第39話 実感
「……よし、これで送信っと」
時は月刊スポーツ男子発売の三日前に遡る。
午後9時半に差し掛かった頃、宿題を終えた俺はベッドへ腰を預けながらスマホの画面と睨めっこしていた。本体の充電の減りが早く、買い替え時かと思案しながら指を動かす。
とある人物へと連絡をとっているのだ。
その人とは結構前に連絡を取り合う約束を交わしていたんだけど、大会やらなんやらと重なり、タイミングがこんなにも遅くなってしまった。
忘れていたわけではないのだ。
その人は、
恵玲奈さんとは、以前俺が母さんとデートの待ち合わせをしている時にナンパされて知り合った。
見た目は美人なブロンドお姉さんといった様相なのだが、その派手な外見とは裏腹にその心は気遣いに溢れていた。この世界の女の子が全員魅力に満ちているのは間違いない。ただ、恵玲奈さんは、その中でも自制心を持ち他者を慮る配慮が伝わるという点で良い意味で特異だった。
だから、仲良くしたいと考えた。それだけのことだ。それだけのことが、すごく重要なんだと思う。
「おっ」
天井を無心で眺めていると、スマホからの通知音が無音の室内に響いた。恵玲奈さんからの返信かもしれない。
気持ちが逸るのを自覚しつつ、慎重にスマホの画面をつける。
女性と連絡を取り合うというのは何回経験してみてもいいものだ。加えて恵令奈さんは年上、何かとても緊張してしまう。いくつ歳上なのかは分からないんだけどね。
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仁:お久しぶりです恵令奈さん。連絡遅くなってすみません。唐突なんですけど今度の日曜日どっか遊びに行きません?
恵令奈:久しぶり。男の子からのお誘い嬉しいなあ。もちろん行くけど、連絡遅くないかな?忘れてたとか言わないよね?
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「……」
……いや、忘れて、ませんよ?
本当に忙しかったのだ。うん。
今も昔も同年代の女子としか交流がなく、家族以外で大人の女性と言葉を交わすのは殆ど経験がない。
それが、事ここに至って痛手となりえる。
なんというか、先方には余裕があるのだ。大人ゆえの落ち着きとでもいうのだろうか。なんだか子供としてあしらわれて手玉に取られてしまう気がする。
男が少なすぎるこの世界でもそんな真似ができそうな恵玲奈さんに戦慄してしまう。
美人なお姉さんに手のひらで転がされるというのも素敵な体験ではあるんだけど、ハーレムを目指す身としてはほいほい振り回されているようではいけないだろう。
ここは年齢なんて関係なく、男としての器を見せつけるべきだ。日曜日のデートは、それを目標にしよう。
とにかくお誘いのOKは貰った。日曜日まで時間はあるけどさっそく今から服装を決めるとしよう。
* * *
時が過ぎるのはあっという間というもので、気付けば日曜日になっていた。昨日土曜日は月刊スポーツ男子の発売日だった。明日月曜日は祝日なので、ののちゃんのお家にお邪魔する予定である。
折角の三連休だけど、女の子のためにフル活用させてもらうぜ。
「よし、おっけー」
姿見で今日のファッションをチェック。
前世ではファッションになんて興味は微塵もなかったけど、転生してからは意欲的に学ぶようにしている。モテるたる概念を体現するには服装は外せない要素なのだ。
今日は年上のお姉さんとのデートということで、ワンサイズ上のフード付きカーディガンにチノパンという中性的なスタイルで攻めてみる。萌え袖をする男なんて気持ち悪いと前世では敬遠していたが、いざやってみるとこれが中々しっくりくる。前世の萌え袖男子今までごめんね。
「いってきま〜す」
今日は家族全員休暇であり、リビングでゴロゴロと寝転がっている姉の
「……はーい」
事前に今日出掛ける予定を伝えていた母さんはとても不満げに唇を尖らせる。反応がいちいち彼女みたいだ。
「えっ!お兄ちゃん出掛けるの!」
対して伝えていなかった心愛は、飛び起きて読んでいた雑誌を握りしめながら悲しそうに叫ぶ。
姉さんも何か言いたげな目でこちらを見ている。咎めるわけではないが、全面的に納得もしていない雰囲気だ。
う。
そんな反応を返されてしまうと、行きづらくなってしまう。家族を蔑ろにするつもりはないんだけど。
「う、うん、ごめんね?遊びに行ってくるよ」
しかしそれでも男には行かねばならぬ時があるのだ。許せ美少女たち、埋め合わせは必ず。
女性との約束を当日に破るほど俺は腐ってないぜ。
