第65話 夜想曲

 みなさんは、ショパンを知っているだろうか。そう、とても有名な作曲家さんだ。では、「ノクターン」というのは聞いたことはあるだろうか。この文章の題名となっている「夜想曲」はそれを和訳したものとなる。有名なのは、ノクターン第2番とかかな。というか、私もそれくらいしか知らない。ピアノ曲の有名なものだけを聞いてはまったくらいなんだ。まず、私の今の状況について説明しておこう。9月25日の午前2時。別に、踏切に向かうわけではない。早く寝なければ、という感じもするのだけれど、気持ち的には三連休の最後の夜、好きなことをさせてもらおう。真っ暗な部屋の中で書いている。目が痛い。少し眠い。だから、これが投稿されていたらなんとかがんばったと、思ってもらいたい。なにについてがんばったのかは知らない。今日は一夜限りということで敬体にでもしてみようかな、これから。結局、いつもどおりになる未来も見えるのだが、それはそれでどうしようもないというものだ。主語も、なんとなく「私」にしてみよう。いつのまにか「僕」になるのかもしれない。


 「気にしなきゃ怖いものなんて向こうから逸れていく」   ふれて未来を



 流石に、ここまで時間が空いてしまいますと、今まで私がなにを書いてきたか思い出せないものです。話数を見てみますと、なんと65話でした。いやいや、私ながらここまでよくがんばってきた、と思うものです。私は結構気分で文章をいつも書いています。だから、今まで私がなにを書いてきたかということはあまり鮮明に覚えていないのです。こういうものですから、連載中の恋愛小説なんかでも登場人物の名前や性格、その他の設定を忘れたりといろいろと大変なのです。詳細を考えてから書き始めるということは大事だとわかっているのですが、それが面倒なものですからそのまま勢いでいつも書いてしまいます。なんだか、「ですます調」で書いていますと、私の独白のような感じがしますね。小学生のころの、作文を書く第一歩が常体か敬体かを選ぶことだったのを思い出しました。敬体は文字数稼ぎというくらいにしか思っていなかったのでしょう。これは決して自慢などではないのですが、私は今まで作文を書くのにとくに困ったことはありません。言葉に詰まるということはなかったということです。なんなら、常に頭を言葉が埋め尽くしているのかもしれません。少し大げさですね。ですから、人と話すときに私ばっかりが話してしまったなと思うことがありまして、少し申し訳ないというような気持ちになるわけです。少し話を戻して、税に対する作文を書いていますときに、その税に対する知識がなくて、調べる必要が生じてしまいまして、時間が空いたのは覚えています。そんなものですから、みんなが「読書感想文が書けない、いやだ。」というふうに言うのには同情はできなかったわけです。なんか、この文章は時代が違えば太宰治さんとかの一節に思えてきました。少しおこがましいですね、申し訳ありません。


 私は今、満たされていると思うことがあります。直近ですと、「ズボ恋」を書いているときですね。おっ、「ずぼこい」とキーボードに打つと、先程の変換が一回で出てきてくれました。案外嬉しいものですね。いや、結構嬉しいです。まあ、僕がこのパソコンでそう打つことが多かったからに他ならないのでしょうけれど。脱線してしまうのが悪い癖ですね。いや、ここはひとつ言わせてもらいましょう。脱線なしには「無題」は書くことがなくなります。まあ、すべてが脱線というように思ってもらっても構いません。あらあら、もう目が疲れてきましたね。いけません。五分くらいは休ませてもらうこととしましょう。誕生日プレゼントに「ブルーライトカット眼鏡がほしい」と、私は露骨にアピールしていました。彼は部屋に香りを持ってきてくれました。本当に感謝ですね。また明日、お礼を言っておきましょう。もう片方の彼はスターバックスコーヒーのインスタントコーヒーをくれました。いや、私は本当に最近はコーヒーが好きなものだから嬉しかったですね。調べてみると、なんと一杯100円を超えているではありませんか。私はまだコーヒーの味なんかはあんまりわからないものですから、コンビニの100円コーヒーで十分満足できるのです。いやー、いつも私が入れているのは30円くらいだと思うのですけれど。私が満たされている要因は、主に携帯を持ってきていないからだと思うのですよ。そろそろ行数も多くなってきたので、段落分けと行きましょうか。ああ、パソコンの光だけでキーボードを見て打つのは結構重労働ですね。早く夜が明けて欲しいものです。ただ、冬、早く日が沈むのは結構好きなんですがね。


