第247話 カリオストロのダイラ城
ダイラ:ねえ、最近面白いことがあったんだよ。ルパンⅢ世のカリオストロの城が放送された後、俺が撮った写真がSNSでバズったんだ。
クワヤマダくん:へえ、それで何があったの?
ダイラ:俺が撮った写真は、カリオストロの城のあるシーンをミニチュアで再現したものだったんだけど、何人かの人がそれを見て「ルパンⅢ世の中にダイラ物語が見えた」ってコメントしてくれたんだよ。
クワヤマダくん:おお、それはすごいね。ダイラ物語がルパンⅢ世と結びついてるってこと?かなり強引な見方だと思いますけど・・。
ダイラ:でも俺は単に、ルパンⅢ世のカリオストロの城をイメージしただけなんだよ。ダイラのダの字も表していない。もしかしたら、物語の共通点を見出したのかなぁ。でも、そういう偶然もあるから面白いんだよ。何かを発信すると、意外な形でそれが広がっていくこともあるっていうことだ。
クワヤマダくん:そういう意味では、ダイラ物語は自分たちが思っていた以上に多くの人に届いているってことかもしれない。怖くなってきたわ。
ダイラ:そうだね。でも、それを自分たちが意図したこととは違う形で受け取ってもらった場合、どうやって対応したらいいんだろう?
クワヤマダくん:それは難しい問題だね。でも、やっぱり大切なのは自分たちがやりたいことをやり続けることだと思うよ。無意識の中に人々に拡散される要素がある可能性がある。
ダイラ:確かに。自分たちが本当にやりたいことをやっていれば、それが広がっていっても、自分たちが納得できる形で届けられるようになるかもしれないね。
クワヤマダくん:そうだね。だからこそ、自分たちのやりたいことにしっかりと向き合って、それを追求し続けることが大切なんだろう。
ダイラ:ルパンⅢ世のカリオストロの城がきっかけで、ダイラ物語が広まっていくか。そう言えば、最近、ダイラ物語のダイラさんですよねと声をかけられることが増えた。
クワヤマダくん:実は、先日、オンライン上でダイラ物語のクワヤマダくんですかと聞かれました。
ダイラ:それで、何か起きた?何を話した?
クワヤマダくん:その会議で、ダイラ物語が話題に上がったんです。ダイラ物語の内容は皆読んでいないけど、ダイラ物語の存在意義について議論が巻き起こった。ダイラさんを巻き込んで246話も書いている謎のエッセイがあるが、あれは一体何なんだという議論でした。早く止めさせろ派と、興味深いから経過を見守りたい派で分かれました。内容を知らないのに議論が深まるって凄いですよね。
ダイラ:なるほど。クワヤマダくんも充分巻き込まれているけどね。
クワヤマダくん:グフフ・・。また、ルパン3世カリオストロの城は、魅力的なキャラクターや風景描写が多く含まれているのも特徴的です。それと同じように、ダイラ物語も、独特の世界観がありますから、読者を惹きつける力があるんだと思います。中身はほぼ読まれないけど、何となくダイラさんがコメント欄で強調していることから読者の異常な妄想が生成され、内容を知らなくても興味が惹きつけられるのではないでしょうか。
ダイラ:確かに、それは納得。ルパンⅢ世カリオストロの城からダイラ物語が爆流行りし始めたということは、まさに斬新な要素や独自の世界観が受け入れられるということの証明だと言えるかもしれない。
クワヤマダくん:ルパンⅢ世カリオストロの城やダイラ物語といった、斬新な作品が受け入れられる背景には、人々の創造性に対する関心があるんじゃないでしょうか。
ダイラ:確かに、創造性に対する関心はますます高まっているように感じる。斬新なアイデアを出し、新しい世界を創造することが、今後ますます重要になってくる。
クワヤマダくん:そうですね。斬新なアイデアを持っている人々が、これからますます注目される時代になるかもしれません。でも、人々の心をくすぐる要素としては、創造性や斬新さだけではない気もしています。知っていないと観ないと損である。同調圧力的な雰囲気やムードもあるんじゃないかと・・。
ダイラ:今年は、妙な方向からダイラ物語の威力が発動されるかもしれないなぁ。ダイラ物語を知らない奴は島流し的な雰囲気が漂うってこと?
クワヤマダくん:ダイラ物語が全世界で共通言語、経典になる可能性も無きにしもあらずです。いずれ、カリオストロの城&ダイラ物語がセットで放映される日がくるかもしれませんね。
ダイラ:ダイラ物語は寄生虫かウイルス的な存在になりそうだわ。今年のパンデミックかな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます