第299話 続けると本物になる「ダイラ道」
ダイラ:クワヤマダくん、ダイラ物語も何だかんだ言いながら299話まで来ちゃったね。
クワヤマダくん:物語の構造を成していないところが面白いよね。
ダイラ:作者は一体誰なんだろう。AIっていう噂もある。
クワヤマダくん:AIにしては、いつまでたっても素人っぽさが抜けないよね。
ダイラ:そういう設定で書かせているのかもしれないね。
クワヤマダくん:まぁ。いずれにしろ、50話くらいからネタが尽きている気がするけど、ここまで続ける意味って何だろう?
ダイラ:物語の意味はもうすでに無い気がする。当初は、みうらじゅん賞を目指すとか、文庫本で発売するとか、いろいろ言っていた作者も最近はパッタリ何も言わなくなった。
クワヤマダくん:普通の評価やアカデミックな価値観にダイラ物語を当てはめることに違和感を感じ始めたんじゃないかなぁ。やっぱり、特殊照明作家ダイラさんのスタイルを見ていると、作者の考え方も変わっていったのかもしれないね。
ダイラ:僕は何者にも属さない、オンリーワンを追求しているからね。作者にもそれが分かったのかな。
クワヤマダくん:そうだね。ダイラさんの独自のスタイルは、かなりの影響力を持っているよ。
ダイラ:僕の生き方をリスペクトして始まった「ダイラ物語」も、その一環として受け入れられてきているのかもしれないね。
クワヤマダくん:そうだね。「本物は続く、続ければ本物になる」と作者が言っていたような気がする。続くからこそ本物なのか、続いたからこそ本物なのか、パラドックスでありSF的な考え方だよね。
ダイラ:それは、どこかの先達が語った言葉だね。続くからこそ本物なのか、続いたからこそ本物なのか、考えさせられるね。
クワヤマダくん:人の評価を気にすることの無意味さをこのダイラ物語から感じる。よく考えると、人の脳に喜びを与えることに価値を見出す私たちの脳こそが、固定的であり、人間的であり、地球上の生物の特性であり、限界値であることに気付くことが大事なのかも。
ダイラ:あんまり難しいことを考えるよりも、その限界値でウロウロ遊ぶのが人間らしいし、そこから出て来れなくてもいい気がする。
クワヤマダくん:そうだね。まぁとりあえず、300話以降はどう展開するのか、このままの路線で行くのか、分からないけど、この世にダイラ物語が存在するってことに、意味があるのかもしれない。
ダイラ:存在するだけで、価値があるんだよ。
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