第4話 新たな力
零時 生後3ヶ月目 9月20日 AM10:00
父の赤城輝は既に仕事へ行っていて家には居なかった。
母の百合はダイニングで洗い物をして、隣りにあるリビングで育児に関する本をソファに座って読んでいた。
子供部屋の扉は開いていて、リビングからは様子が見れるようにしてあった。
その時、声が聞こえてきた。
チュン♪チュン♪
おい!今日の昼飯は東の山の木の実にしようぜ!
チュン♪チュン♪
もう、昼飯の話しかよー?
・・・何やつ?・・・
アー、アー
(上ばかり見ているのは飽きた!)
零時は力を振り絞り身体を起こそうと踏ん張った!
ンー!
(こなくそがー!)
バタン!
零時は寝返りを覚えた!
そして、声のする方を見ると小型魔獣が窓の外で話しているのが見えた。
アー(おい、そこの下等生物!)
チュンチュン(よし、行こうぜ!)
チュン(待て、今、声がしたぞ。)
チュンチュン(誰だ?)
ア~マ~(私だ!魔王コールだ!お前達は誰だ?)
チュンチュン(おい、あの人間の子供じゃないか?)
チュンチュン(あら、赤ちゃんね。私達はスズメよ。)
アー(スズメとゆうのだな。どれ?)
ロックオン!
零時はレッドアイを発動させた。
ステータス開示!
Name スズメ
性別 メス
種族 鳥
スリーサイズ 不明
・・ほぉ、空を飛ぶ事が出来るのか!・・
アー(どうだ、私の配下にならぬか?)
その時、母の百合が部屋に入ってきた!
えー!零~♡寝返りしたのー?ママに見せて~♡はい!
零時は上向きにされた。
そして、スズメは去っていった。
零時は、人間としての能力、視力と聴力が上がり寝返り(ハリケーン)
と魔物(動物)と話せる能力、スピーキーの能力を取り戻した。
アー!(マーマンよ!なぜ、邪魔をする?)
零~♡すごい!すごい!
百合は我が子の成長にとても喜び零時を抱きしめていた。
アー(おい!ミルク生成機がワシの腹を!)
ブーッ
零時はおならをした。
あーん!クチャイよー♡
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