第5話 セルフィーさんにお願いする

 

 Dランクだと普通は魔物を討伐したりする依頼は受けられない。


 だけど私の目的はランクでは無くて私の基礎レベルだった。


 多分今の私のレベルは1なので魔法の使用回数にも制限がある。


 でも私は聖女で魔力は多分多い方なので今までの生活で使う分には問題なかった。


 でもこれからは、セルフィーさんみたいに助けられる人を助けられなかったり、倒す必要がある魔物や悪い人から自分を守るためには私が強くならなくてはならない。


 なので、セルフィーさんを連れてここ魔物の住む森までやって来た。


 セルフィーさんがこの間やられたのは、悪い人の罠にかかったからで、普段のセルフィーさんはAランク冒険者なので強いはず。


 ということで、セルフィーさんとパーティ登録して経験値を分けてもらうよ?


 セルフィーさんは、魔物が出現すると魔法でサクサク倒していった。すごいとしか言いようがない。魔法使いと言っていただけあって、炎系の魔法や風の魔法、水の魔法も使っていた。


 すると私の頭の中にアラームが何度も鳴った。

 ピコーン!ピコーン!ピコーン!ピコーン!ピコーン!

 レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。

 

 すっごい!一気にレベルが5も上がり、今のレベルは6になった。


 一応私は石を投げて魔物に攻撃をしている風になっている。その方が効率がいいとセルフィーさんからアドバイスをもらっていたから。


 セルフィーさんが大きな魔物を倒したみたい。


 ピコーン!ピコーン!ピコーン!ピコーン!ピコーン!ピコーン!ピコーン!ピコーン!ピコーン!ピコーン!


 レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。


 レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。


 めっちゃレベルが上がったみたい。レベル10は上がったかな?多分、私の今のレベルは16くらい。


 それからレベルの上がりは悪くなり、レベル20になったころからなかなか上がらなくなった。 



 このあたりが私がパーティとして、サブで受け取れる経験値の限界なのかな?


 私に、何か攻撃手段があればいいのだけれど……。


 聖女の使える魔法は、回復魔法、修復魔法、浄化魔法、状態異常回復魔法、そして新たに取得した蘇生魔法と、回復に特化した構成となっていたので攻撃手段が無い。


 それに性女の力は、攻撃向きでは無いし。


 なので私はセルフィーさんにダメ元で魔法を教えてもらう事にした。


「魔法を覚えたい?ですか」


「そう、私にも攻撃手段が欲しいの」


 セルフィーさんは快く応じてくれた。

 私はお礼にセルフィーさんにキスしてみた。


「ありがとうセルフィーさん♡」


「あ……はい……マリィ様の為でしたら……はぁ♡」


 ゲームで主人公のマリィが、聖女以外の他の魔法を使ったりしているのを見ていないので、習得出来るか心配だったけど、セルフィーさんの話では個人差はあれど、私には十分な魔力があるので、時間さえかければ覚えることが出来ると言われた。


 と言うことで、その日から私は、魔法の習得に時間をかけるようになった。



◇◇



 新たな魔法の勉強と習得を初めてから一年が過ぎた。私は八歳になった。


 レベルも上がり、自分で魔物を倒せるようになったのでレベル50を既に超えている。


 セルフィーさんも私の配下から一歩前進して、私の先生で恋人になった。


 もちろんサリィお姉ちゃんと、アンナお姉さんとも結婚生活を続けている。


 魔法の習得の方も順調で、火魔法、水魔法、土魔法、風魔法の基本4属性は既に中級クラスまで覚える事ができた。


 セルフィーさんの教え方がいいのか、エルフで長寿だからか、私は聖女の殻から飛び出して魔法使い……いや賢者を目指すまでになっていた。


 私の目標は、女の子だけのハーレムを作ること。


 その為に私は強くなる。


 弱いままの聖女では、領主や国に使い潰され、私には何人もの王子に結婚を迫られるという地獄が待っているから。





読者様へ


ここまでお読みいただきありがとうございます。


これは、百合ハーレムを目指す女の子の物語です。


続きが気になると感じて下さいましたら、

☆☆☆♡にて評価コメント、応援よろしくお願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る