2023
2023.11.25
もう無題とはつけないさ。
たまには、自分を傷つけるための文章を書いてもいいんじゃないか。しかし、自分を傷つけるという目的を持ち、それを達成するような行動をしている間は、特につらいものでもなく、むしろ快いのだ。
自分とは
人によっては一生をかけても足りない時間考え続ける問いである。僕自身も、中高生くらいの間に一度くらいは考えた方がいいと思うものでもある。もちろんわからないけれど、自分に一番見合う形容詞を見つけたので、書きたくなった。書かざるを得なくなった。自分を少しくらいは傷つけることで、贖罪をしたくなった。このあたりだろうか。
やっとわかった。自分は、つまり、傲慢なんだ。
傲慢、自己中心的、独りよがり、自意識過剰。すべて僕のためにある言葉みたいだ。人間はみんなそうだというのは慰めになるかもしれないが、だいたいの人はそれを隠そうとする。それが露わになっていると人間関係がうまく行かない可能性が高いからだ。しかし、僕は、少しは隠そうとしているのかもしれないが、おそらくしていない。それならいい、と、傲慢さですべてを乗り切っている。天動説も地動説も正しくて、僕の周りを天と地が回っているということだろう。
今思うと、ずっと前からわかっていたことだ。ただ、なんとなく言葉にするのが気恥ずかしかったり、情けなかったりしただけだ。自分の、この傲慢さのために数えきれない罪を重ねてきたし、いろいろな人に迷惑をかけてきた。これからもおそらく。
いつもは一人気持ちよくなっている「執筆」で、少しくらい傷をつけることができただろうか。
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