習作3 再視聴

 俺にとって、外の景色はスクリーン越しに見ているみたいなものだった。頭の中に作り出した、狭くて暗い映写室——そのスクリーンに映る風景を見ながら生きる。要するに、一歩引いた視点だった。

 だからかいつも、現実感が薄かった。そこにあるものすべてが、まるで自分のものでないみたいな気分。デスクトップパソコンを操作する指先も、そこに表示される数字の意味も何もかも。

 そしてある日、映っていた風景は不自然に途切れた。


「過労による気絶だね」

 病院で目覚めた直後に、医師にそう告げられた。


「長期の療養休暇をお勧めします」

 退院して初の出勤日に、労務課の人間に呼び出されてそう言われた。


「ワーカーホリックのお前が、本当に休めるのかよ」

 帰り際に同僚が、にこにこと面白そうに笑っていた。


 そうして気がつけば、二か月前後の休暇を消化する羽目になっていた。普段の業務は当然として、資格勉強を始めとしたデスクワークは軒並み医者に禁止にされた。趣味でも見つけてゆっくりと過ごせ、そういう指示が出されていた。

 だが生憎、そんなもののアテは無かった。仕事が趣味兼恋人のようなものだった俺にとって、それ抜きで過ごす休日はひどくのろのろと過ぎて行く。さてどうしたものかと考えながら、日用品の買い出しや部屋の掃除で時間をつぶしていると、テレビ台の下に埃を被ったビデオデッキがあるのを見つけた。

 こんなものいつ買っただろうか? はっきりと思い出せないのに、なぜか使っていた記憶がぼんやりと浮かんでくる。まぁせっかく発掘したことだし……と現金な思考が働いて、翌日には早速映画をレンタルしに出かけていた。


 多分数年ぶりに訪れたであろうレンタルビデオのコーナーは、以前の記憶のものより規模が縮小しているようだった。

 特に見たいものがあるわけでもない俺は、「おススメ!」と鮮やかなポップで銘打たれたコーナーからいくつか映画を拾い上げる。

「あ、あれこの前サブスクで見たやつ!」

 俺の後ろを通り過ぎた若い男女がそう呟いたのが聞こえて、そう言えばそんなサービスもあったなぁと思い出した。

 そうか、そうだよな。今どきテレビのない家も多いわけで、わざわざビデオなんか借りなくても——。

『どうせなら、大きい画面で見たくない?』

 うちのテレビはそんなに大画面じゃないぞ……と反射的に返事をしかけて一瞬固まった。昔した記憶のある会話、けれども誰としたものなのかが、靄が掛かったように思い出せない。

 頭の中で……一歩引いたような見方で見ている俺に直接聞こえたその言葉。それが何なのかが気がかりで悩んでいる間に、吸い込まれるようにして視線があるビデオに向いていた。

 それは確か、数年前に流行った海外のロマンス映画だった。タイトルに見覚えがあるのに、中身を思い出そうとすると脳裏に映し出されるのは砂嵐のような不明瞭なものばかり……。

 『一度にレンタルできるのは、おひとり様十点までです』

 視界の端に映るそんな張り紙と、カートに入れた映画を見比べる。惹かれもしないのに突っ込んだだけのレーシング映画を元の棚に返しながら、代わりにそのロマンス映画を手に取った。思い出せない声と、何か関係がある気がしてならなかった。


 埃を被ったビデオデッキを一通り綺麗にしてから、電源ボタンを押した。排熱音のような低く唸る音が、目の前でかがんでいる俺の耳にはっきりと聞こえる。

『あはは。すごい音だね』

 まぁ安かったからね。と頭の中に響いた声に返事をする。どこかで……いいや、この部屋でした記憶のあるやりとりを思い出しながら、けれど声の主の姿だけがおぼろげだった。

 何か思い出せることをぼんやりと期待して、いくつか借りた映画の中から真っ先にあのロマンスものを取り出した。ディスクを差し込むと、きゅるきゅると中で回転する音が響き始める。そのまま数秒待った後に、ようやく画面が切り替わる。

