第263話 「真夏の果実」の真実
ダイラ: クワヤマダくん、ずっと考えていることがあるんだ。それはサザンオールスターズ桑田佳祐さんの「真夏の果実」なんだ。
クワヤマダくん: ああ、まさに名曲だよね。でも、なんでそんなに考え込んでるんだい?
ダイラ: その歌詞に、今まで気づかなかった深いメッセージがあるんだ。特に「四六時中も好きと言って」「夢の中へ連れて行って」というフレーズが、実は材からの問いかけなんだって気づいたんだ。
クワヤマダくん: 材からの問いかけって、どういう意味だろう?
ダイラ: 自分の中にまだ見ぬ可能性や未知の部分があるってことさ。まるで何かが生み出される前の原料みたいな感じがするんだ。オレだったら目の前にある鉄を通して、未知なる自己像が顔をもたげる。だから、「四六時中も好きと言って」「夢の中へ連れて行って」と歌われているのは、自分がまだ形成されていない可能性に向き合っているんだろうね。
クワヤマダくん: つまり、自分自身に対しても、未来の可能性に対しても、向き合っているってことか。でも、これって失恋ソングじゃないの?
ダイラ: その通りだよ。自分の中に眠る才能や夢を見つけるために、「四六時中も好きと言って」「夢の中へ連れて行って」と心の中で問いかけているんだよ。自分に恋して失恋している。
クワヤマダくん: 複雑!だから、この歌詞が心に残るんだね。自分自身に対して、何かを変えたいという思いや、未来への希望を感じさせるんだ。材(相手)を思いつつ自分の中にいるもう一人の自分との対話ねんだね。
ダイラ: その通りだ。だからおれたちアーティストは、この曲がかかると制作したくなるんだよね。自分自身や音楽に向き合う気持ちが刺激されるから。
クワヤマダくん: その気づき、すごくクリエイティブですね。自分自身を見つめ直し、未来の可能性に向き合うことが、本当のアーティストにとって大切なことだもんね。
ダイラ: そうだよ。この曲が持つ深いメッセージに、もっと向き合ってみよう。きっと新たな気づきがあるはずだ。そして、それが真夏の果実の魅力なんだ。
クワヤマダくん:忘れられないHeart&soulですね!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます