あとがきと、作品紹介

あとがき:結局どう言う事なんだよ!?

「この作品、盗作ですよ。」を読了頂き、誠にありがとうございます!


著者のちゃっぴーと申します。


現在絶賛エタり中のアンチミステリー「寒戸関村の惨劇に対する仮説と検証」の第2部「2005年編」の舞台の1つが「インターネット空間での」となっているのと、

第3部「積み木編」では複数の辻褄つじつまが合う仮説を真実へ昇華しょうかさせる作業である事から、その実証実験的な試作品として今作品の執筆をしてみました。


「寒戸関村の惨劇に対する仮説と検証」がほとんど誰からも見向きもされてない現状から、「この作品、盗作ですよ。」も読んでくれる人が1人でもいれば良いなあ・・・と思ってました。


投稿してみてビックリ!正直ここまで沢山の方々にこの作品を見ていただけるとは思ってもみませんでした。


前作「無敵の人」では第2章終盤からのどんでん返しに意外性を持たせるため、あえて序盤中盤の展開をテンプレ通りに進めたためか、第1章の途中の時点で「あ、この先の展開読めたわ・・・」と読者様に思われてしまった様な気もします・・・。(この自己分析合っているのかな???)


もしくはやはり長編作品となると、最後まで読むための心理的なハードルが高くなってしまうと言うのもあると思います。


かく言う私も、どんなに面白そうな作品でも読了時間が2時間以上だと中々最後まで読む決断ができません。


特に最近はスキマ時間にサクッと気軽に見れる1話完結型の短編集か、ブログ・エッセイを好んで読んでいる様な気もします。(限られた文字数で面白い短編書ける人尊敬します!)


うーん。その理屈で言えば自分の作品の大本命「寒戸関村の惨劇に対する仮説と検証」は、どんぶり勘定でも「無敵の人」の100倍(読了目安時間500時間?)くらいの長さを予定している超超超々大巨編なので、読みだすためのハードル高すぎるかもしれませんね。

(というか完成前に寿命で、私も読者様も老衰死してしまうかも)


そこで今回は読了目安時間1時間以内とあらかじめ設定してみました!

(あとがきは除きますw)


話を短くまとめるためには、思い浮かんだアイデアの半分くらいを切り捨てる必要があり、なかなか辛い作業になってしまった様に思います。

ある意味もったいないお化けとの闘いでもありましたw


さてさて、今作は「結局何が本当の真実なの?」と思った方も多いのではないでしょうか?


実は私自身、「何が本当の真実」なのか「」。


小説と言う世界の創造者。


大げさに言えばその世界の神様とも言える存在が、真実を決めていない。

その場合何が本当の真実になるのでしょう?


私の個人的見解を述べさせていただければ、辻褄つじつまさえ合えば、どんな仮説でも真実になり得るし、もしかしたらその逆で、そもそも真実など存在しないのかもしれません。


さらに言ってしまえば、作者が真実をあらかじめ決めていたとしても、それは流動的な真実になる可能性もあります。


一度作者が決めた真実も、執筆中にもっと面白い真実を思いついたら「作品内での」が起こり得るのは小説投稿サイトの作者様たちなら、身に覚えがあるのではないでしょうか?


実は私も・・・今作は最後まで書き終わってからの投稿した作品ですが、投稿中(第9話)の時点で第7の仮説を思いついちゃったんですよ!


第7の仮説は、「3です!

この3名には「京都」と言うネーミングの一致がありますし、そもそも「真実3の場合」では山城さんが東京都庁さんの参考にした元ネタを100件もかき集めています。


いくら山城さんが優秀でもその様な離れ業が出来るのでしょうか?


この謎に対して、例えばこんな筋書きはどうでしょうか?


①東京都庁はカクプラ初期の活動では「山城」と言うユーザーネームだった。

②しかし、全く自作品が評価されないので一旦はカクプラを卒業。しかし、もう一度挑戦しようとして、願掛けの意味もあり、「東京都庁」に名前を変更。なお、山城名義の作品は非公開にしていただけで残していた。

③東京都庁になってからは、カクプラの作品を参考(盗作にならない範囲でのネタの流用含む)するようになり、ヒット作を連発。

④しかし、東京都庁は自身の盗作もどきの作品に対して罪悪感を抱いていた。

⑤そんな時、山城名義で発表していた過去作品に似ている、木刈カナの作品を見つける。そしてその作品は山城時代の時より評判が高かった。(山城名義では本来得意とするミステリーでは無く、実は書きたかったラブコメ物を書いていた。山城名義の作品は読者の好みに合わせるのでは無く、本当に自分が書きたい物を書いていた)

⑦東京都庁はほんの些細な出来心と嫉妬心で、「京都」と名乗り木刈カナを告発。しかしその後強烈な自己嫌悪に陥る。

⑧そこで、しばらく使って無かった「山城」を利用して木刈カナのブログを観察していた。

⑨第10話で東京都庁は葛藤しながらも、木刈カナを見捨ててしまった。

⑩しかし、東京都庁はこの行為も後悔。山城と東京都庁が対決すると言う自作自演で、盗作行為をカミングアウト。(真実3の展開)


一応筋は通るかなと思ったのですが、確認してみると時すでに遅し。

その時点で第9話まで投稿が完了してしまっているではありませんか!


 「彼はリアル世界でのペンネームでは無く、「東京都庁」と言うユーザー名でカクプラに作品を投稿してみた。」(第8話)。


おおう・・・(落胆)。

これじゃあ東京都庁時代の前の、山城時代が無いじゃないですか!


 「彼はリアル世界でのペンネームでは無く、ユーザー名でカクプラに作品を投稿してみた。」

と濁して書いておけば良かった・・・。


それに、9話では東京都庁は京都の事を他人事の様に考察しているんですよね。

ここももう少し早く気づけば修正出来たのに・・・。

あ、でもこれは「真実1.『京都』は『東京都庁』」とも矛盾するのか・・・。

うーん。これは「ミステリー的に神奈川の盗作騒動を検証してみる」と断った上での考察だから、客観的に、自分の事は棚に上げて「ミステリー的な第三者視点」で考察していると解釈すればギリギリOK・・・?(かなり苦しい言い訳)


あ!そもそも、第3人称で東京都庁さんの事を「彼」とか書いちゃってるんだ!


山城さんは自分の脳内妄想では20歳前後のカワイイ女の子なんだぞ!ココだけは譲れない(謎の固執)。


ん?

でも東京都庁さんはリアル世界では有名なミステリー作家だったんだよな?


あ、じゃあ山城さんは中学生くらいからミステリー作家としてデビューした事にすれば良いかな?


それに「彼」と言う表記も・・・今はLGBTの多様性が叫ばれている時代だし、別に女の子に「彼」と言っても問題ないよね?(無茶振り)


とまあ、こんな具合で著者と言う名の、作品世界での神様の気まぐれによって「真実の書き換え」は、いともたやすく、えげつなく起こってしまうんですよ。

結局没アイデアになりましたがw。


(著者の思い描く「山城さん」像とかなりブレてしまう部分もあるので。やっぱり山城さんは謎のままの方が魅力的かと・・・w)


えーと、何の話でしたっけ?

ああ、この作品の真相でしたね。


結論から申し上げますと、真実候補としてしぼった3つの真実の中から選んで頂いても良いですし、この3つ以外に読者様が考えた辻褄が合うオリジナルの仮説があれば、それを真実にしてしまって構わないと思います!


ついでに調子に乗って「自作品ダイレクトマーケティング」も投稿いたします。

興味がありましたら、ぜひぜひ♪

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