第450話 サザンB'zを超えよ!

(場所:ダイラのアトリエ。クワヤマダくんがソファに寝転び、スマホでYouTubeを見ている。)


クワヤマダ

「なあ、ダイラ。最近ネットで見たんだけど、ダイラ物語がマンネリだって噂されてるらしいぞ。」


ダイラ

(筆を止めて、微笑む)

「知ってる。SNSで何回か言われてるの見たよ。でも、マンネリってのは悪いことじゃない。」


クワヤマダ

「えっ、そうなのか?読者が飽きてきたって言ってるのに、気にならないの?」


ダイラ

「気にならないわけじゃないよ。でもさ、マンネリっていうのは、今まで築いてきたスタイルがしっかり認識されてる証拠でもある。つまり、基盤があるってことだ。サザンだってB'zだってマンネリを乗り越えてビッグになった。」


クワヤマダ

「なるほど。でも、それだけじゃ新しい読者を引き込むのは難しいんじゃないか?」


ダイラ

「だから、動き出してるよ。ほら、ダイラ物語の朗読動画、YouTubeにアップしてるだろ?」


クワヤマダ

「そういえば見た!ナレーションはプロっぽい声だったけど、あれ誰に頼んだんだ?」


ダイラ

「友達にAIの声優がいてね。世界観を少しでも広げられたらと思って、協力してもらったんだ。それに音声動画なら、文章を読むのが苦手な人にも届けられる。」


クワヤマダ

「確かに。動画だと映像や音楽も使えるし、ダイラ物語の世界観をもっと立体的に伝えられるよな。」


ダイラ

「そう。それに、新しいメディアに挑戦することで、自分の視点も広がるんだよ。読者が飽きたと感じるなら、まずは自分が楽しまなきゃ。」


クワヤマダ

「ってことは、2025年には新しいダイラ物語が生まれる予感がするな。」


ダイラ

「そう願ってるよ。創造っていうのは波があるものだから、今はマンネリに見えても、その波を超えた先にはもっと刺激的な世界が待ってるはず。」


(クワヤマダくんはスマホを置いて、大きく伸びをする。)


クワヤマダ

「じゃあ、俺も朗読動画の応援コメントでも書くか。『ダイラ物語はマンネリなんかじゃない!これからもっとすごいものになる』ってな。」


ダイラ

(微笑みながら)

「ありがとよ。でも、まあ、プレッシャーはほどほどにね。」


(アトリエには静かな期待感が漂う。ダイラ物語の新しい章が、ゆっくりと形を作り始めているようだった。)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る