第7話 俺っちのバラエティ変遷

 やあ、みんな! 俺っちだぞ。


 今回は俺っちが小学生時代に観たバラエティ番組について語っていくぜ。


 俺っちが一番夢中になって観ていたのは、なんといっても『8時だヨ!全員集合』。


 土曜の8時になると、いつもテレビに釘付けになって観てたんだよな。


 この番組は、オープニングでゲストを含めた全出演者が舞台に上がり、リズムに合わせて軽く踊りながら歌を歌っていた。


 それが終わると、ドリフメンバーによるメインコントが始まり、コントによっては時々ゲストも参加していた。


 次に、全出演者による合唱のコーナーがあり、ここではゲストやドリフメンバーが音楽に合わせて早口言葉なんかをしていた。


 次にドリフメンバーによるミニコントを披露し、最後はオープニングと同じように、全出演者が歌を歌って終わっていた。


 私が最初観ていた頃のメンバーは、リーダーのいかりや長介、高木ブー、仲本工事、加藤茶、荒井注の5人だったのだが、途中から荒井注から志村けんに変わった。


 それまでは加藤茶がメンバーの中で一番人気があり、俺っちも一番好きだったんだけど、志村けんが加入してからは、人気ナンバーワンの座を彼に奪われたんだよな。


 聞くところによると、加入前に志村けんは、加藤茶の付き人をしてたそうだ。


 付き人に人気ナンバーワンの座を奪われた加藤茶は、内心面白くなかったと思うけど、全員集合が終わった後、二人だけでコント番組をやってたから、仲自体は悪くなかったんだろうな。ぎゃははっ!


 あと、俺っちは欽ちゃんの番組も好きだったんだよな。


 当時欽ちゃんは、視聴率100%男なんて呼ばれてたんだけど、これは彼の冠番組の視聴率の合計が100%を超えていたことから、そう呼ばれてたんだ。


 欽ドン、欽どこ、週刊欽曜日等があったが、俺っちが一番好きだったのは欽ドン。


 この番組は、視聴者から寄せられたハガキをもとに番組を進めていくという、当時のテレビとしては画期的なシステムだった。


 この番組の良い子悪い子普通の子のコーナーに登場した3人は、その後イモ欽トリオというユニットを組み、『ハイスクールララバイ』というシングル曲を発表するのだが、これが大ヒットし、一躍時の人になったんだよな。


 さてと、今日はこのくらいにするかな。次回はまた通常の学校生活の話に戻るから、楽しみにしててくれ。


 じゃあ、みんな。あばよ!


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