第8話 現場で迷子にならないために

 現地KYも終わり、それぞれの仕事にはいります。

さて、今ここは何処?となる事もあると思います。

図面と今、自分がいる位置が頭の中で一致するようにしなければなりません。

まず図面ですが、必ずといっていいほど、紙の上が〝北〟になっています。

右が東、左が西、下が南です。

建物に通り芯というものがふられています。

仮にX軸が南北、Y軸が東西にふられているとします。

すると、西からX1、X2とふられ、

南から、Y1、Y2とふられます。

で碁盤のような線が引かれるのです。

で、自分がいま、X3のY1にいるというように、

頭の中で図面に自分のいる位置をマークがつけられるようにしたいです。

これは、他の人と話す時でも、東側とか、北西の角とか、話している話が、チグハグにならないように

東西南北と通り芯で話した方が良いです

仮に事務所で図面を書いていて職人さんから

「階段の側の何々が〜」と電話がかかってきても、

正しく話を進めるために、「通りでいうとXいくつのYいくつですか?」と位置を共有する必要があります。

事務所の位置がどこにあるのかは、当然ですが、

地下に入ると方角がわからなくなることもあります。

その時現場で柱に通り芯がかいてあれば、

図面が頭の中で描ければ、

迷子にならずに済むという事です。

現場に入ってまず、北がどちらかを把握したいですね

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