「遊びに……女の子と?」
我が妹が今にも溢れんばかりの涙を目に貯めて、体を震わせながら不安げに問うてくる。
心愛の問いに、心なしか空間に緊張が走った。母さんと姉さんも俺の動向に注目しているようだ。
「……」
これは、非常にまずい展開だ。
当然ながら、俺はハーレムを目指すなどという妄言を家族に言ってはいない。頭とち狂ってると認定されてしまうからである。
これがハーレムを目指す者の宿命なのだろうか。茨の道すぎる。しかし俺は皆を平等に愛したい。最低男の譲れないわがままである。
「……まあそうだね」
ダラダラと冷や汗をかく俺の内面とは正反対に顔は和かに保ちながらそう答える。
こういう時は、変に誤魔化したり詭弁を弄したりして切り抜けようとしない方がいい。
あと、現実的な話をすると、俺は未成年だ。親の許可無く恵玲奈さんとデートした場合、恵玲奈さんが罪に問われてしまう可能性がある。こっちの法律は詳しくは知らないけど、多分前世とそう変わらないはずだ。
「「「……」」」
愛すべき家族たちの時が止まる。
状況は全くもって異なるが、恋人に浮気がバレた瞬間のような心持ちだ。彼女たちが再起動するまでの時間が、処刑執行までのカウントダウンのように思える。
こわすぎる。
「……本当に仁は、女の子が好きだね?」
「お兄ちゃんってビッチ?ビッチなの?」
「そんなジンちゃんも可愛い……」
3人が立ち上がり、俺の側へ寄る。
えげつない迫力だ。しかし、この圧力は、俺が大切に想われているという事実の裏返し。
「女の子が好きなのは否定しないよ?でもそれは、俺が姉さんと心愛、母さんを好きなことを否定するものじゃないよ。だから、安心してね」
近寄ってきた3人を纏めてハグしてあげる。これは家族への親愛を証明する行為だ。俺に関わる女の子は、全員誰一人として哀しませたくない。それは家族も例に漏れない。
だから、みんなに全力だ。この子達の笑顔を守るためならなんだってする。
「「「ぶぼ……!?」」」
3人とも、その辺のゆるキャラみたいな声を出しながら硬直した。確かにハグをしたのは初めてだったけど、同じ屋根の下に住む家族なんだからそろそろ慣れたらどうだろうか、とも思う。
まあ、いつも新鮮なリアクションをお届けしてくれるので嬉しいし有難いんだけどね。
「じゃあいってくるね、みんな」
『むっちゃ良い匂いした……』と放心している3人を置いて、俺はついに家を出た。
さて、いよいよ恵玲奈さんとのデートの時間だ。歳上の大人な女性は未知の世界だけど、対戦よろしくお願いします。
* * *
「……ちょっと暑かったかな」
梅雨も半ばを超えて、間も無く夏の季節だ。晴れ渡る空に浮かぶ雲の隙間から差し込む陽光が街を照らす。雨の日だと比較的涼しく過ごせるんだけど、晴れるとどうしても夏という文字が頭を過るくらい気温が上昇する。
夏休みに入ったらみんなと海やプールにも行きたいものだ。可愛い女の子達の水着姿が待ち遠しくてたまらん。むふふ。
そんな気色の悪い妄想を広げながら恵玲奈さんとの待ち合わせ場所へと向かう俺。
しかし、先程から非常に気になることがあるのだ。
その原因は俺より後ろ10メートルほど。確信しているわけでもないし嫌悪感があるとかいうでもないのだけど、恐らく2人程の女の子に尾行されている。視界の端に他校の制服を着た女子高2人組が時々映り込むのだ。
偶々道が同じという偶然で済ませられれば良いのだけど、俺が背後の2人に視線を向けようとすると、その瞬間道影に意図的に隠れているようなのだ。だから多分つけられている可能性が高いと思う。
「うーん」
困った。
別に尾行されていること、それ自体は問題ない。
可愛い女の子に後をつけられて嫌な男っているの?いや、いない。
ここで問題視されうるのが、あの女の子達に害意が存在した場合だ。
ただの興味本位での突発的な行動ならば仕方ない。しかし、もし俺を害する意思を持ち尚且つそれを実行しようとするならば、それ相応の対応をしなければいけないだろう。
まあ、可愛い女の子になら害されたとしてもそれはそれで……。
っていうのは嘘です。ごめんなさい。
「こほん」
咳払いを1つ。とりあえず自らの思考展開の仕切り直すを促す。まずは目下の悩みを解決するとしよう。恵玲奈さんとのデートがあるので時間はかけられない。
さて、あの2人はどちらだろうか。持つのは善意か。悪意か。確かめる必要がある。
そうと決まれば行動は迅速に、だ。
そう結論付けた俺は、待ち合わせ場所への道筋とは違う曲がり角を曲がった。
