞳を閉じた顔は、どこか笑っているようにも見えた。

良く知っている髪だった。

良く知っている体、良く知っている顔…


「か・あ・さ・ん…」


 おぼつかない足取りで球体に近づいて手を付けると、温かかった。

その温もりは、母親の体温を思わせた。


「母さん…

母さん…


母さん! 母さん! 母さん! 母さん!」


コン…


コン…


コン…


ダンダン!


ダンダンダンダン!


ダンダンダンダンダンダンダンダン!


 いくら叫んでも、いくら球体を叩いても、その瞼はピクリとも動かない。


「母さん母さん母さん母さん母さん母さん」


 ダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン…


「もう、およしなさい」


 ニコラスの手をそっと包んだのは、白い手と静かな声だった。


「ここから出してあげなきゃ」


「手をこんなにしても、ヒビの一つも入っていません。

それに、ここで血を流すのは、タブーですよ」


血?


 そっと、白い手が開かれると、真っ赤になったニコラスの拳があった。


「こんなの、痛くないです。

拳が駄目なら…」


 剣を鞘ごと構えて球体を何度も何度も殴ると、幾度目かでヒビが入り、その後は早かった。

全体にクモの巣の様にヒビが走り、液体が漏れ始めると中から押されるように球体は崩れ始めた。


「母さん!」


「これを」


 液体と一緒に流れ出てきたアニスを抱き起こすと、左の手首に赤いリボンが結ばれているのに気がついた。

サッと、クレフが自分の荷マントをかけた。


「有難うございます。

母さん! 母さん!」


 名前を呼んでも反応がない。


「ニコラス…」


 クレフの手がニコラスの肩にかかった瞬間だった。


ドン!


 物凄い力で、二人は部屋の端の檻まで飛ばされた。


「うっ…」


 檻が耳障りな音を立てて激しく揺れた。

クレフは檻とニコラスに挟まれて、気を失ってしまった。


「クレフさん!」


 クレフの肩を揺するニコラスの背後に、気配があった。

その存在を思い出し、ニコラスはゆっくりと振り返った。

色の失せた顔で、虚ろな目で、ジッとニコラスを見ていた。


「よかった…母さん、気が付いたんだね」


 声が震えた。

駆け寄りたいのに、体が動かない。

体が拒否している様だ。


ペタリ…


 アニスが一歩、足を出した。


ペタリ…


 また一歩。


ペタリ…


 また一歩。


 その歩みはゆっくりで、まるで歩き始めた子供の様に不安定だった。

なのに、ニコラスの心はざわつき、逃げ出してしまいたくなった。


ペタリ…


ペタリ…


 あれほど会いたかった母親なのに、ニコラスの本能は危険信号を出していた。


「アアアアアアアア!」


 アニスの歩みが止まり、両腕で体を抱きながら膝をつき、苦しんでいた。


「ニコ…ラス…逃げて…」


「一緒に…

一緒に逃げよう、母さん」


 そうだ、僕は母さんと一瞬に逃げたいんだ。

母さんを連れに来たんだ。

それなのに、母さんに歩み寄れない。

それどころか早く逃げたい。


 感情が渦をまき、いやな汗が全身から吹き出した。


「逃げて…逃げ…

アアアアアア…」


 また一段と、アニスが苦しみ始めた。


どうしよう


どうしよう


どうしよう


僕はどうすればいい?


 自問自答するも、答えは出ない。


バン!


 パニックになっていたその時、後ろの方で大きな音がして、なにか黒いモノがニコラスの横を風のように通った。


「ニ…コラ…ス」


 それは、いつもの優しいアニスの声だった。

アニスは、あの黒い男に抱きしめられていた。

男の肩越しに覗く顔は、今までの虚ろな目ではなかった。

しかし、いつもの優しい瞳は、ゆっくりと光を失い始めていた。


「かあ…さん…」


 アニスと黒い男の足下が、みるみるうちに赤い水で覆われていく。


「母さん…」


 ニコラスはどうすることも出来ず、ただ見ていた。

見ていることしか出来なかった。


「ニコ…

いきて…」


 燃え始めた。

アニスが燃え始めた。

黒い男に抱きしめられたまま、赤いリボンでかざられた左手を、ニコラスに向かって伸ばしたまま。


 ニコラスは不思議に思う。


熱いはずなのに、苦しいはずなのに、なんでそんなに優しく笑っているの?


 誰かが何か言っていた。

誰かがニコラスを引っ張った。


やめて欲しかった。


 ニコラスはアニスを助けるつもりだった。


その腕は、なぜ自分と母親を引き離すのだろうと思った。


 アニスを、母を助けなければいけないのに


…助けに来たのに。


 ニコラスは母の声が聞きたかった。


母の手を取りたかった。


母の…




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