ユメカナッ!猫の手を借りた結果

黒羽冥

第1話猫の手を借りた結果

僕は、みらい!親友のらいとと一緒に異世界転移してきたんだけど…この世界にきてバトルもするようになったんだけど練習のつもりで水の猫を出してみた!

「えええい!いでよ!水猫!!」

僕の手から水が吹き出す!すると手から出た水は徐々に猫の形を作っていく。そして人間サイズの水の猫が目の前に現れた!

「おおおっ!出せた!やったね!」

僕は出したはいいけど、どうしようか悩む…。水猫はキョトンとした顔で僕を見ている。悩んでいるとらいとがバタバタと部屋に入ってきたんだ。

「みら!困ったことが起きた!手伝ってくれ!…ん!!??」

らいとは叫んでいうと水猫を見て驚く。

「うおおおおぉ!!水猫じゃねえかみら!?」

「うん!そうだよ!練習していたんだ!」

僕は答えるとらいとはぼーっとして眺めていたけどふと我に返る。

「そうだ!みら!水猫を使ってちょっと手伝ってくれないか?」

らいとは僕の手を引き連れていく!らいとに引っ張られながらついて行くとその後ろを水猫はノシノシ着いてくる。そして玄関から外に出ると目の前には異様な光景が!?

僕が辺りを見渡すと無数のおぞましい何かの大群が飛び交う。よく見ると魚に羽根が生えていた。

「みら!?今こそ猫の出番だ!」

「なるほど!そういう事か!?」

僕は水猫にお願いする!水猫は水を吹き上げ魚群を食らっていく!

「おおおっ!すげー!」

あっという間に魚群はいなくなっていった。

「らいと!これって…?」

「わからねえ…こんな不思議な体験は初めてだった。」

僕は、ほっとしてると水猫はさらにその姿を大きくしていた!

「これは…栄養とると大きくなるんだ。」

「みら!これはまさに猫の手を借りれたな!サンキュー!」

「何か違うよらいとーーー!」

らいとはたまにこんなボケなのか天然なのか分からなくなる僕だった。

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