そして素早く壁に背を貼り付け、角で女子高生2人組を待ち受ける。俺は息を潜めそっと耳を澄ませた。なんだかスパイみたいだ。
『タッタッタ』というアスファルトの道路を走る足音が2人分聞こえてくる。この体は聴覚も素晴らしいな。
やはり、来ている。
大方、突然曲がり角に消えた俺を見失うかもしれないと危惧して足早に走ってきているのだろう。尾行されていたのは確定でいいかもしれない。
段々音が大きくなってきた。
俺は壁から背を離し、少し狭い道の真ん中に立った。何故ならこの方が何となくカッコよさそうだからだ。壁に張り付いたままお出迎えなんてカッコ悪いじゃん。
「ここ、曲がったよね!?」
「うん!絶対曲がった!」
直後、僅かに息を切らせた会話と共に姿を現す2人の女子高生。
少し癖のある黒髪ロングの子と、茶髪ショートカットの子だ。制服を観察してみても、どこの高校かは分からない。近所だとは思うんだけど。
2人ともやはりというべきか美形である。
「「あっ……」」
そんな2人は道の真ん中に仁王立つ俺とばっちり視線を交わすと、体を強ばらせた。『やってしまった』と全身で表現しているようである。
尾行対象である俺が、こうして待ち構えているという事、それはつまり尾行が露見していた事を意味する。
その状況に至ってしまっては、人間という生物は、焦慮に脳が焼かれて機能しなくなる。
「こんにちは」
俺は笑顔で挨拶をする。
余裕の態度を見せつければ、現状の主導権は俺にあるのだというアピールと同義になる。先手必勝は、勝負事で最大の効果を発揮する作戦だ。
「「……こ、こんにちは」」
俺と目を合わせて顔を赤らめながら引きつった表情で挨拶を返す2人。何とも複雑な心情である状態なのは察するに余りある。子供相手に少し気の毒になってくるが……。
「さっきから僕の後をつけてたみたいですけど何か御用ですか?」
「「あ……えっと、ご、ごめんなさい!」」
女子高生達は又もや2人声を揃えて勢いよく頭を下げる。君達さっきからずっとハモってるね、仲が良いみたいで羨ましいよ。言葉に詰まるタイミングも同じって凄いと思う。
そんな感心している場合じゃなかった。
「いえいえ、頭を上げてください。別に怒ってるわけじゃないんです、ただ僕に何か用事かなって純粋に思っただけなんです」
俺としても、まだこの2人を判断できていないのに謝罪させるのは忍びない。
別に尾行自体は何とも思ってない……というか寧ろちょっと嬉しいと言いますか。まあそんな感じである。
「あっ……そ、その……」
癖っ毛黒髪ロングの女の子が言い淀む。
何かを言いかけては口をつぐむという行為を繰り返している。
俺はその様子を油断なくじっと見つめているんだけど、この子は俺と目が合いそうになると頬を染めて目線を泳がしてしまうので、もしかしたら男慣れしていないのかもしれない。いやまあこの世界で男慣れしてる女の子の方が希少なんだけど。知り合いだと、まさに今日会う予定の恵令奈さんとか。
「……あの!」
すると、そんな癖っ毛黒髪ロングの子を見かねてか、茶髪ショートカットの子が一歩俺の方に踏み出してきた。
「はい、なんでしょう」
出来るだけ柔らかい反応を返してあげる。
実を言うと、もう既にこの2人に対する不信感は殆ど消えていると断じてもいい。接した感じ、悪さを働けるような性格じゃなさそうだしね。
「えっと……前原仁くんです、よね?」
両手を胸の前で握りしめながら上目遣いでそう問うてくる。期待と不安が入り混じった表情で、それは少し後ろに立つ癖っ毛黒髪ロングの子も同様である。
「はい、そうですよ。どうして僕の事を?」
問い返すと、癖っ毛黒髪ロングの子も一歩前へ踏み出した。
「わた、私達!昨日スポ男を読んで、前原くんに一目惚れしてしまって!それでさっき部活帰りに前原くんっぽい男の子を見かけていてもたってもいられなくなって……やっぱり本物だったんだ……」
彼女は、前半は勢いに任せて叫ぶように、後半は何かを噛みしめるように小さく呟いた。ありったけの勇気を振り絞ったみたいだ。
月刊スポーツ男子……略してスポ男だったか。確かにさっきSNSでエゴサーチをしてかなり話題になっていたことは知っていたけど、こうして実際に経験するとまた改めて実感してしまう。SNSと月刊スポーツ男子という併せ技の影響力を。
「なるほど、そういう事情でしたか。それは待ち伏せなんてしてしまって、すみませんでした」
この子達に恐らく害意はないだろう。そうであるならば、此方も真摯な態度で接しなければいけない。イメージを損なうわけにはいかないのだ。
