5マス目 名を聞く資格
レベルという知識を身につけた翌日。
俺はもう病院を後にしていた。
別に怪我や病気も無く、ただの疲労困憊。
あまり長くお世話になる理由も無い。
「さて、入院費でいくらか持ってかれたな。
そろそろ金を稼がないとマズイか……」
治療費が三万弱。
俺の財布の中には諭吉が二枚。
ここから部屋を借りて、食料を買い、服を買う。
「足りねぇ……」
誰もいない道端で、俺の腹の虫が虚しそうに音を鳴らした。
横を通り過ぎる野花を持った子供が、こちらを振り返ってクスリと笑う。
「はぁ、金が無いのに腹は減るもんなぁ」
どんな状況でも、空腹は襲ってくる。
近くに店があればいいのだけれど、コンビニみたいな都合のいい店は見当たらない。
現代社会の便利っぷりが身に染みる。
「どうするかなぁ」
俺は軽く背筋を伸ばしてため息交じりに空を仰ぐ。
その時近くから優しそうな声が。
「お兄さん疲れてんのかい?
何か食べていく?」
声のした方向に顔を向けると、そこには小さな店構えをしたパン屋があった。
看板は文字の塗装が薄れ、端の方が錆びている。
何というか、第一印象は下町の小さなお店。
客入りは見た目通りな様子で、暇そうにしているおばちゃんがこちらに手を振っている。
「なんか買ってかない?
今日はお客さんがなかなか来なくてねぇ」
そう言っておばちゃんが指差す店内から焼き立ての良い匂いがする。
せっかくだから何か買っていこうか。
「うーん、おすすめはある?」
おばちゃんは「そうねぇ」と言いながら商品を見回す。
「今日のおすすめはこれね」
そう言って指差すのは、肉や野菜を挟んだ色とりどりのサンドイッチ。
「味とか焼き加減なんかはもっと良いのがあるんだけどね。
でも今日はいい天気でしょう?
こういうのをあそこで食べると、最高に美味しいと思うのよ」
おばちゃんの指を目で追って、わずかに視線が上を向く。
その先に一つの建物が映った。
「時計塔? あそこって登れるんですか?」
「ええ良い景色よ、行ってみたら?」
まるで街のシンボルとも言わんばかりの巨大な建物。
その圧倒的な存在感は、つい目を惹かれてしまう。
「そうですね、やることもないし」
俺は街のことを何も知らない。
高いところから全体を見渡すのも良いだろう。
早速財布を開き、ハムチーズと分厚い肉系、野菜系を二つ購入すると、おばちゃんにお礼を言ってからのんびりと歩いていった。
時計塔には誰でも入れるようだ。
てっきり入場料でも取られると覚悟していたが、どうやら無料で開放されているらしい。
入ってすぐの階段を上り、小窓から覗く景色に胸が高鳴る。
「異世界の景色か。
なんだろ、子供の頃遊園地に来たような……そんな気分だ」
足取りがだんだんと軽くなる。
周りに誰もいないせいで、人の目を気にせずについ二段飛ばしで階段を駆け上がってしまう。
上から指す光が少しずつ強くなり、俺は最後の一段に足をかけた。
「よっと、…………おぉ」
時計台の中腹に広々とした展望台が姿を見せた。
見たところ一般開放されているのはここまで。
もちろんガラスなどないので、見張り台に近い作りになっている。
そこから見える街の景色は、紛れもない絶景だった。
「…………すごいな」
眼前に広がる美しい街並み。
国は大きな外壁で囲まれているが、ここから外の様子がうかがえる。
北には森が覆い茂り、南に僅かに光るのは海だろうか?
