第2話 魔王様、自宅へ

1週間後、退院となり母、百合の母である祖母と共にタクシーに乗り赤城家がある団地についた。


零時♡ほら、お家だよ♡

今日からは、ずっと一緒だね♡


零時は目を真ん丸にし、その団地を見ていた。


・・・お家とな?つまりは我が城とゆう事か?・・・


母の百合が両手で零時を抱きかかえて、5階にある家へと向かった。


あーら、可愛い~♡どっち?


こんにちは。男の子なんです♡


じゃ、お母さん似かな?


偶然にいた近所の人が零時を見つめた。


そして、家に入ると既に用意されていた零時の部屋にあるベビーベッドに寝かされた。


ベッドの上には音楽が鳴りながら回る何かが見えた。


あー(おー、ゴブリンにトロール達ではないか!なぜ、回っておる?)


零時は手を上にあげて話しかけた。


・・・マズい!これはスリープの魔法か?・・・


スーッ、スーッ。


零時は眠ってしまった。


眠っていると、男性の声が聞こえてきた。


おー、帰ってきたか!おい、パパだぞ~!


零時はゆっくり目をあけた!

目の前には顔を近づけて零時を見る男性の顔があった!


ンギャー!(おい!いきなり、なんだ!)


赤城 輝 27歳


職業 会社員兼パパ

HP 1

MP0


もう!起こしちゃダメじゃーん!


零時は百合に抱っこをされた。


あ、オシッコかな?零、オムツ、替えようね?♡


床に寝かされた。


ンギャー!ンギャー!(おい!おい!待て、何をする!我が衣をどこへやるのだ!)


・・・無礼者め!死にたいらしいな?・・


ンギャー!(暗黒の水魔法!ダークスプラッシュ!)


キャー!オシッコ、待って!手にかかっちゃった~!


母の百合は慌ててオムツで零時の下半身を抑えた。


あー、あー(どうだ?ビッチな女、ママとやら、お前の皮膚はただれ落ち、骸となるのだ!)


もう~、最悪~!ウェットティッシュ!


・・・なんだ!その魔法は?・・・


百合は零時の下半身をくまなく拭いた。


あー(ぬぬ、こ、コレは!ち、力が入らぬ。弱体魔法か?)


そして、自宅へ帰宅した1日目は終わった。








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る