「あっ!違うんです!尾行なんてしていた私達が悪いんですから!」
「そ、そうです!前原くんは何も悪くないんですから頭を上げてください!」
「……分かりました」
可愛い女の子たちから乞われると、そうそう断れるものではない。本当に美少女に弱いな俺は。変態か。
話を進めよう。
「お二人は先程僕に一目惚れしたと言ってましたが、あの記事で、本当に?」
何かを口にしなければと咄嗟に話してしまったが、これは本人が質問することは無茶苦茶恥ずかしいかもしれない。冷静になってみると、気持ち悪すぎる。
相手も返答するの恥ずかしいだろうし、愚問だったかもしれない。
「……はい。スポ男を開いた瞬間、衝撃を受けました。明日の学校では恐らく前原くんの話題で持ちきりだと思います。現にSNSは大騒ぎでしたから……」
「わ、私も一目惚れです!……生で見たらもっと、カッコいいです。最高です。直視できないです……」
「そ、そうですか……なんだか恥ずかしいですね。そんなに思っていただいて、ありがたいです。ありがとうございます」
こうして面と面を向き合わせてリアルな声を聞かせてもらうと、すごく気恥ずかしい。
あと、どう対応していいのか分からない。女慣れしている陽キャラは、こんな状況でも最適解を導き出せるのだろうか。陰キャラの俺ではお礼を言うという選択肢しか思い付かない。悲しい。
「い、いえ……あの、サインとかって貰えたり、しますか?スポ男の特典のサイン抽選外れてしまいまして……」
茶髪ショートの子が、そう控え目に発言する。予想するに、サインに応じてくれる男はそう多くないのだろう。
「ええ大丈夫ですよ。紙とペンはお持ちですか?」
「……やったッ!はい持ってます!ちょっと待って下さいね!」
嬉しさを隠せずにいるように声色を跳ね上げた彼女は、背負っていたリュックサックを地面に下ろし中から紙とペンを出した。
「えと、じゃあこの子と私の2人分お願いしてもいいですか?」
「勿論構いませんよ」
おずおずと2枚の紙とペンを差し出してくる茶髪ショートの子に快く返答する。
これから先サインを求められる機会も増えてくるのだろうか。ならば、家で少し練習とかした方がいいのかもしれない。
サインを書きながら、漠然とそう思った。
「はい、どうぞ」
「「ありがとうございます!」」
出来上がったサインを手渡す。2人はサインが書かれた紙に皺をつけないように懇切丁寧に持っている。その緩んだ頬を見られただけでも、サインを書いた甲斐があったというもの。
これでひと段落かなと思ったのだが、2人はまだ何か言いたげにソワソワと落ち着きなく肩を揺らす。まだ何かあるのだろうか。
「どうしました?」
向こうからは言いだしづらそうだったので此方から話し掛けてみる。
「あ、あの……写真を……。私と、この子で1人ずつツーショットで撮って欲しいなあなんて……思うんですけど……ダメですかね?」
ああ、写真か。
そりゃ有名人に会ったんだから誰でも撮りたくなるよね。自分で有名人を自称するのもあれなのだけど。
「全然大丈夫ですよ」
「「ッ!!ありがとうございます!」」
手を取り合って喜ぶ2人の女子高生。前世ではJK、JKと呼んで憧れていた存在がお戯れになっている光景は眼福です。
自分が高校生の時はJKのありがたみはまるで理解出来なかったんだけど、大学生になった瞬間強制的に脳が理解させられるんだよね。制服は尊いのだ、と。
俺はその後1人ずつツーショット写真を撮ってあげた。調子に乗って密着しすぎて癖っ毛黒髪ロングの子が鼻血を吹き出すハプニングがあったものの、満足してくれたようでよかった。ファンサービスも大切なお仕事である。ハーレムの道も1歩から。
「ではまた」
「はい!ありがとうございました!」
「あ、ありがとうございました!」
元気よくお礼を告げて去っていく女子高生2人組。尾行されていると気づいた時にはどうなる事かと思ったが、蓋を開けてみれば素直で良い子達だった。ああいう子ばかりだったら俺も楽なんだけどね。
『キャー!!無茶苦茶カッコよかったよぉ……!』
『ヤバかったね……!』
と2人で小声で話しているのは残念ながら俺に聞こえている。この体は異常に聴覚が鋭いからね。また、どこかで会えたらいいな。
さて、俺も恵玲奈さんとのデートに向かいますか。
女子高生に振っていた手を下ろし、気持ちを切り替えて改めて待ち合わせ場所への道筋を進む。
楽しみだ。
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