第8話 俺っちの自慢話

 やあ、みんな! 俺っちだぞ。


 今回からまた学校生活の話に戻るからよろしく頼むぜ。


 頭が良くて、スポーツ万能。なおかつ明るい性格だった俺っちは、なぜか学級委員は一回もしたことなかったんだよな。


 えっ、なぜ選ばれなかったのかって?


 みんなが言うには、俺っちに学級委員をさせたら、クラスがバラバラになっちゃうからだってさ。


 今考えてみたら、ほんと失礼な話だよな。ぎゃははっ!


 まあ、それはさておき、俺っちの小学校時代に流行った遊びといえば、ドッジボールが真っ先に挙げられるな。


 俺っちは肩も強かったから、俺っちの投げるボールにビビッて、みんな逃げまくってたんだよな。ぎゃははっ!


 ある日、俺っちの投げたボールを取ろうとした奴が突き指しちゃってさ。


 俺っちが投げるボールが速すぎるということで、それ以来、俺っちはずっと左で投げさせられてんだよな。


 最初はフォームもぎこちなくて、思うようにコントロールできなかったんだけど、慣れてくると、その辺の奴らより速いボールを投げられるようになってたんだ。


 まあ、今でいう二刀流ってやつさ。ぎゃははっ!


 あと、野球もよくやってたな。


 俺っちは、しょっちゅう学校の外まで飛ばしてボールをなくしてたから、いつからか左打席でしか打てなくなったんだよな。


 それでもホームランを連発したもんだから、しまいには片手で打つようになったんだけど、それでも他のやつらより飛ばしてたんだぜ。ぎゃははっ!


 小5の時、俺っちは、体力テストの項目の中のソフトボール投げで、当時の県記録を出したんだ。


 その記録はなんと70メートル。


 これは、普通の大人並の記録だったんだぜ。ぎゃははっ!


 ちなみに50メートル走のタイムは、7秒ジャスト。


 これは惜しくも県記録には及ばなかったんだけど、市の中では一番だったんだ。ぎゃははっ!


 ということで、今日はこのくらいにするぜ。


 じゃあ、みんな。あばよ!


 

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