思い出は肴になるへの応援コメント
ごきげんよう、ほろ苦い、破れた恋の物語、ありがとうございます。
やさしいひと、とても残酷な言葉ですよね。
優しい、その奥に潜む熱い想い、渦巻く欲望、身勝手な情熱、そんな様々な想いを全て覆い隠して、胸の中ではそれらが大暴れして押さえ込んでいるだけでも苦痛だと言うのに、見える表面だけをさらりと掠めて「やさしい」で終わらせてしまう、明日へ届くことのない、刹那だけの言葉が、どれだけ傷つけているのか。
けれどそれは、言った人の責任ではなく、ましてや悪意ですらなくて、傷つき疼く心は、滲み出る血をやっぱり「やさしい」の裏側へ送り込み続けるのでしょう。
君が幸せならそれでいい、その言葉こそが痛みを和らげる呪文で、だけどその実態は痛みを誤魔化す麻薬であり、傷はいつまでも癒えることなく、ますます心は絶望へと加速していく、破滅への呪文でもあるというのに。
叶うのであれば、どうぞ寺田さん。
貴方自身が、幸せでありますように。
その幸せこそが、貴方の心の傷を癒すのだから。
そして、貴方が幸せなことが、私の幸せだと言ってくれる方が、きっといつか現れるだろうから。
寺田さん、そして彼女と高田先輩、三人がそれぞれの幸せをみつける日が、訪れますように。
作者からの返信
ごきげんよう、ちょっとダウナー系ですけど書いてみました。読んでいただき嬉しいです。
優しいって便利な言葉で、おっしゃる通り表面をさらっと撫でただけでも出せる言葉なんで便利なんですよね。その分いろいろなものを隠せる言葉でもあって、発する側も受け取る側も、「やさしい」の影に何かしら隠していたりするものですよね。
君が幸せならそれでいい、という言葉でしか誤魔化せない感情もあるのでしょう。おっしゃる通り麻薬ですが吸っている間は仮初でも幸せだし、彼にはこれしかないのだと思います。心の傷をアルコールで消毒している。
まだ十九歳の設定なのでこれからいくらでも幸せになれます。もちろん彼次第ですがね。この後死んじゃうかもしれないし。でももしかしたらものすごくいい子と結ばれるかもしれないし。人生何が起こるのか分かりませんね。
800字ですが丁寧に読んでいただき嬉しいです。今後もこういうシリーズを出していきますのでお暇があれば遊びに来てください。
思い出は肴になるへの応援コメント
ぴったり800字なのか!すごい!!
唐突に記憶?というか自分以外のセリフが差し込まれますが、誰が何を言ってるのかちゃんとわかるのがすごい🙄
好きな人から好きな人の相談を受けるのは辛いわなぁ…がんばれ(;´Д`)
作者からの返信
たまたまだけどピッタリ800字。言われてみると確かにリスキーなことしてたな。今度は気をつけよう。
好きな人に好きな人の相談されるの辛いよなぁ。こんな感じで800字はダウナーにしたい。予定だけど。