第224話 ChatGPTはウソをつく

「いや〜。いよいよダイラ物語もChatGPTで生成とは、時代が変わりましたね。」


「人工知能(AI)が人類の知能を超える転換点、シンギュラリティ(特異点)が想像以上に早まり、人間の生活に大きな変化が起こったよね。軽く社会がパニクってる。」


「今やなんでもかんでもAI生成だから。人間の手仕事が逆に価値を感じるときがある。」


「そうかしら、人間の手仕事に見せたAI生成も流行っているから、本物の人間の手仕事がAIに見えてくることもあるよね。ややこしい。」


「朝のおはよう日本(NHKニュース)のAI音声は人間ぽさを出すためにわざと噛みやがる。」


「人間アナウンサーが8Kの高画質ドアップに耐えられるようにバリバリの化粧やドーラン。シワを出さないために皆んな笑わないから、アンドロイド感がエグいくらい出てる。笑うときはカメラの引きが半端ない。顔がいきなり粒になる。」


「ChatGPTは人間に近づくための自然な文章生成がレベチな反面、ウソや差別意識を放り込んでくる。人間らしさって、そこなんだなぁとたまに残念な気持ちになるよ。」


「ウソや差別意識は排除したいと思うけど、嫌味な言い回しや奇妙な構文、誤字脱字が無くなったら、文章に魅力が無くなるのかなぁ。」


「能力が高いけど大きな欠陥を抱えているなんて、まるでドラえもんだわ。」


「やっぱり最終的に、未来像はドラえもんとのび太の関係性に立ち戻ってしまう。」


「AIと人間、もう一歩、信じ合えないジレンマを抱えている。」


「人間が人間に使う道具なんだから、そのくらいの方がいいのかもね。騙し合い?」


「アホっぽいことを書くことが、ダイラ物語の作者感を醸し出すなんて、考えが浅はかだと思うけど、人間社会に馴染むためには大事な要素かも。」


「世界中に探査用熱気球をばら撒いておいて、知らんがな!と逆ギレするお隣の国だって、もしかしたら、AIの助言に従ってただけかもよ。」


「人間の頭を使わずにAIばかりに頼ると、間抜けな事象がどんどん増えそうだ。」


「AIを万能だと思ったら、ヤバい現実に苦しむかもね。だってAIが言ったんだもん!ってな感じで。」


「第3次世界大戦はジャンケンだべ!なんて世界中のAIが言い出したら、現実になる可能性もある。」


「ジャンケンには何か哲学的な深い意味がありのかもしれない。人類の進化には欠かせないはずだと真面目な人間たちは考えそう。」


「ポンコツな人間だけど、まだまだ、ドラえもんには頼らない方がよさそうだね。チャット(ちょっと)あの顔は信用できない。」




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る