 「思えばそうだ、僕は鏡越しの自分を見ていた。

 君が見ていたのは紛れもなく僕だったのに。」    アカツキの詩


 少し、窓を開けていると寒くなってきましたね。時間は午前2時半。ええ、なんでしょうか。そう、携帯を持ってこなくなって、なにが満たされているかですね。それは間違いなく、「時間」でしょう。はっきりと分かります。というか、それくらいしかないですね。 代表的なのは、睡眠時間とかでしょうか。遅くても、午前一時くらいには寝付くことができるようになりました。いや、遅いでしょと思う人がいるかもしれませんが、私からしたらだいぶ早いのです。午前三時くらいまで寝ることができずに、苦しんだりもしていたことがあるわけです。次に、なにができるようになったでしょうか。宿題でしょうね。今まで、私はそこまで悪い生徒ではありませんでした。ですので、宿題は毎日、しっかりとしてはいました。ただ、質が上がったのです。それも、私が自分で気付くくらいには。これも、結構大事なことだと思います。英語の宿題の四択なんかは、どうせ正誤は先生に確認されるわけではないので、わからない問題はただそれっぽいのを選んでいるだけでした。ただ、最近はわからなかったところは参考書を眺めたり、過去の授業プリントを眺めたりして、正解を見つけようと、努力し始めたのです。そんな私に驚きです。ああ、受験まで近いのですね。憂鬱です。今、思ったのですが、この文章はいったいなにがおもしろいのでしょう。といいますか、「おもしろさ」を捨てて大丈夫な方たちが、この「無題」を読んでくれているのでしょう。そういうことでしょう。だから、私はめげずに、らしくもない敬体でがんばっていこうと思います。では、次に満たされたことですね。まあ、読書でしょう。私は、本を読むのが苦手というわけではありません。そんなはずはありません。そうなら、こんな文章など書いていないでしょう。読書は好きです。困るんですよね、自己紹介カードとかの「趣味」と書かれているところ。私はいつも「読書、音楽、剣道」と書きます。3つ目に至っては、ここ2年くらいやっていないのですが、なんとなくで書いています。本当に楽しかったからですね。というかあの欄に「読書と音楽」を書いていない人はどれくらいいるのでしょうか。私の予想だと3割ですね。ですが、調べようがないですのでそれは諦めるしかありません。先程から、至るところで「僕」と打ちそうになります。といいますか、そう打っても、意地で「私」に直します。今日は、貫き通すと決めましたから。脱線ついでにもう少し脱線しましょう。事故は起こしません。先程から、30分くらい同じ曲を繰り返し再生しながらこれを書いています。はい、私の文章では何回か出てきた、大江千里さんです。僕の母親が大好きでして、アルバムはすべて持っていたはずです。ただ、私はベストの収録曲とそのほか、数曲しか知らないわけですので、そこまでのファンというわけではないと思います。一部を引用。


 「足りないものを埋めあって 愛するなんて出来ないよ

 言い争って背を向けた 街のすみで抱きしめる...