そして近くにそびえる立派な建物。
形状から見てあれは城だと思う。
「ん、案内板?」
展望台の一角に立っていた大きな看板。
そこには街全体の大まかな地図が載っていた。
「結構大きな街なんだな。
ここに書いてあるのだと、さっきのはやっぱり城か」
パロット城という名前らしい。
今気づいたが、看板の上の方に”パロット王国”と書かれている。
そういえばこの国の名前すら知らなかった。
「施設の位置に随分と偏りがあるんだな」
案内板によると、
城などの重要建造物が密集している、中央区。
学校などの教育機関が揃う、北区。
治安が悪く、貧困層が住み着く、東区。
複数のギルドが点在している、南区。
農業施設が点在している、西区。
それぞれ細かく記載されていた。
「そうなると、南に行ってギルドで仕事を探すか。
仕事場なら日雇いのバイトくらいは探せるだろ」
思いもよらず今後の計画が決まった。
その事に安堵して、軽く反り返るくらいに背筋を伸ばす。
俺は青空と景色を堪能するために、特に見晴らしのいい場所のベンチに座り、ゆっくりとサンドイッチを摘まむのだった。
「ちょっとのんびりしすぎたな……」
あのあと街の地図を大まかに記憶したりと、無理に覚えようとしているうちに日が傾いていた。
この街で野宿はさすがに避けたい。
そんなわけで、俺はさっさと時計塔を後に安い宿を探して夕焼け空の街並みを歩いている。
連なる店の影には、まだちらほら人の姿。
その人影に紛れるように、見覚えのあるワンピースが見えた。
「おー……あっと。
そういえばあの子の名前、聞きそびれてたな」
どう声をかけようか悩んでいたが、
運よく向こうも気づいたようで、可愛らしく小さな手のひらをこちらに振ってくる。
「助けてくれたおじさん!」
元気に微笑む小さな少女。
そう、つい先日俺が命がけで助けた女の子だ。
「よう、また会ったな」
「良かった。
さっき病室に行ったんですけど、おじさんもう退院してて……」
「そうだったのか。
もう来ないと思ってたから言わなかったんだ、悪かったよ」
少女は「いえそんな」と言いながら、首を横に振る。
黒い髪も一緒に揺れて、麻袋のような買い物袋も左右に振れる。
「それにしても病室に来たって、俺に何か用があったの?」
「いえ、お見舞いにリンゴでもと思いまして」
そう言った直後に、少女は手をポンと叩く。
「あ、そうだ!
お急ぎでなければ寄っていきませんか?
家はすぐそこなので、買いたての美味しいリンゴをご馳走しますよ」
アパートのような印象を受ける建物が、少女の指差す先にあった。
見たところ国の援助であそこに仮住まいしているのだろう。
さすがに元の家でまた暮らすのは難しいだろうし、こんな心境の子供には大人が必要なのかもしれない。
「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうか」
「はい!」
上がり込んだ少女の家は、片付いてるというよりは、……何もなかった。
「すみません、今テーブルを出しますね」
「ああ、お構いなく」
少女は箱から取り出した小さなテーブルを床に置くと、冷蔵庫から冷えたリンゴを取り出した。
冷蔵庫の上では水晶が淡い光を帯びている。
きっとあれも魔法の道具なのだろう。
「痛っ!」
「どうした!?」
「あ……、ごめんなさい、包丁で指をちょっと……」
指を押さえる少女の指先から、赤い雫がポタリと落ちる。
「あらら。
ちょっと待ってろ、確か鞄に絆創膏が……」
「……ばんそうこう?」
何それみたいな顔で見られても、答えに困ってしまう。
まあ適当なことを言っておけばいいか。
「えーっと、薬草を塗りこんだテープだ。
傷が早く治るよ」
とっさについた嘘だが、少女は感心したように絆創膏をまじまじと見つめる。
「そうなんですか、初めて見ました」
俺は少女の指先に、優しく絆創膏を巻いた。
「これでよし」
「すみません、ありがとうございます」
「どういたしまして」
静寂の中、少女の剥くリンゴの音だけが響く。
少し苦戦しているようだが、そこは温かく見守る。
「どうぞ」
「ありがとう」
出されたのは俺の分と少女の皿が一つずつ。
苦戦していたのは皮だけだったようで、
出されたリンゴは綺麗に切り分けられていた。
食べてみると蜜が多く、かなり甘いリンゴだった。
「うん、美味い」
「それはよかったです」
俺は出されたリンゴをかじりながら、
少し疑問に思ったことを、軽い気持ちで聞いてみた。
「……そういえば、妹さんは?
まだ入院しているのか?」
一瞬の間が空き、部屋に大きな音が鳴る。
少女がフォークを落としたのだ。
長い髪の隙間から見えた少女の顔は、通行人に助けを求めていた時の絶望に満ちた表情だった。
この状況で事態を飲み込めないほど鈍くはないつもりだ。
もしかして、妹さんは…………。
「そういえば、言ってなかったですよね、妹は……」
「言わなくてい――」
「死んだんです!!!!」
そう言いながら顔を上げた少女の表情は、悲痛と怒りが混じったような悲しい顔。
とても子供がするような顔ではなかった。
「……で………くれな……た…」
「今、……なんて?」
「っ! 何でもないです! ごめんなさい!」
少女は走って家を飛び出してしまった。
……本当は聞こえていた。
あの子がなんて言ったのか。
「なんで助けてくれなかったの……か、そりゃそうだ」
俺は浮かれていた。
自分を勝者だと勘違いしていた。
おとぎ話のヒーローかなんかと勘違いしていたんだ。
「何が大手柄だ、何が大金星だ。
俺は何にもしてねぇじゃねぇかよ!!」
俺は皿が跳ねる勢いで、フォークをテーブルに突き刺した。
結局あの事件は何も解決していない。
それなのにいい気になっていた自分に、心底腹が立った。
「俺の行為、……あれは、ただの自己満足でしかない。
あんなもん、ヒーロー気取りの偽善者だ!」
あの子は、母が死んで、父が死んで、妹が死んで、家はメチャクチャ。
犯行グループ三人のうち二人は逃亡して、未だ行方知れず。
なんだこれ? これがハッピーエンド? これで解決?