 漠然とした懐かしさを抱きながら、俺はテレビの前のソファーに腰を下ろして本編を再生し始めた。



「え、君の家ってビデオデッキあるの?」

 リビングに招いて早々、その人物はテレビ下のそれを見つけて大声を出す。

「あんまり使ってないけどね」

 と答えれば、

「へぇ、もったいない」

 という呟きが聞こえた。

「——ねぇ、どうせなら何か借りてこない? 映画鑑賞なんて、なんだかおうちデートの定番みたいで素敵だと思うんだけど」

 相手の口から飛び出した『おうちデート』の破壊力にやられて、思わず咳き込む俺。

「いいけど、今どきネットでも色々見られるよ?」

 と答えれば、「いやいや」ともったいぶった調子で得意げな笑みを浮かべる。

「分かってないなぁ。どうせなら、大きい画面で見たくない?」

 そう返した彼女に、

「うちのテレビはそんなに大画面じゃないぞ……?」

 と俺はぼやく——。



 気がついたときには、エンドロールが目の前で流れていた。内容は多分、月並みで万人受け狙いのありふれたもの。印象に残っているシーンなんて一つもないのに、なぜか涙をこぼしていた。

 どうして。尽きない疑問が俺の中に沸き起こり続ける。一つにまとまらない思考の中で、やっとの思いで選び取る。

 どうして俺は、彼女のことを忘れていたのだろう。

 脳裏に浮かぶ映写室、その俯瞰したような場所で隣にたたずんでいた彼女は、俺に一瞬だけ笑みを向けると姿を消した。



 質素な自宅のテレビに、エンドロールが流れ始めた。

「ふはー。いいね」

 と感想を吐き出しながら、画面から視線を外して俺の方を見る。

「ありふれてる話だったけど、それが良い感じ」

 うきうきとした口ぶりでそう話す彼女。その笑顔につられて、俺も自然と口元が緩む。

「楽しんでくれたみたいなら、何より」

 俺がそう返すと彼女は子供みたいに満点の笑顔をこっちに向ける。

「ほんとに良かったよ。なんでだろ……『君と一緒に過ごしてるからかな?』」

 わざと吹き替えの声優の真似をして、さっき見た映画のセリフを使いまわした彼女は、そのまま映画の中みたいに俺の顎をくいと引き寄せた。

「『うちのお父さんだってもう少しうまく口説くわよ』だったっけ」

 調子に乗って裏声で続きをまねると、彼女は溜まらず吹き出しかける。そのまま顔を逸らすと、ツボに入ったみたいに大声で笑った。

「——そ、確かそんな感じ」

 笑いを鎮めながら、けれども口角が不自然に緩む彼女の顔。俺はその様子を眺めながら、ついその頭を撫でていた。

「もー、どうしたの急に」

 嫌がるというよりかはくすぐったそうににやけるその様子を眺めながら、

「こんな時間が続けばいいのになと思ってさ」

 とらしくもない答えを返す。ふーん、と相槌を打った後に、彼女は嬉しそうに立ち上がった

「そんな君に朗報です。なんと、借りてきた映画はほかにもあるんのです」

「だって一緒に選んだもんね」

 芝居がかった言い回しをする相手に、即座に言葉を返す。

「えへへ、そういうこと」

 にへらと笑う彼女とともに、俺達は次の上映作品を選び始めた。



 エンドロールが流れ終わって、二回目の視聴が幕を閉じる。彼女と初めて一緒に見た映画は、見返すたびにともに過ごした日のことを思い出させていくようだった。

 もはや他の借りてきた映画はどうでも良かった。ただ彼女との日々を見直すためだけに、二時間半を繰り返す。その度に、一歩引いた眼で外界を眺める俺と並んで、彼女も映画を見てくれている気になる。自分がどうして休暇をもらったのかも、どうして彼女のことを忘れていたのかも、もはや気にも留まらなかった。体が持つ限り見返しては、耐えられなくなるたびに機械的に眠り、食べ、排せつをする。

 そんな無茶苦茶な日々を繰り返すのに、一種の喜びすら見出していた。



「うーん、これはいまいちだったかなぁ」

 俺は自分が選んだ映画を見終えた後に、そう呟いて隣を見る。彼女はけれど、どこか嬉しそうな顔をしてこっちを覗いている。

「そうそう、映画って当たりはずれがあるんだよねぇ。分かるよ」

 先輩風を吹かせながら、満足げにそう頷く彼女。

「でもそういうのでもさ、二人で見れば思い出……って感じじゃない?」

 自分でも口にして恥ずかしくなったのか、彼女はそれだけ言うと顔を赤らめ視線を泳がせる。

「じゃあ、とりあえずもう一つ思い出作る?」

 俺がそう言いながら彼女セレクトの一本を持ち出すと、

「いやいやそれは絶対面白いって! たぶん」

 と自信ありげな言葉が返ってくる。


「じゃーん、今週はこんなものを買ってみました」

 俺がそう言いながらお菓子の袋を取り出すと、彼女の表情は一瞬固まった。けれどその正体がわかると、途端に表情が柔らかくなる。

「わ、ポップコーン!」

 ソファーから跳ね起きながら近づいてくる彼女は、俺の手にある袋を受け取る。

「いいねいいね、君もだんだんわかって来たね。……あ」

 何かに気づいたように、彼女の表情が一瞬だけ曇る。

「どうした?」

 と尋ねても

「何でもないよ」

 と取り繕った声が返って来た。

「もしかして、塩味じゃない方が良かった?」

 俺の言葉を聞くや否や、彼女の姿勢が不自然にぎくりと強張った。

「まぁー……。正直に言うとバター醤油が一番好きです」

 白状した彼女の表情が余りにも申し訳なさそうだったから、俺は思わず吹き出しかける。

「そんなこともあろうかと、ちゃあんと色々取り揃えといたよ」

 買い物袋から第二、第三のフレーバーを取り出す。彼女はその様子を眺めながら、

「最高じゃん!」

 と歓喜した。


「おかえりー。お疲れ様」

 ネクタイを緩めながら玄関をくぐると、台所から彼女の声が聞こえた。疲労で乾いた口をパクパクとさせながら、

「いい匂いだね」

 と言葉を絞り出す。

「休日出勤でお疲れだと思ったので、台所を少しお借りしました。カレーは好き?」

 エプロン姿の彼女は、そう言いながら励ますかのように笑顔を向けてくれた。

「うん、好き」

 色んな感情がないまぜになって、漏れ出たみたいに片言の文言が口をつく。

「これは重症だね」

 心配そうな表情を向ける彼女は、コンロの火を止めて俺の隣に——ソファーの上に腰を下ろす。

「大変だよね、休み返上なんて」

 口ではそう文句を言いながらも、不安げに俺の方を見る彼女。はははと乾いた笑いを漏らしながら、

「でもこんだけ働けば、テレビも大画面のに変えられるかもよ?」

 と強がって見せる。

「別に買い替えなくてもいいよ。君がこんなにぼろぼろになるくらいなら」

 彼女のまっすぐな物言いに、俺は思わず言葉を失った。そのまましばしの沈黙の後に、

「なーんて、言ってみたり」

 と誤魔化すようにこぼし席を立った。

「あ、そうだ。先週借りたビデオの返却期限って今日までじゃん」

 わざとらしいセリフとともに、彼女はそう言っていそいそとエプロンを脱ぎ始める。

「今から返してくるけど、ついでに明日見る映画でも借りてくるね——っていうか、明日は君休みだよね?」

 映画をまとめているバッグを片手に持ち上げながら、彼女は俺の方を振り返った。

「あうん、明日はヒマ——。ていうか、今から行くの? 俺もついてくよ」

 さっきまで呆然としていた俺も、はっとしてその場に立ち上がる。けれど俺の方を心配そうに眺めながら、彼女は

「いいから君は休んでて」

