カラオケ

おかしい。

大好きなピザとパスタを食べれて嬉しはずなのに、いつもより食べられない。

ポップコーンとお茶のせいか。それとも他の何かか。


深く考える暇も無く、4人は次の目的地に向かった。





「誰かカード持ってる?」


「はーい!私持ってる!」


麻美が財布から会員カードを取り、店員に渡す。


「何時間にする?」


みんなで少し考え、2時間歌うことにした。

それぞれコップにドリンクを注ぎ部屋に向かう。




「10号室、10号室…あ、ここだ!」


「トイレ近いね。ラッキー。」


「でもドリンクバー遠いじゃーん。」


「あーほんとだー。仕方ないね。」


「そういえばダイチとはカラオケ初めてだね。ね、真海。」


「確かに!ハツカラじゃん。楽しみー。」


「ちょっとー注目しないでよ。変に緊張するからさ。」


「そんな事言われたら益々気になるよ。何歌うんだろーなー。」




最初は、流行ってる盛り上がる曲を入れて皆で歌った。次に、少し前に流行ったデュエット曲が流れてきた。


「はい、次は真海とダイチだよ。頑張ってー!」


麻美が勝手に入れたみたい。勢いでダイチと交互に歌う。皆ノリノリだ。


「マミ歌うまいね。俺リクエストしていい?」


「えー何?」




それぞれ好きな歌を歌ったり、リクエストし合ったり、あっという間に2時間がたった。


「もう時間だね。もう少し歌いたかったなぁ。」


「ねー。まだまだ歌えるよー。声枯れてないもん!」


「また皆でカラオケ来ようね。レパートリー増やしておく!」




会計を済ませ、麻美と篤人、真海と大地がそれぞれ帰路につく。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る