第1話 再開
起きたらそこにはあの時の女子高生が正座したいた。
「どうゆうこたどああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
柄にもなく、今までで大きな声を出してしまった。
大声を出したことによって家族が起きることを心配したのだが、朝の五時でみんな寝ていた。
彼女はえ、え、といきなりの大声にものすごく戸惑っていた。
あははと彼女は笑い挨拶をしてきた。
「おはよ」
「おはようございます」
するっと敬語で喋れたことに自分に対してびっくりする。
彼女から見たら素っ頓狂な顔をしているに違いない。
「なんで居るんですか?」
戸惑いを隠しつつ聞いた。
「わかんない」
間抜けなことを言い笑った彼女に不覚にもドキッとした。
「不思議だよね」
またもや、笑顔で言ってきて、自分で乗り突っ込みをしてみた。
それ俺が言いたかったやつ(笑)
「とりあえず、色々と質問してもいいですか?」
「うん、いいよ」
返事貰い、話をした。
内容を要約するとこうだ。
彼女の名前は神田柚子かんだゆずという。
容姿はすごく整っていて、黒髪のミディアムで目がぱっちり二重である。
ものすごく、ものすごく控えめに言ってかわいいすぎる。
どこがとも言わないがでかい。
彼女もなぜここに居るのかは分からなく、いつの間にかここに居たという。
そして、驚いたのが彼女は物を持つことができた。
あれ、幽霊ってもの持つことできたっけと、あっけにとられながらも驚いた。
「とりあえず、起きるには早いんでねますね」
渾身のボケを言ってみると
むすっとした顔で、ひどいと怒られてしまった。
なんだかんだいって、話をし普段起きる時間になった。
今日は学校のある日で柚子さんには部屋から出て行ってもらい、素早く着替えをした。
柚子さんを部屋に入れて、
ご飯だよと母に呼ばれ、ご飯を食べ部屋に戻ると。
柚子さんはパソコンで検索履歴を見ていた。
ちょっとって言って、急いで取り上げた。
見てたのに~と不満げな顔をしてこう言った。
「巨乳好きなんだ」
小悪魔的に微笑んで胸を押し出してきた。
「私同世代と比べるとでかいよね」
柚子さんの発言に咳をした。
「なんてこと言うんですか」
「さっきからチラ見してるのばれてるよ」
ばれていることに顔が赤くなっても。
「人の検索履歴を見るのはよくないですよ
柚子さんは素直に謝ってきた。
「それじゃあ学校なので行ってきます」
検索履歴見ないようにとくぎを刺して。
柚子さんに見送られて、ドアを閉める間際に寂しそうな顔が見えた。
その時は、気にせず学校に向かった自分を呪った。
学校で大変な目になることも知らずに…………
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