第434話 青島くん現場ってどこ?
クワヤマダくん: 「14年ぶりってすごいよな。青島の“事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ”って台詞、ネットじゃよくパロディにされてるけどさ、やっぱカッコいいよな。」
ダイラ: 「確かにな。あれ、シリアスなのに絶妙な笑いの余地があるんだよな。“事件は会議室で起きてるんじゃない、学食のラーメンコーナーで起きてるんだ!”とか具体的な場所を勝手に言いたくなるし。」
クワヤマダくん: 「おいおい、それだとラーメンの奪い合い事件だろ!でも、青島の台詞ってすごく“正義感”が詰まってるから、変えると一気にコミカルにもなるし、逆に深くもできる。」
ダイラ: 「だろ?あの台詞、実は意外と“どこが現場か”って問いを投げかけてる気がするんだ。たとえば現代だと、リモート会議で“現場”ってどこなの?ってなるよな。」
クワヤマダくん: 「じゃあ、こういうのはどうだ。“事件はZoom会議で起きてるんじゃない、Wi-Fi切れで起きてるんだ!”とか。」
二人はしばし笑い合うが、ダイラは表情を真剣に戻し、照明作品を見上げる。
ダイラ: 「でもさ、これってもっと捻れると思うんだ。“現場”って結局、どこで生まれるかって話じゃない?俺が作品作るときも、アトリエじゃなくてアイデアが降りてくる瞬間が“現場”なんだ。」
クワヤマダくん: 「ああ、それ分かる。ラーメンも、食べる場所が大事じゃなくて、最初の一口で“あ、これ美味い”って思う瞬間が現場みたいなもんだよな。」
ダイラ: 「じゃあ、こうだ。“現場は場所で決まるんじゃない、人の心で生まれるんだ。”」
クワヤマダくん: 「おお、それいいな。でもさ、現場ってどこか特別な場所だけの話じゃないと思うんだ。俺らが“現場”だと思った瞬間、それが現場なんじゃないか?」
二人は再び青島の台詞を元に遊びつつ、深掘りしていく。
クワヤマダくん: 「こんなのどうだ。“事件は会議室で起きてるんじゃない、俺の胃袋で起きてるんだ!”…いや、真面目に考えるなら、“未来は計画書で描かれるんじゃない、今の選択で作られるんだ”とかさ。」
ダイラ: 「いいね、それ。“事件”を“未来”に変えるだけでぐっと深くなる。でも、もっと現代的にしてやろう。…“答えはアルゴリズムで見つかるんじゃない、人間の問いで生まれるんだ”とか?」
最後に、二人は窓の外を見上げる。星空が広がる中、ダイラが少しおどけた口調で言う。
ダイラ: 「でも、考えれば考えるほど思うんだけどさ、青島の台詞って、やっぱり“現場”が何かを考えるきっかけをくれるよな。」
クワヤマダくん: 「ああ。きっと青島も本当はこう言いたかったんだろ。“現場が何かを問うこと、それが俺たちの事件だ”って。」
最後に二人で一緒に声を揃えて言う。
ダイラ & クワヤマダくん: 「“事件は会議室で起きてるんじゃない、俺たちの問いの中で起きてるんだ!”」
彼らの笑い声がアトリエに響き渡り、どこか温かい気持ちを残して夜が更けていく。
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