第9話 お昼の手配

 朝、一段落と落ち着く前に、やらなければならないのが、お昼の手配です。

お昼は、何を食べようが自由ですが、休憩時間は1時間。

外に食べにいくこともできますが、時間がかかり、

休憩時間が減ることになります。

お弁当を持参する、コンビニで朝買ってくる、仕出し弁当をたのむ、などだと思います。

私も、以前は妻が早起きして、お弁当を作ってくれていたのですが、現場が遠いと3時起きになってしまうことや、材料代、高熱費などを考えると仕出し弁当が得策とお弁当を頼んでいます。

この〝弁当当番〟は厄介で、大きな現場になる程、大変です。

お弁当は大抵朝9時頃までに、注文しなけれざならず、朝忙しいので忘れてしまう事もあるのです。

気の利いたお弁当屋さんだと〝今日はいらないんですか?〟と電話がかかってくることもあります。

職人さんの分まで、手配をまかされると、まあ大変。

一食300円から500円で食べられて、お財布にも優しいのですが、当番になり、職人さんの分を頼み忘れたら、さあ大変、職人さんは、お昼には、腹ペコで弁当を楽しみにしているので、キレられるでしょう。

弁当がなく、買いにいかなければならないと、昼寝の時間が減るからです。

現場にいる人の半数は〝昼寝〟をします。

以前、昼寝もせずに、喋りつずける所長もいましたが、迷惑でしたね。

弁当に話をもどしますが、お金は、日払い、月払いと様々です。

で、この月払いの集金までまかされると、一仕事です。

かりに、1人7000円としても、30人いたら、結構な金額です。

頼んだ、頼んでないのトラブルもあるので、

表などにして、トラブルないよう管理した方が良いかと。

そんな月10万以上のお金を、ギャンブルか携帯の課金に使い込んだ人もいました。

いずれにしても、他者の〝食〟と〝お金〟なんで

弁当当番は大変という事です。

休憩のお昼くらい、楽しみに食べたいものですね

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る