『報告会議と命令』②

 「では皆、今後も事件捜査と犯人逮捕には心してかかれ。今からは、エクリプス区地下への潜入捜査再開に向けての計画・作戦会議に移る」


 ようやく口を噤んだ光を前に、心を切り替えた浜本は早速皆へ次の指示を仰いだ。


 「一班は、石井と関わりのあるエクリプス区民への聴き取りから、不審な人物の洗い出しを。二班は、櫻井刑事官および失踪中の黒沢刑事官が発見した『隠し通路』の位置や構造の再確認。そして三班は、分析部と協力しながら三つの事件の情報を整理しろ。新たな情報を把握し次第、先にエクリプス区へ向かう一班と二班と合流しろ。」


 手始めに協働捜査班の刑事官を新たに三班に振り分けて、情報収集の内容と役割分担を行った。

 部下達は的確な指示を冷静に仰ぐ浜本に圧倒されつつも、気を引き締めた眼差しで「了解」、と応えた。

 唯一、浜本以外の班員全ての胸へ残る"違和感"に釈然としない中。

 しかし違和感の正体と理由は浜本自身の口によって即解明した。


 「だが、その前にハッキリと告げておく。櫻井刑事官――お前には一旦、ことにした」


 理性に研ぎ澄まされた眼差しで出された浜本の指令に、光を含む刑事官達も困惑にどよめいた。


 「――了解しました、浜本刑事官」

 「ただし状況に応じてお前にも指示を仰ぐ場合もある。それまでは署本部と在宅での待機を命ずる。以上だ」


 一方、浜本の指令はある程度予想していたからか否か。

 現場からの離脱を命じられた蛍本人は、感情の読めない薄氷の眼差しで淡々と応じた。

 氷人形さながら異様に落ち着き払った蛍を他所に、他の刑事官は後ろ髪を引かれる思いで各々の任務へ向かった。


 「浜本刑事官。何故、櫻井刑事官を現場班から外すのですか


 現場へ向かう班員を静かに見送る蛍とは裏腹に、唯一溜飲の下がらない光は再び抗議した。

 しかし、光を含む班員達の困惑も無理はなかった。

 深刻な人手不足に喘ぐ警察署において、特に現場と凶悪な難事件に慣れた刑事官は重宝される。

 しかも、黒沢までいなくなった今、屈指の有能なベテラン刑事官である蛍の必要性は自明の理だ。

 たとえ、今回のたった一度の"失態"を鑑みたとしても。

 浜本は副部長として主に刑事官の現場指揮と采配を担うため、誰よりも蛍の実力を理解しているはず。

 そんな浜本の下した非合理的な命令も、それをすんなり聞き入れた蛍の態度も、周囲には不可解に映った。


 「先程言った通りだ。今自分の為せるべき事に専念するんだ、藤堂刑事官。後輩達のために、お前もしっかりしろ」


 浜本の有無を言わさない姿勢と戒めの言葉に、光も苦渋の表情で後輩達へ続くしかなかった。

 会議室を出る直前、ひかるがもう一度振り返ると、薄氷の瞳と目が合った。

 光の瞳に映った蛍の眼差しと淡い微笑みには、罪悪感に似た色が揺らめいていた。

 しかし、今は引き下がるしかない己の立場と不甲斐なさに光は唇を無言で噛みながら背を向けた。


 *


 今回の仕事ほど"孤独"を感じた瞬間はなかったに違いない。

 今日何本目か分からない甘い芳香の紫煙で、焦燥に轟く肺を満たしていく。

 すると行き場のない苛立ちと不安の蓄積した脳神経は、一時的にだが冴え渡ってくる。

 それでも光は物憂げな表情のまま逡巡する。

 心にわだかまりを抱えて長く感じた日勤を終えた光は、恋人の待つマンションへ深夜に帰ってきた。

 玄関口で靴を脱いでいると、光にとって"かけがえのない日常"の象徴が歩み寄ってきた。


 「おかえりなさい、光。今日は、光の好きなものを作ってみたの」


 淡い女無天緑ミントグリーン前掛けエプロンを着た蛍に温く出迎えられる。

 少女みたいに頬を薔薇色に染めた笑顔で光の名前を呼ぶ。

 自分だけが見られる"特別"で愛らしい蛍の姿を眺めると、行き場のない苛立ちや気まずさも、今この瞬間は全て浄化される。


 「ただいま、蛍……道理でいい匂いがするわけだな」


 今すぐ抱きしめたくなるほどの愛しさを抑える代わりに、光は無骨な手付きで、その小さな頭を一撫でした。

 頭を撫でられたことで天真爛漫な笑顔が華やぐ様に、光の胸は愛しい温もりに満たされるが、同時に"切ない痛み"にも灼きつく。

 いつもの優しい夜と変わらないように見えるのに。

 激務に疲れ果てた自分達を包み込む二人きりの静寂も、窓越しに煌めく街灯りも。けれど。

 食卓に整然と並べられた好物料理達、と漂う芳しい香りに掻き立てられる食欲へ素直になろう。

 自宅謹慎に等しい"離脱指令"を下されたやるせなさは、蛍本人が誰よりも強く感じているはず。

 それでも蛍は持て余した時間を光を労る事へ活用したのだ。

 ならば、自分まで暗く気まずい表情を浮かべるよりも、気持ちを切り替えねば。


 「美味しい……私、光が淹れてくれるコレが大好き」


 蛍の丹精込もった手料理を全て平らげた後。

 光はささやかなお礼に、彼女の好きなホットホワイトチョコドリンクを淹れた。

 乳白色の甘い湯気が昇る淡いすみれ色のカップへ口を付けた蛍は、至福に満ちた笑顔を綻ばせる。

 ホットホワイトチョコとホットミルクの差異は、光にとってあまりピンとこない。

 蛍は意外と甘党で、基本はココアと普通のホットチョコも好む。

 しかし、ホワイトチョコとなると、普段は氷のような表情に桜色の笑顔が咲くよう。

 そこらの自販機に売っていない稀少価値の高さ、温かな雪色の甘味に魅了されているのだろう。

 こういう時の蛍の表情は、本当に少女みたいに素直で眩いほど"可愛い"。

 口に奏でるにはあまりに照れ臭いため、直接伝えたことはないが。幸福で温かな一時に心和ませる蛍に胸が痛む光だが、意を決して"本題"を切り出した。


 「蛍……。エクリプス区の地下で、一体あった?」


 躊躇を込めた声色で問われた蛍は、澄桃の唇をカップの縁で止めた。

 現時点で蛍が離脱を命じられた背景と事情を知るのは、彼女本人と浜本、永谷刑事部長のみ。

 光のことは心の底から信頼しているし、彼にはなるべく嘘や誤魔化しをしたくはない。

 ただ、蛍が心に抱えてきたモノを明かせば、光にまで重荷を背負わせてしまう。

 誰よりも優しくて、痛みも辛さも全てを真っ直ぐ受け止めようとする光だからこそ。

 躊躇から流れる重い沈黙に蛍は憂いに伏せた睫毛を震わせる。


 「すまないな、蛍。お前が話したくなるまで"待つ"、と約束したのに。でも」


 マグカップを包む華奢な白い手へ光は自分の手をそっと重ねた。

 昏く肌寒い秋にいても、光の手はいつも真夏の太陽さながら大きくて温かい。


 「俺はお前が……誰よりも大切だから、お前の力になりたい。確かに俺はすぐ熱くなるし、頼りない所もあるだろうが」

 「そんなことないわ、光」

 「俺は、お前を好きだ」


 蛍がエクリプス区地下街で一度行方不明になり、奇跡的ではあるが意識のない彼女を保護し、医務室で目覚めるまでの出来事は、光にとって史上最悪の恐怖と時間だった。

 それこそ、心臓が止まりそうになるほどに。

 一方、当の蛍は常に冷静な眼差しで光よりも遥か先を見据えている。

 それこそ、凡庸な光の想像と思考では到底及ばない心と領域を。

 こうして手を伸ばせば触れられる距離に在る。

 なのに時折、どこか遠くに独り佇む蛍を眺めているような"もどかしさ"にも掻き立てられる。


 「お前が独りで背負いこんでいる"重い荷物"を、少しずつでもいいから、俺にも明け渡してほしい」


 今までは過去を極力語りたがらない蛍の気持ちを尊重してきた。

 何を聞いても彼女を受け入れるつもりで、今もその気持ちは変わらない。

 それでも、大事な女をただ遠くから見守るしかできず、危険から守ることもできないなんて、あんな想いは二度とご免だ。

 穏やかな炎を灯した真っ直ぐな眼差しで、いつになく言葉を丁寧に紡いでいく。

 有無を言わさない純真な意志、揺るぎない愛情を燃やす光に、蛍は呆れ半分に微笑んだ。


 「光……あなたって人は」


 やはり、不器用なほど真っ直ぐで優しすぎる。

 思わず言葉を呑み込んだ蛍の胸にも、心強い炎が熱く灯る。

 子どもの頃に感じていたのとは異なる、夏空さながら熱く澄んだ愛しさと安堵。

 自分の両手を包みこむ、少し硬くて男らしい手も心地良い。

 ふと甘えるように肩を預けてきた蛍に、光は意外そうに目を見開く。

 それでも、やはり嬉しそうに目を細めた光は無言でその儚く愛しい肩を抱いた。

 広大な夏海を彷彿させるぬくもりに包まれながら、蛍は"あの場所"で起きた全てを、光へ打ち明けた。


 *


 「お前の義兄貴アニキが、エクリプス区にいるかもしれない、だと?」


 エクリプス区地下の「隠し通路」の奥にて。

 通信障害へ陥っていたはずの警察端末へ、しかも非登録番号で繋がってきた連絡相手は、数年前から行方不明中の義兄・だったこと。

 深月の残した謎の台詞から、彼は今もエクリプス区内で、しかも自由を制限される危機的状況にあることが示唆されていること。

 そして、深月からの通信が途絶えた直後、背後から蛍を襲った謎の存在こそ――石井を利用後、彼を惨殺した事件の"真犯人"である可能性が非常に高いこと。


 「確か以前、"義兄貴ら数年程前にいなくなった"、と一度だけ話してくれたことあったが……間違いないんだな……?」


 協働捜査班の報告会議では決して耳にしなかった"義兄の話"に、光は神妙な面持ちで慎重に疑問を問う。


 「聴き間違えるはずはないわ。あの声は、確かに私のよく知る義兄さんだった」

 「だとすれば、義兄貴はどうやって蛍の携帯端末へ通信できたか謎だな」

 「分からない。でも考えられるとすれば、最悪な可能性だけれど……今回の事件に義兄さんも何らかの形で"巻き込まれた"可能性が高いわ」


 蛍にしては可能性を断定的に見なしているような物言いに、光は内心胸がざわめいた。


 「実は、単なる偶然かもしれないって黙っていたけれど……遺体から見つかったあの「怪文章」の内容は全て――義兄さんが愛読していた哲学書から引用されたものだったわ」

 「なんだって……!?」

 「しかも、義兄さんは言ったの。自分はずっと、――私のことだけは、何があっても絶対守るから……って」

 「っ……そしたら、やはりお前の義兄貴は……今回の事件の犯人に追われている、もしくは監視か囚われの身にある、ということか……?」

 「だから私、心配で……っ」

 「それで、浜本部長は蛍を捜査班から外したのか」


 心配でたまらない、と零した声は感情を必死に抑えた切ない色を帯びていた。

 いつになく不安げに呟く蛍をそっと抱きしめる中、光はようやく腑に落ちた表情を浮かべる。


 『申し訳ないがね、櫻井君には暫くの間、捜査から外れてもらいたいんだ』


 浜本副部長と永谷部長は事件の手がかりを多く握りながらも同時に危険リスクを抱える蛍を外した。

 確かな理由は存在した故、会議を開く前に蛍を呼び出した浜本と部長は予め命じた。


 『永谷部長、浜本刑事官……私は』

 『心中を察すると痛むだろうが、理解してくれ。今まで行方不明だった君の義兄は事件に関与し、凶悪殺人犯に囚われている可能性が高い』

 『だったら尚更……」


 担当刑事官の身内が事件に関与しているとなれば、感情移入による本人の業務や安全に支障をきたす可能性は高い。

 そういった理由に基づく「特例措置」に加え、今回の蛍の失態を鑑みた結果、蛍を離脱させるべきと判断された。

 事件捜査へ私情を挟まない冷静沈着な姿勢を求められる刑事官として、人質弱みとなりえる身内と蛍の安全性を考慮したのだ。

 浜本と部長の意見とその妥当性は、蛍も痛いほど心得ている。

 とはいえ、ルーナシティで類を見ない凄惨な殺人事件に、彼女が探し焦がれた唯一無二の身内が巻き込まれているとなれば話は別だ。

 最初は蛍も容易に納得しなかったらしい。


 『櫻井刑事官。頭のいい君なら理解るはずだ。もしも殺人犯が、君の身内を盾に脅してきた状況を想像しろ。前回の独断行動のような失態もなく、冷静かつ適切な判断と対処ができる。最悪の場合、その"引き金"を正確にひける自信は"絶対"ある、と……君は誓えるか?』


 反論の余地すら浜本の正論に、蛍は口を噤むしかなかった。

 刑事官とはいえ人間である以上、最善こそ尽くせど"絶対"と自信なんてない。


 『この前は、偶然運が良かったに過ぎない。本来なら君も今頃、凶悪殺人犯に襲われ、最悪は命を奪われたのかもしれない。だから、今の君に現場を任せるわけにはいかない……他の班員のためにも、だ』


