第54話 思い通り

思い通りにいかないのが世の中だ。

ただ、思い通りにいかないことがあると少し嫌になってしまう。


 世界は自分を中心に回っているわけではない。

 ただ、自分が感じられる世界というものは間違いなく、自分を中心に回っている。だって、それはそもそも「自分」がいないと始まらないものだからだ。


 僕は「謙虚」が足りていないというのはよく言われていたことだ。それを自覚していないのが「謙虚」でないということなのだろう。逆に、「僕って謙虚だから」って口走っているのは謙虚ではないのだろう。それまで自覚して僕は言っているのだから本当に何がしたいのかわからない。そういうことばかりだ。明確な意志を持って、行動をしたのはいつだろう。今、うちわをもってあおいだ。それか。そういうものか。


 謙虚でありたいとは常日頃思っていることだ。それでは、どうしたらいいのだろう。「謙虚」とはなにか。自分を低く見ることか。いや、「謙虚」と「自信がない」が同義語であるはずがない。自信がないというのが、謙虚であるのならば、みんな、自信をなくそうと努力することだろう。ぱっと聞いたときに、謙虚はいいイメージがあると思うが、「自信がない」と聞くとなにかよくないというイメージが先行するはずだ。もう少し考える。「自信がない」から「謙虚」なのだろうか。自信がないというのは、謙虚になれる一つの要因ではあると思う。


  謙虚_「謙遜で、心にわだかまりのないこと。ひかえめで、つつましやかなこと。へりくだって、つつましやかにすること。また、そのさま。」


 辞書によるとこういうことらしい。さらに、謙遜というのを辞書で引いてみると「へりくだること」という意味も出てくる。自分を低めに見るということなのか。


 生まれ持った性格だと。自然とそうなったと、自身の性格とかを諦めることはできる。僕は科学的なことは知らないけれど、性格とかいうのは相当若いときに決定してしまうらしい。そうなると、今の僕は自分の意志ではないということになる。ただ、そんなことを考えていても未来にはなにも繋がらない。事実がそうであるのであれば、そのことは放っておいて自分の解釈を作らないとどうしようもない。


 最後に、あとがきを書いて終わることとしよう。

最近はこの「無題」ともうひとつのラブコメの方を毎日書いてきた。楽なことではなかったが、なにか義務感のようなものから手が動いていたような気がする。ただ、書いていてわかるが、最初のころより質が落ちていると感じるようになってしまった。少し、ストーリーの組み立てと設定を考えたほうがいいと思う。また、僕の文体とかも見直していきたいと思う。先週に始めた新連載もしばらく更新していない。そちらの構想もちゃんと練っていきたい。それに加え、僕は今週、修学旅行がある。北海道に4泊5日だ。けっこう長い、楽しみだ。しばらく投稿を休ませてもらう。では。

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