 と唇を尖らせた。そのまま行きつけのレンタルショップに向かう彼女を見送って、俺は自宅に寂しく取り残された。



 もう何度目かも分からないエンドロールが流れ終わる。画面が再生メニューに移り変わったところで、頭の中で一緒に視聴していた彼女も霧散する。

 映画の視聴中は喋らないこと。エンドロールまで黙って見ること。いくつかあった、俺と彼女の暗黙のルールだった。

脳裏に現れてくれる彼女に、声をかけることは許されない。でも見終わったときには、何処かへと行ってしまう。俺が彼女と話すことは二度とないということを、消える間際の優し気な笑みを見るたびに思い知らされる気分だった。

もし話しかけたら、彼女は二度と現れない気がした。だからただ視聴する日々を繰り返すだけだった。けれどそれを中断せざる得ないことを思い出した。

もう一度ビデオを再生しようとして、さっき思い出された記憶が何かを呼びかけてくる。呼び声が内心引っ掛かって、リモコンに伸ばした手が止まる。しばらくして、はっとしたようにスマホに手を伸ばしていた。画面に表示されている日付は、ビデオの返却期限がとうに切れていることを物語っていた。


「延滞料金八千円になりまーす」

 冷たい店員の声が響く。俺は深々と頭を下げながら、財布から万札を取り出す。支払いの処理を進めながら、店員は面倒くさそうにレジを打つ。店内は家の中とは打って変わって、人が立てる形を成さない騒音に満ちていた。

「あの、返却したものの中でレンタルを延長したいものがあるんですけど……」

 領収書を差し出しかけた店員に、俺はそう声をかけていた。驚いたように身をこわばらせる店員は、あー、とどっちつかずな声を漏らす。

「ちょっとお待ちを」

 とだけ言い残し、ビデオを手に裏へと引っ込んでいった。しばらくの間があって、さっきの店員より落ち着いた、貫禄すらある男が代わりに現れた。

「ビデオのレンタルの延長に関してなのですが、申し訳ないのですがお受けしかねます……」

 男は粛々と謝りながらも、何処か闘志を秘めた眼差しをこちらに向ける。

「返却期限の違反などがありますと、各種サービスを制限させていただくことになっておりまして」

 男は視線を上げると、断固とした意志を込めて言葉を続けた。

「ですので申し訳ないのですが、お引き取りください」

「はい、わかりました……」

 俺は少しばかり面喰いながら、けれども謝罪をしてすぐさまその場で回れ右をした。多分、迷惑な客か何かと思われたのだろう。と自分の中で結論付けながら店を出る。帰り道にこんなに身軽になっているとは思っていなかったせいで、「彼女」との思い出を求める心が俺を焦らせる。

 あの映画を見なければ、彼女のことを思い出せないのに——。

 地に足のつかない気分で歩きながら、けれども足取りは自宅には向いていない。さまようようにうろうろとしながら、気がつけばビデオショップらしき場所の前に辿り着いていた。

『へぇ、こんなところにビデオショップなんてできたんだ』

 いつかのように、脳内に響いた記憶にない記の声。

 俺は縋りつくような思いで、その店の扉を開いていた。


ビデオデッキが、また悲鳴のような起動音を上げる。ボタンを押して開けた口に、新品のディスクをはめ込んだ。

きゅるきゅると音を立てて回り始めるのは、いつもと同じ。けれど差し込んだそれは、借りてきたものじゃなくて買ったものだった。

有名な作品だったからだろうか、そこまで新しいわけでもないのに商品棚に並んでいたのは幸いだった。どうせ何度も見るつもりなら、買ってしまった方がお得だろうと思えた。

返却期限も気にせずに、見るたびに沸く記憶の渦に浸り続ける日々を妄想して不格好な笑みが浮かぶ。画面に出力された再生メニューを眺めて、嬉々としながらリモコンを操作した。



