第2話 空白と書いてブランクと読む。書くのも読むのもブランクだらけ
第1話は、7年ぶりくらいに執筆活動を再開したよ〜という話だった。
そして第2話を書こうとして、ブランクが「空白期」という意味であるとつい先ほど知った。危なかった。てっきり、RPGで言うところの「
小説に限らず、創作というものにブランクは付き物である。
書き続けなければ
そんなわけで、7年ほど
……とっても良い時期にスタートしたなと我ながら思っている。
ちょうど開催している、短編ばかりが集いし「KAC」というイベントを利用して、さまざまな作者様の短編小説を気軽に読みにいけるのだから。
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ブランクという単語を聞けば、たいていの人は書くほうのブランクだと想像するんじゃないだろうか。
もちろん、書き手としても相当にブランクを感じている昨今だ。
しかしそれ以上に、私は最近、読むほうのブランクをもんのすごく感じている。
小説を書くのを止めていた7年間は、小説を読むこともほとんど止めていた。
別に意識して止めていたわけではないが、漫画とかアニメとか、ひとつの物語を嗜む媒体としてわざわざ「文章」を選択しなくなったという話である。
悲しいなあ。小中学生の頃なんて、図書室の常連だったのに。一日一冊は借りて読むのが
作者としても読者としてもブランクがあった。
ついでに初心者でもある、カクヨムユーザーとして。
第1話の時点でお察しの通り、私にとって一番馴染みがある小説投稿サイトは「小説家になろう」だ。これは別に明言してもお叱りは受けないはずだ。事実7年前なんて、ほとんどなろう一強だったはずだから。「カクヨム」というサイトの存在すら無かった頃だ。今回のKACで6周年なんでしょう?
だからこそ小説界隈に出戻ったときには、そして「カクヨム」の存在を知ったときには仰天した。ロイヤルティプログラム? 広告収入?? なんだそのYouTubeみたいなシステム???
……「小説投稿サイト」というものに関しては、私はそういう次元の認識でした、つい最近まで。浦島太郎かお前。
そんな「カクヨム」のシステムにもフォーマットにも慣れていない私が、いろいろ書いたり読んだりしてみた結果。
…………はあ〜〜〜〜〜困った〜〜〜〜〜!!(大声)
自分ではいろいろ文章を書いて発信しておきながら、
おかしいなあ、私はかなりの速読タイプだったはずなのに。流し読みしても大体のストーリーは追える奴だったはずなのに。あれ、もしかして気のせいだった?
これひょっとして、皆さま目線では私が書いている小説も(わけわかんねえな、この話……)とか思いながら読まれているんじゃないかと心配になってくるレベル。大丈夫だよね? 少なくとも『都市開発〜』は大丈夫だよね? 『ハルのメトリア』は怪しいぞ、おい!
特に長編はまずい。
最悪、つい前エピソードまでのあらすじが全然思い出せなかったりする。
……これは「カクヨム」に限らずネット小説全般に言える話だが、一気読みしたいときに全ページまとめて開けないのは本当に勘弁してほしい。いちいち読み返すためにリンク開き直すのが大変すぎる。
100ページある小説だったら、1回リンク開けばまとめて100PV付くような、そういうシステムにしてもらっても全然オッケーだ。作者様にリワードを献上します!
そして「横書き+明朝体」ってのも、最初はかなり違和感があった。いちいち表示設定変えるのも面倒だから、積極的に読みながら慣れていくしかないんだろうなと。
最近はようやっと読むのも、書くときのエディタとしても違和感なく利用できるになりました。
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物書きとしてのブランクもさることながら、なんやかんや私はネット媒体よりも書籍媒体で小説読んでいた奴だったんだなあ……としみじみ。
SNSなど、インターネットは結構多用する方だと自認していたけれど、小説に関してはアナログ気質だったらしい。
共通お題で短編が大量に投下されていく「KAC」というイベントは、そんな書き手としても読み手としてもブランクがある私にとっては、ブランクを埋めるためのリハビリに大変有効でありました。
ついでにサイトのシステムや、ユーザー間のコミュニティ的な文化にも少しずつ理解が芽生えてきた頃合いです。
本当にありがとうございます……サイトもユーザーの皆さまも。
最後に第2話の締めとしてご紹介したいのは、「カクヨム」で長編もちゃんと読めるようにしておきたいと、私が最近主催した企画です。
彼らは、その世界で生きている…。僕・私の「絶対にコレを読んでくれ!」特集
https://kakuyomu.jp/user_events/16816927861707767337
異世界モノをNGにしたため、ごりごりのファンタジーだったり、作者様独自の世界観がもんのすごい力作が揃っております。私個人としても(これこれ! こーいうのが読みたかった!)的な小説がたくさんあります。
ぜひ皆さまも、企画の参加作品を一度ごらんください。私みたいな「元」速読タイプがじっくり読みたくなるような、お気に入りの小説が見つかるかもしれません。
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──おやおや?
冒頭とラストの文体が違うじゃないか。最後だけ敬語になっているじゃないか、この不作法者め。
なるほど確かに、ブランクがあるみたいだなあ。(by もうひとりの"私")
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