第7話 作業の始まり、現地KY

 朝礼も終わり、それぞれ、各社施工場所に移動し、〝現地KY〟というものを行います。

話は前日になりますが、この時、職人さんに読んでもらいサインを貰う〝KY用紙〟を前日に作成しておく必要があります。

これには、施工者の代表者の名前、その日の作業内容、作業に帯びる危険事項、その危険度の点数評価

品質における、欠陥注意ポイント、必要資格など

記入しておきます。

これは、施工者にかいてもらうのが、本筋ですが、

担当者が作成する場合もあります。

本来なら、施工指示書を管理者が作成し、施工者がKY(危険予知)をするのが正しいながれです。

その指示書に準じて、その日の作業内容を発表してもらいます。

その現地KYの司会をするのも、担当者の役目です。

発表された内容に沿って、その日起こる事故の可能性を

あらかじめ予想し、注意ポイントを伝えます。

そして、司会は、朝礼で周知された危険箇所の再確認や材料などの搬入予定、書類の提出の依頼などを

伝えます。

それに各担当者から、追加のコメントをもらい、

最後に、〝長〟所長などから、最終的な指示、

注意ポイントを講和してもらいます。

そして、その日にあった〝内容〟のコールをします。

例えば、鉄筋上での作業などがある場合は、

つまずき転倒する恐れがあるので

司会〝足元確認ヨイカ!〟

全員〝足元確認ヨシ!

司会〝本日も安全作業で頑張ろう!〟

全員〝オウ!〟

と締めて、それぞれ作業場所に移動します。

ここで、戒めなければならないのが、KY終わったら

タバコを吸いに行くなどです。

タバコなどは、朝礼前に済ませ、KYを締めたら

作業にはいるのが本筋だと思います。

約8時20分には、KYが終了し、職人さんは、

10時の休憩まで作業する事となります。

担当者になって、半年もしたら、司会ができるようになりたいですね。

恥ずかしいですよ最初は、

でも、毎日の事ですから、慣れますよ。

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