2回目のダンジョン探索
パーティーは再び同じダンジョンの前に来ていた。皆で打ち合わせという名の雑談に興じていると、違うパーティーがダンジョンに入ってゆく。
こちらには
「あれは
マッパーピピンが確信を込めて喋りだす。
「パーティー狩り…⁉」
「そう、PTを倒して金銀財宝を奪うんだなこれが」
「大金をゲットするために、地下の奥にいて、ダメージを食らっているPTを殺る、と」
戦士ミッドレーはパーにした左手に右手のグーでパンチしてみせた。
「だから2階も気を抜かずいこうぜ!」
「おーッ」
僕ことエットは先頭に立ち、杖をトーチ代わりにゆっくり進んでいく。正直僕は突然来るかもしれない敵におびえていた。
そうこうしてる内に敵影が現れる。ト―チの明かりでPTはすぐ敵を見抜いた。
「コヨーテだな」
「そうね、何匹いるのかしら」
忍者は敵に飛び込み、あっさり7匹たおしてしまう。
「すごい!」
「2階だからなだけだぞ!」
そう言いながらさらに奥の方へ向かってコヨーテを退治してゆく忍者。
「レアボス来ないかなー」
盗賊アリンはボソッと囁く…。
「レアボスってなんですか?」
僕は素直に語り掛ける
「各階で時々現れるボスの事よ。2階でも結構倒すのきついからなー」
(出ないで欲しいです、そんな敵)
僕は心の中で叫び、リフレインしてゆく。
ズゥゥゥン…ズウゥウウゥン…
その時だ…何かが凄い足音を立てて迫ってくる音が迫ってきた。
「こっこれはっ……‼」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます