いきなり高生命体!
5人パーティーは魔法陣で5階にきた。当然僕がトーチを唱えて周囲を明るくし、戦闘に備えるため先頭に立った。
すると何やらデカい物体が近づいて来た。
僕は叫んだ
「近くへデカい物体2体発見!」
「デーモン系だな…ちくしょういきなりかよ!」
こんな時こそ手順は変わらなった。ピピンが炎系の火の玉をぶつけ、もがいてるところを忍者アリンがデーモンの首を狙う。
「切れ!切れ!引きちぎれ‼」
寸での所で下に落とされダメージを受ける。僕はすぐ忍者にヒールをかけた。
もう一体の方がパンチしてくる。盗賊は地面に突き刺さったパンチを避け、俊敏に毒矢を放つ。ピピンがもう一体の方へ火の玉を当ててよろめく。
忍者アリンは首を跳ねる事をあきらめなかった。もう一度敵の肩に乗り、首を切りにかかる。僕が杖を揺らすと、先の光もわずかに揺れた。
侍は正面から愛刀・村正で正面から攻撃をしてHPを削っていく。アリンはついに一体の首を切るが、体力がもっていないようだったので僕がまた忍者にヒールをかける。
1体になったらこっちの物だ。全員総出でデーモンを痛めつけ、デーモンはズウンと倒れた。パーティーの何人かがレベルアップした。
盗賊は肩を掻きながら言った。
「まるで10階じゃねえか」
でも上手い連携がとれていた。いいぞいける。何人かがスキルを振ると、
「行きましょうか」
とアリンの号令で再びダンジョンの奥へとパーティーは入っていった。
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