第343話 ドーム(胴)のないクワヤマダくん
ダイラ:「準備はいいか、クワヤマダくん?これが俺の曾祖父が設計したドームなしタイムマシン!今から、伝説のバブル時代に突っ込むぜ!」
クワヤマダくん:「いや、ちょっと待て!なんでドームがないんだよ!それに、バブル期ってそんなに良い時代だったのか…?」
ダイラ:「当たり前だろ!金が雨のように降ってきて、シャンパンタワーなんて普通の昼食さ!一度体験したら戻れないぜ。」
クワヤマダくん:「それ、完全にヤバい時代じゃねえか…」
(ダイラが興奮気味にスイッチを押す)
ダイラ:「タイムトラベル、発動!」
(タイムマシンが暴れ出し、周りの物や人までも巻き込んで異次元空間に飲み込まれる)
クワヤマダくん:「おいおい、なんかおかしいぞ!え…うわっ!俺の胴体が消えた!?って、ええぇぇぇぇーっ!!」
(クワヤマダくんの胴体が突然「スポッ」と消え、頭だけが残る)
クワヤマダくん:「ちょ、マジで何が起きたんだ!?なんで俺、頭だけなんだよ!」
ダイラ:「…これ、ちょっとまずいかもしれないな…。胴体が別次元に飛ばされたっぽい。」
クワヤマダくん:「お前、言い方が軽すぎるだろ!頭だけでバブル時代に突入なんて無理だ!やべえぞ、俺、これからどうやって生きてくんだよ!」
ダイラ:「まあ、落ち着けって。どこに胴体が飛んだのか、今すぐ調べてやるからさ。」
(ダイラがコントロールパネルを操作すると、「イヴ・クラインのスタジオ」と表示が出る)
ダイラ:「…あれ?イヴ・クラインのスタジオ?クワヤマダくんの胴体、アート作品にされる寸前だな。」
クワヤマダくん:「ふざけんな!なんで俺の胴体が芸術作品になりそうなんだよ!しかも、青一色の作品に!」
ダイラ:「まあ、クラインのブルーに君の胴体が加われば、芸術史に残るだろうね。ある意味、君も不滅の存在になれるぞ。」
クワヤマダくん:「不滅とかどうでもいい!胴体がなくなったら俺、これからどうやって飯食うんだよ!?胴体がなけりゃ人生終わりだろうが!」
ダイラ:「いや、ちょっと考えてみろ。タイムマシンが崩壊して、バブル時代に突入したこの状況…俺たちなら何とかできる。だって、この時代、無限の資源とカオスがあるんだからな!」
クワヤマダくん:「無限の資源?それで俺の胴体が戻るんならいいけど…まさか、俺の胴体がバブル期の土地投機に巻き込まれて、金塊か何かにされてんじゃないだろうな?」
ダイラ:「それは面白いな!でも、心配するな。胴体が戻るまで、俺たちはこの時代の豪華絢爛なパーティーに参加して、エネルギーを集めるんだよ。」
クワヤマダくん:「俺、頭だけでパーティーに出るなんて恥ずかしすぎる!早く胴体戻してくれよ!」
ダイラ:「クワヤマダくん、それこそがアートだ。君が頭だけでこの時代を生き延びるって、すごく哲学的だろ?」
クワヤマダくん:「意味わかんねえよ!こんな哲学的な状況、誰も理解できないだろ!」
ダイラ:「でも待ってくれ。もし君の胴体がイヴ・クラインの作品になって、未来に大きな影響を与えたら?ソサエティ5.0が君の胴体を起点に変わるかもしれないんだぞ?」
クワヤマダくん:「未来が変わるとかってレベルじゃないだろ!早く俺の胴体を見つけて、未来を元に戻さないと…マジでヤバいことになる!」
ダイラ:「よし、決まりだ。俺たち、胴体を取り戻すアドベンチャーに出るぞ。バブル期の狂った世界を駆け抜けて、君の胴体を救い出そう!タイムマシンが壊れたなんて気にするな、バブルのエネルギーで何でも修復できる!」
クワヤマダくん:「そういうこと言ってるけど、マジで頼むから、早くしてくれ!俺、頭だけじゃもう限界だ…!」
【次回予告】
クワヤマダくんの胴体はイヴ・クラインの元へ飛ばされ、アート作品になる運命を辿るのか!?そして、バブル時代に巻き込まれた二人は、狂乱の80年代をどう生き抜くのか?未来に影響を与える衝撃の展開を見逃すな!次回、『バブルの宴と失われた胴体の逆襲』!
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