 もしもきみに逢わなければ

 違う生き方 僕は選んでいた」     格好悪いふられ方


 多分私は、大江さんのことが大好きなんだと思います。私の同級生たちに広まって欲しいものですが、難しいと思います。なんとなくわかります。もうひとつだけ脱線させてください。これでは、いくつ線路があっても足りませんね、はは。パソコンの光で文章を書いているのですが、そこまで明るいわけではないです。「夜間モード」という寮生のためとも思える設定がありますので、黄色っぽい光の中で文章を書くことが出来ています。左を向きました。人が立っていると思ったら、干しているジーンズでした。以上です。読んでいる人は、なにも怖いと感じないというのはわかっています。ただ、私は怖かったです。ええと、読書の話ですね。すみません。私は、読んでいない本があるのに新しい本を買う人です。そして、案外気になったりすると、そちらを先に読む人です。とある小説に出てくる、「買った順に読む人」とは大違いですね。ただ、大枠では同じなんですけれど、まあ仕方ないです。だから、読む気分にならないと私は読まないわけです。だから、当然なんですが、結構読んでいない本がたまっていってしまいます。昨日、数えてみると12冊でした。ほとんどが文庫本ですが、数冊はハードカバーもあるんですよね。なんと、この三連休のうちの2日で9冊は読み終わることが出来ました。結構、爽快なものですね。本とゴミを同じにするのは、本当に申し訳ないのでこの喩えはやめておきます。自重します。勝手に想像してください。命令みたいになってしまいましたけど、断じて違うということを念を込めていっておきますね。要するに、携帯を持ってこなかったことで、寝る時間が早くなり、勉強の質が上がり、読書の楽しさを、再確認したと。願ったり叶ったりですね。初めてこの言葉を使ったので、あっているかは置いておきましょう。今思い出しました。嘘です、ずっと覚えていました。明日は友達との約束があります。11:30には起きなければ準備ができません。まあ、2つ横の人が起こしてくれると信じているので、もう少し書きましょう。いくらアラームが鳴っても起きることが出来ません。なんとかしないと、社会人になったとき大変です。鉄道員さんが使っているらしい、ベッドが上昇することで起きることができる、あのベッドを大人になったら買いましょう。あら、あと一年で大人だというつまらないツッコミを思いついてしまったのでここに書き残すことにしましょう。そうですね、大学生になって、お金に余裕ができたらでしょうか。ここで少し謝っておきます。以前の「無題」で私のすべてをここに書きたいとか書いた記憶があるのですが、私にはそれができないようです。先送りにした、各テーマもそのまま流れてしまいそうです。私は、私が書いた過去の文章を読まないからでしょう。こうなってくると、それは良くないことのように思えてきますが、今さら私は変わらないというような気持ちもするので諦めましょう。先程からミスタッチが増えてきました。そろそろ寝ろということでしょう。ただ、もう少しは書きます。


 「手紙を書こう。一度会った友達に。

 あいかわらず忙しく、同じ自分を生きてます。」     秋唄


 句読点は勝手に私が打っています。余計なことをしているかもしれません。すみません。ただ、文章のようにしていましたら、意味が読み取りやすいのではないかと思ったからです。


 最近、私は小説を書いていますと、楽しいと思えます。日本語は主語が省略されやすい言語です。英語とは大違いです。そんな中で「私は」という省略可能な主語ばっかりだと嫌になってしまうかもしれませんが、それは申し訳ないと思います。そう、小説を書き始めたころの気持ちのような感じがします。ただ、あのころを鮮明に覚えているわけではないのであくまで想像に過ぎないとだけ言っておきます。一周回ったということでしょうか。回るには早すぎですかね。「ズボ恋」の展望が開けてからですね、こんなに書くのが楽しいのは。一緒に考えていただいた彼に、ここでお礼を言っておくことにしましょう。多分、これは読んでいないんですよね。まあ、直接でも言うからいいのです。あまり、関係のない話ですね。誰に? と聞かれると困ります。そうなると、私はさっきからなんにも関係ない話だけをしていることになります。実際、そうなのかもしれませんが、それはそうで、文章にしてみると少し寂しく感じてしまうのが不思議です。ミスタッチをしたり、目が痛かったりするのですが、頭は冴えていて常に文章が、言葉が降りてきます。どこでも、この文章を打ち切ることができるのですが、できるところまではがんばることにしましょう。

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