第2話 俺っちの幼稚園時代

 やあ、みんな! 俺っちだぞ。


 2回目の今日からは、俺っちの幼い頃から振り返っていこうと思うから、みんなよろしく頼むぜ。


 ということで、記憶が残っている幼稚園時代のことから話すぜ。


 俺っちは当時からやんちゃだったからさ。


 幼稚園では悪友のたかしと組んで、いつもスカートめくりをしてたんだ。


 しかも、園児でなく先生のをな。ぎゃははっ!


 いつもそんなことばかりしてたもんだから、罰としてよく立たされてたんだ。


 えっ、どこが立ってたかって?


 おいおい。いくらなんでも、幼稚園児がアソコを立たせてたら、やば過ぎるだろ。


 ぎゃははっ!


 お遊戯の時間も、俺たちは無視して、ひたすらナンパに励んでたな。


 もちろん、園児じゃなくて先生をだぜ。ぎゃははっ!


 ほんと今考えても、俺たちはませガキだったんだよな。


 給食の時間も、俺たちは目立ちたい一心で、おかわりをしまくってたんだ。


 そしたら、たかしの奴が食べ過ぎでおなか壊しちゃってさ。


 救急車で病院に運ばれた時は、さすがの俺っちもビビッちゃったよ。ぎゃははっ!


 でも、そんなことがありながらも、その後も俺たちの熾烈なおかわり合戦は続いたんだけどな。ぎゃははっ!


 幼稚園時代で一番印象に残ってるのは、なんといっても卒園式で園児代表として答辞を読んだことだな。


 どんな文言だったかは憶えてないけど、なんか自分流にアレンジしたのは憶えてるんだよな。


 それで園内は爆笑の渦に巻き込まれてたから、よっぽど面白いことを言ったんだろうな。ぎゃははっ!


 その後、お笑い芸人になることを本気で目指すことになる俺っちは、この頃から既に、その片鱗が表れてたんだろうな。


 最後に、実は俺っちは、この頃にもうファーストキスを済ませてるんだ。


 えっ、相手は誰かって?


 それはもちろん先生と言いたいところだけど、実はそうじゃないんだよな。


 それはなんと、同じ幼稚園に通っていた美奈子ちゃん。


 俺っちが冗談で「チュウしていい?」って訊いたら、彼女はなんとOKしたんだよな。ぎゃははっ!


 えっ、どんなキスしたかって?


 それはもちろん軽いやつさ。


 いくらなんでも、幼稚園児でディープキスなんかしてたら、やば過ぎるだろ。


 もし、そんなところを相手の父親にでも見られたら、多分俺っちは半殺しにされてたぜ。ぎゃははっ!


 ということで、これで幼稚園時代の話は終わって、次回からは小学校時代に突入するぜ。


 じゃあ、みんな。あばよ!


 

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