ダイラ物語

第293話 ドラゴンボールって何？

ダイラ:クワヤマダくん知ってる？ジャンプの新連載の、あのードラゴンナンとかって漫画。

クワヤマダくん:Dr.スランプの後から始まったやつでしょ。カンフー物だったよね。

ダイラ:鳥山さんのチャレンジ精神は認めるけど、アラレちゃんの人気は越えるかなぁ。

クワヤマダくん:さすがにアラレちゃんは越えないでしよ。主人公の孫悟空にそれほど魅力を感じない。西遊記のバッタもんぽい。

ダイラ:だよね。あの調子だと、ジャンプの人気投票で下降線を走り自然消滅かなあ。

クワヤマダくん:ただ、鳥山さんの画力、デッサン力がハンパないのは気になる。

ダイラ:そこなんだよ。あの絵のうまさは、異常事態なんだよね。俺たち、デッサンは腐るほど見てきたけど、鳥山さんの空間認知力や構成力、キャラのムーブメントは異次元。

クワヤマダくん:確かなにメカを描かせたら世界一。ジャンプには凄腕編集者もいるし、あの画力をもった鳥山さんの能力を腐らせることはしないと思うよ。きっといいように使うに決まっている！

ダイラ:今はまだ燻っているけど、今後、あの孫悟空が大暴れして、読者を釘付けにするかもね。あのヘアースタイルは今までに無い。

クワヤマダくん:ブルマという怪しい女も気になる。群雄割拠する人気マンガがひしめくジャンプの中で、鳥山さんがどんな振る舞いをするのか、今後もチェックする価値はありそう。

ダイラ:ところで、ドラゴンナンだっけ？

クワヤマダくん:ドラゴンボールだったかなぁ？

ダイラ:なんかパッとしないタイトルも、鳥山さんと凄腕編集者の狙いかもね。

クワヤマダくん:あり得る。ちょっとドラゴンボールの未来を想像すると怖くなってきた。

ダイラ:世界一の漫画になってたりしてね！