第264話 でたらめなガキ大将
クワヤマダくん:ダイラさん、昨晩放映の「帰ってくれタローマン」はどう評価しますか?
ダイラ:クワヤマダくん、タローに評価はしてはいけないんですよ。職業人間とは魂でぶつかり合う存在なんですから。
クワヤマダくん:調和ですね。ぶつかり合うことで、調和が生まれるとタローも言っていましたね。
ダイラ:そうですね。でも、ぶつかり合うことに飽きたら、次の興味のあるものにぶつかってみればいいんですよ。
クワヤマダくん:捨てることに躊躇するな、っていうメッセージもありました。
ダイラ:確かに。ドラマを見ていて気づいたんですが、タローマンはやんちゃ坊主のような存在ですね。
クワヤマダくん:その通り!好き放題やりたい放題、着の身着のまま、自由に生きている、まるで昭和のガキ大将みたいなんですよね。
ダイラ:その通りです。タローマンは、まさに究極のガキ大将なんですよ。岡本太郎が幼少期に見た、憧れたガキ大将のイメージなのかもしれませんね。
クワヤマダくん:ガキ大将になる奴はでたらめだけど、それでも憎めない存在です。
ダイラ:確かに。タローマンのように規則や常識に縛られずに生きている姿を見ると、心のどこかで羨ましさを感じます。
クワヤマダくん:ガキ大将のまま大人にはなれないけれど、心のどこかでずっとガキ大将のままでいたいと思っているんですよね。
ダイラ:タローマンは、そこら辺の人間の欲望をくすぐるキャラクターなんですよね。
クワヤマダくん:だから皆、タローマンを小ばかにしつつも、ついついファンになってしまうんですね。
ダイラ:「帰ってくれ!」と言っているけれど、本当は皆、タローマンになりたいと思う瞬間があるんですよ。
クワヤマダくん:確かに、あの自由さと無邪気さに、心が揺れるんですよね。だからこそ、タローマンのようなキャラクターは永遠の人気を持つのでしょう。
ダイラ:そして、タローマンは「でたらめ」という言葉を象徴しているんですよね。大人になると、合理的なことを求めがちだけど、タローマンは自分の欲望に素直で、突拍子もないことをやり遂げるんです。
クワヤマダくん:まさに、アートや創造性の源泉は「でたらめ」にあるんですよね。突飛なアイデアや夢中になれることは、大人になるとなかなか見つけられなくなるけれど、タローマンのように思い切って「でたらめ」に生きることが大切なのかもしれませんね。
ダイラ:その通りです。タローマンのように、自分の中に眠るガキ大将を解放することで、新たな創造性が生まれるかもしれない。それが自分自身を変える第一歩になるんでしょうね。
クワヤマダくん:確かに。自分を解き放って、タローマンのように自由に生きる勇気が必要なんですね。そして、それが私たちアーティストの心の中で新たな物語を紡ぐ力になるんでしょう。
ダイラ:そうです!だから、タローマンになりたいという気持ちを大切にしていこう。そして、自分の中にあるガキ大将の気持ちを大切にして、新たなアートを創り出していこうぜ!
クワヤマダくん:その通りです!タローマンのように、思い切って飛び込んでみることが大切なんです。そうすることで、新しい表現が生まれていくんでしょうね!
ダイラ:まさにその通り!さあ、次の制作に向けて、心の中のタローマンを解き放って、新しい物語を紡いでいこう!
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