 気がついた時には、再生が終わっていた。

 流れ終わったエンドロールの後に、表示される「Fin」の筆記体。頭の中に何の記憶も湧いてこない、ただ見飽きた映画の本編が流れただけの二時間半。焦りににじむ手汗を感じながら、もう一度再生のボタンを押す。けれど結果は変わらなかった。

 ぶっ通しで画面を見つめ続けていた瞳が、乾燥でキリキリと痛んだ。休ませようと目を閉じながら、瞼の隙間を伝って涙がこぼれていく。

 外の景色を写さなくなった映写室——俺の頭の中では、ものを言わぬ彼女の影が俺の横に居座り続けていた。

「どうして、何も見せてくれないんだ?」

 なかば独り言のようなその言葉に、答える者はいない。

「君との思い出が救いなのに、どうして? ようやく大切なことを思い出せたのに!」

 暗い部屋に響く慟哭。しばしの間自分の荒い息遣いだけが響く。

「もしかして、買ったものだから?」

 はっとしたように、視線を彼女に向けていた。

「あのレンタルのものじゃなきゃいけなかった? それとも返却期限切れになったから? あるいは——」

 まくしたてるように言いかけて、

「ちがうよ」

 という声がした。視線を上げると、脳裏に浮かぶ彼女の顔が寂しげな表情を浮かべている。そしてその口を動かしている。

「じゃぁ、なんで」

 子供のように言いかけた俺に、彼女は静かに頭を振った。

「何も見せないんじゃないの。ここから先を、君が見たくないだけ」

 その言葉に、俺は何も言えなくなった。

「本当は君、全部知ってるんでしょ。だけど自分でそれに蓋をしてるだけ。映画は、きっかけに過ぎないから」

 だから、と言いかけて、視線がどこか遠くを向く。

「思い出したければそうすればいいと思う。君がそれを望むならね」

 思い出したければ。その言葉の直後、切れかけの蛍光灯が発する明滅のように、何かが映写室に映って消える。

 そうか。そうだった。だから俺は——。

「同じものを何度も楽しむのもいいけどさ。新しいものを見るのも良いんじゃない?」

 彼女は椅子から立ち上がると、そのまま映写室を出て行った。


 目の前の再生メニューを閉じて、ビデオデッキからディスクを取り出した。いささか見飽きたそれをケースに戻してから、ゆっくりと伸びをする。

「たまには新しいものでも見に行くか」

 俺はスマホを取り出して、最新の上映作品を調べ始めた。



* * * * *



「へぇ、こんなところにビデオショップなんてできたんだ」

 ビデオをレンタルした帰り、寄り道しながらのんびりと帰宅する途中に彼女がそう言葉を発した。

「んー? あ、ほんとだ」

 気の抜けた返事を返す俺。店頭に並んでいる注目作品のいくつかは、少し前に見たことのあるものだった。

「何か気になるものでもある?」

 俺がそう尋ねると、彼女は眉間にしわを寄せながらうーんと唸る。

「私さ、ビデオは買うより借りる派なんだよね」

「へぇ。それはまたどうして」

 聞き返すと、彼女はゆっくりと言葉を選ぶように返事をした。

「映画って、世界とおんなじなの。見ても見ても見切れないくらい沢山あって、いつまでも増え続けて。だからおんなじ物を見続けてたら、こう世界がガーっと狭くなる気がするんだ」

 不思議な身振りを交えて、彼女はそう説明する。俺はそれに対して、分かったような分からないような返事をする。それに対して、何かおかしそうにクスリと笑う彼女。

「それに本当に大切な作品は、きっと一度見たら忘れないから」

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習作 羞渋疑阻 @syuzyugiso

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