2階めからすでにヤバい腐臭が…
「明らかにボスって感じゃないか!」
戦士ミッドレーは興奮した。ピピンが大き目の四角を作る
「ゴーレムだな。強さは5階の雑魚並みだけど…」
「やっちまおうぜ!」
「ドロップアイテムは魅力じゃな」
「ヒーラーはLV3だけど、とにかく戦士と忍者にヒールしまくってくれ」
ピピンは盗賊アリンよりもダンジョンでの司令塔ではなさそうだった。
ゴーレムはとうとう姿を現した!思っている以上に大きい。後ろの方で僕はトーチを灯した。
四角で固まっているを想像したが、人の形をしてるのは確認した。しかいデカいブツなのでゴクリと喉をならした。
戦士がまずタンク役として突進していった。忍者はその隙に後ろに素早く回った。
受けるダメージは結構あるが、その分動きは遅かった。戦士は器用に立ち振る舞っている。
と、忍者が後ろから首を切ろうと果敢にも首を跳ねようとしていた。が、半分にも満たない掘りで終わった。
僕は慌てて呪文書をとり2人にヒーリングの魔法をかけた。寝る前に毎日欠かさず呪文詠唱ブックをよんできたからだ。
「はぁ…やれそうか?」
「拙者にもわからん」
その瞬間、氷魔法がゴーレムを襲った。予想想定外だったことに、あせりを感じているのがわかる」
そこで女盗賊アリンが毒針をゴーレムに与え、まだやれると思ったのか、首切りにこだわっていた。
ゴロン。首が完全に取れるとゴーレムは息絶え、宝箱をのこして砂のように消え去った。
「すごそうじゃんかー‼」
「盗賊にかかっているぞ、おい」
盗賊のアリンは2つの針金でまず様子を伺っていたが、しばらくして更に小さい針金をゆっくり差し込む
かちゃり。
見事トラップ解除に成功した。中を見る。
「おお金貨が入ってるぜ!剣も入ってる!これは俺用だよな。ビショップがいればすぐ鑑定できるんだがな…」
そう言うと戦士は僕をチラリと見た」
ビショップ…ヒーラーの上位職業かな?まだまだかかりそうなんですけど」
「 金貨袋も取れたし、今日は帰るよ!」
盗賊アリンに反論するものはいなかった。
「やっとうまい飯が食えるよ…」
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