馬鹿じゃないのか!?
「名前を聞いてなかった、……じゃねえよ」
俺は立ち上がり、鞄の持ち手を潰れるほど強く握りしめる。
「俺にあの子の名前を聞く資格なんか、あるわけねぇだろうが!!」
俺はなりふり構わず走り出した。
ここで嘆いていてもどうしようもない。
あの子を探しに行こう。
偽善者の俺にできることは、もうそれくらいしか残っていないから。
「はぁっ、はぁっ、どこいったんだ!?」
街は人で溢れ返っている。
大通りなどは場所によって封鎖までされていた。
俺は人をかき分けながら、必死になって探す。
「何で今日に限って、こんなに人が多いんだよ!!」
広場、川辺、書店、雑貨店、病院、知っている限り全ての場所を探し尽くした。
それでも俺は走る。
走り続けたが、結局少女は見つからなかった。
しかしまだ一か所だけ、探してない場所がある。
「……もしかしてあそこか?」
俺は一番行くのを躊躇っていた場所へ向かった。
もう日はほとんど沈み、紫がかった空模様に僅かな光を残している。
そんな時間に俺は立っていた。
「まさかとは思うけど……」
俺が見つめるその場所は、強盗が入った少女の家。
いまだに血の匂いが充満する室内に、俺は足を踏み入れた。
「死体は片づけてあるけど、血はそのままだな。
随分雑に片づけてるもんだ……」
べったりとこびり付いた血液は、完全に人の形を残している。
部屋の隅には片づけそこなった肉片が見えた。
とても子供が入れる空間とは思えない。
そんな場所に、擦れるような泣き声が聞こえている。
足元に気を付けて、俺は声の方向へと視線を落とす。
「……やっと見つけた」
日も傾き、薄暗くなった室内に少女はいた。
部屋の隅でうずくまっている小さな背中に、俺はなんと声をかけていいのかわからない。
まるで存在が消えてしまいそうな、とても儚い姿。
少女は俺がすぐ後ろに立っているのに気づかないほど、夢中で泣いている。
俺は肩を掴もうと、そっと手を伸ばした。
「もう大丈――」
手が触れる瞬間、少女は素早い動きで振り返る。
一瞬で膝を伸ばして飛び上がるような動作で体を捻じると、右手に構えたナイフを回転の勢いだけで、俺の肩に深々と刃を突き刺した。
「うぐああああぁぁぁぁ!!! ……ぐうっ、ぅぅ!」
右肩が焼けるように熱い。
血が噴き出すように、次々と溢れて足元を赤く染める。
「え!? お、おじさん、何で!?
何でここにいるの! えっえっえっ?」
いったい何が起きているのか理解できない俺だったが、少女も同じように混乱していた。
「あっぅぅ……、かっ肩が……」
「ご、ごめんなさい私……、ああ、どうしよう!?」
痛みが逆に頭を冷静にさせる。
察するにこの子はきっと、犯人がこの場に戻ってくると信じ、自らを囮にして罠を張っていたんだ。
家族の仇を取るために。
俺はそんな事にも気づけず無用心に近づいた。
これは俺の落ち度だ。
「大丈夫、これくらいの……、傷なら、
知り合いの……、回復魔法で…すぐに治る」
「で、でも……、でも!!」
俺の嘘は効果を示さない。
人を刺してしまった事実に虚ろになった眼は、心が今にも砕けそうな様子を見て取れる。
あまりに危険な精神状態。
どうにか落ち着かせる言葉を考え頭を巡らせていると……。
体が震えた。
一言で表すのなら、埋もれるような殺気。
死ぬ瞬間に感じるものと似た感覚が、全身を包み込むように襲ってくる。
駄目だ! ここにいたら駄目だ!