 刑事官としての優秀さと冷凛とした雰囲気から理解され辛いが、蛍は責任感の強さだけでなく根は親しい者への情が深い。

 だからこそ、浜本は蛍を納得させるために重い言葉を選んでいる。


 『……承知、致しました。大変失礼いたしました』


 蛍が刑事官としての冷静適切な判断と行動が難しくなれば、他の班員の士気と安全にも関わる。

 事実、冷静さを欠いた己の勝手な行動によって、仲間には多大な心配と迷惑をかけた。

 さらに結局、石井も救うことができず、黒沢は今も行方と安否が不明なのは心から悔やまれる。

 となれば、蛍もそれ以上の抗議で浜本達を困らせたくはなく、承諾するしかなかった。

 それに、心の中でいつまでも後悔と過去を反芻はんすうしても、過去も結果も変わらない。

 浜本も光へ告げた通り、今の蛍ができる最善を尽くす他ないのだ。

 気分転換も兼ねた料理をする中、蛍の心は徐々に前向きさを取り戻しつつあった。


 「ごめんなさいね、光。あなたにもたくさん心配と迷惑をかけた」


 とはいえ、捜査担当から暫く外されることが決まった蛍の境遇を光は今も彼女以上に悔いている。

 そんな光の優しさに温かくも切ない痛みに胸は疼く。


 「馬鹿、だな。お前は何も謝ることない。俺は心配こそすれ、迷惑だとか一度だって思ったことない。むしろ、普段は俺の方がお前に頼ってばかり」

 「そう、なの? 光」


 光の言葉は蛍にとって意外だったらしく、キョトンと素直な眼差しで光を見上げる。


 「無自覚とはな……でも、俺自身が知っているつもりだ。お前が立派な刑事官であることも。時折、危なっかしくて無茶をする所もな」


 凛とした顔立ちに浮かぶ幼い表情に、光は苦笑すると蛍の頭をもう一度撫でた。

 今度は、儚い宝物へ触れるような優しい手付きで。


 「暫くは、お互いに歯がゆい状況は続くだろう。でも、もう一つ本音を言えば、お前が安全な場所にいてくれるのも安心する。今回の事件の悪質さを思えばな」

 「だったら、危ないのは光だって……」

 「一人で抱え込まないで俺に頼ることも覚えろ、蛍。事件の資料も俺の携帯端末から送ってやる」

 「え? でも、いいの……? そんなことして」


 規律に忠実な光からの予期せぬ提案に蛍は瞠目した。

 驚く蛍を優しく見下ろす光の眼差しから、冗談ではなく至って本気らしい。

 待機中も蛍が事件と捜査の進捗状況を把握したうえで、いつでも復帰できるようにと光なりに配慮してくれるのだ。


 「そんな表情をするな。きっと今頃どこかで動き回っている黒沢も……お前の大切な家族も……俺が必ず見つけて、助け出してみせる」


 お前も俺が必ず守ってみせる――。


 真夏の太陽さながら眩く、どこまでも真っ直ぐな熱い決意。

 蛍は全てが本当に上手くいくような安心感に満たされた。

 光と同じ刑事部で共に助け合いながら事件へ取り組むようになってから早数年。

 光・藤堂刑事官とは、いかなる事件も決して最後まで諦めない。

 守るべき一般市民にも、時に哀しき動機と背景を抱える犯罪者にも真摯に向き合う。

 時に警察組織の制約や己の限界ジレンマに苛まれながらも常に疾走してきた。

 たった一つでも、より多くの犯罪を無くすために。

 たった一人でも、より多くの人を救うために。


 「光……聞いてくれて、ありがとう。あなたの不器用で真っ直ぐな優しい所、すごく好き」

 「……茶化すな。これでも至極真面目に話したつもりだ」

 「私も真面目だよ? 光のこと、すごく好きって」


 正義感を貫く実直な優しい光は、蛍にとって刑事官として、人としても強い尊敬と信頼を抱いている。

 隣に光がいてくれるなら、幸福と希望を忘れずにすむ。

 は"蛍のまま"でいられる――。

 ならば、蛍も今は影ながら支えることしかできなくても、光と仲間と最善の力を合わせて闘いたい。

 大切な人達を守り、救うためにも。


 「ったく……お前は時々素直にそういうこと言うから……」


 静穏の森みたいに深い緑色の滑らかなシーツの寝台へ、二つの純真な命と愛は重なるように沈んだ。

 蛍と光は互いの存在をぬくもりで感じ合う中、それぞれ新たな決意を胸に灯す。

 しかし、二人きりの夜に希望と共に微睡まどろんでゆく蛍と光は未だ知らない。


 蛍が光に寄せる、真夏に恋した冬花のように純粋な愛と信頼も。

 光の蛍へ燃やす純真な愛情と揺るぎなき正義も。


 やがて、全てを――。


 そして、記憶の氷に閉ざしていた"狂おしさ"が蛍の心を侵蝕していく未来も――。



***次回へ続く***


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