全身の身の毛が逆立ち、汗が止まらない。
でもこの子を放って逃げるわけにはいかなかった。
俺がとる行動は決まっている。
「隠れて! 早く!!」
「ひっ、え? え?」
「急いで!」
「は、はい!」
少女は水場の下にある、収納棚の中で身をかがめた。
しっかりと姿が隠れた直後、俺の背後からじっとりとした靴音が耳に入る。
呼吸荒く振り向いた瞳には、世界で一番出会いたくなかった人物が映っていた。
「犯人は現場に戻ってくるって、よく言うけどな。
……今来ることはないだろう?」
「あらぁ、私はまた会いましょうって言ったじゃない。
忘れちゃったぁ?」
そこに現れたのは、つい昨日あったばかりの女性、ネスト。
鼠色のローブに身を包み顔も隠れているが、その声は忘れもしない。
衛兵100人で取り囲んでも勝てない相手に背後を取られた。
さらにこっちは大怪我を負っていて、貧血と痛みでまともに動けない。
もう前回のハッタリやつまらない小細工ではどうしようもなかった。
「忘れないさ、むし…ろ……、嫌なくらい覚えて……、ぐぅぅっ……」
「あらあら、どうしたのぉ?
かなり深い傷ねぇ。
あまり動かないほうがいいわよぉ、痛むでしょう?」
ネストの手がこちらに伸びて来る。
咄嗟に立ち上がろうと足に力を入れるが、痛みが酷くてうまく立ち上がれない。
そうやって無様にもたついている間に、ネストの指が肩に刺さる刃物に触れた。
「いっっっっ、………っがぁぁぁあああああああぁぁ!!!!!」
ネストは俺の肩から、刃物を一気に引き抜く。
あまりの激痛に意識がふっ飛び掛けた。
「……すごいわねぇ。 これ相当な業物よぉ。
あなたいったいどんな人に襲われたの?」
血が止まらない。
素人目で見ても血が出すぎている。
もう視界が歪んで、奴の顔もぼやけて良く見えない。
「痛い? 耐えられなかったら言ってねぇ」
「痛いから……、楽にして…あげるってか? ……笑えないよアンタ」
「すごいわねぇ。
この状況でそんな目をできる。
うふふっ、なかなかいないわよぉ、あなたみたいな男」
色々喋っているが、なかなか攻撃はしてこない。
この女は俺にまだ策があると思い、警戒しているのかもしれない。
しかしそんなものは何処にも無い。
強いて言うなら、死ぬことが策だ。
だから俺は、この女に言いたいことをぶちまける。
「……俺は救えた気に…なっていた。
成功した気で、……いたんだ。
でも……、そんなことは…なかった。
むしろ大……失敗だ」
「何を言ってるのか、全然わからないわぁ」
ネストの手元にあの曲剣が見えた。
そろそろ終わりの時間だ。
「わからなくて…いいさ。
今どんなに知恵を……、振り絞っても、……助かる道が見えない。
だからもう……、覚悟は…決まってる……」
「随分と潔いのねぇ。
じゃあそろそろこの世とお別れだけど、準備はいい?」
いいわけないだろ。
そう言いかけた口を、強く噛み締める。
最後の最後だ、弱さを見せるな。
死ぬからこそ、強気で行け!!
「ああやれよ! 俺はアンタを忘れない!
もう一度だ。
……もう一度アンタを、今度は誰ひとり死なせずに乗り越えてやる!!」
「あなた矛盾してるわよぉ。
助からないのに次を語らないでちょうだい」
「ああ絶対に助からない。
でも絶対にもう一度お前に挑んでやる。
その矛盾が俺の力なん……、ゲホッ、エホッ、っっはぁ!」
もはや喋るのも辛い。
視界に映るネストがもう人の形に見えない。
「もういいわ、負け犬の遠吠えを聞く趣味はないのよぉ、さようなら」
俺が死を覚悟した瞬間、水場の下の戸が開いた。
「おじさん!!」
俺の危機にじっとしていられなかったのか、隠れていた少女は物陰から飛び出し力の限り叫ぶ。
いきなり現れたもう一人の獲物に気を取られたのか、ネストの手元が狂う。
しかし湾曲した刃は、首を狩る代わりに俺の左腕を切り落とす。
「っがぁぁぁ…………」
左腕から、噴き出すような出血。
通常ならもう意識が無くなっても不思議ではなかった。
「なぁ~んだぁ、あの子を逃がそうとしてただけだったのぉ?
お姉さん何か作戦があると思って、勘違いしちゃったぁ」
全身の感覚が消えていく。
もうこれ以上の出血は耐えられそうもない。
でも……、どうしても言いたいことがあった。
死ぬ前に、戻る前に、資格が無いと知りながらも、言わずにいられなかった。
「なぁ、……君の名前は?」
「え? わ……私はユ…」
「はぁーい、さよならぁ」
『ふりだしに戻る』
まぶたの裏に浮かぶ白い文字に、悔しさを覚えながらも立ち上がる。
ひと呼吸おきネクタイを締めなおすと、一人の男は走り出した。
名も知らぬ少女のために。
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