第15話 無題 2022.4.10

 題名をなににしようと考えててみる。十分くらい経っただろう。なにも、僕が今まで書いてきたこと、今から書こうと思ったことに合っているなと思っている題名は出てこない。だから、しばらくはこの「無題」のままでやっていくことになるだろう。自分でもなかなか気に入っていて、綺麗だとは思う。例によって、宿題とかしなければいけないことがあるのであっさり書き終わりたい。ただ、最近はこれを読んでくれている回数が積み重なっているのを見て、とても嬉しい。僕が、自分だけのファイルじゃなくてこのカクヨムに投稿しているのは、誰かに読んでほしいという一心からだろう。自分の文章は上手だとは思えないけれど、心のどこかには読んでほしいという気持ちがあるはずで、そうじゃなければ、書いたあとすぐに消すか、自分だけのファイルに保存でもしているのだろう。それと、書いた文字が毎回増えていくのはこれもまた嬉しい。今はたぶん1万文字をちょっと超えたぐらいだったかなと思う。別に、文字を増やすためだけに駄文を連ねているわけではないのだけれど。このカクヨムは、本当にみんなに機会が平等だと思う。自分が好きなことを好きなだけ書ける。別に、小説家として生きていきたいと考えているわけではない。ただ、今の高校生活の中でいろいろな感じたことに、主に悲観的な感情を少しでも和らげるためには、自分の体の外に出すことが大事らしい。その手段は人によってさまざまだが、その中のひとつがこの、僕の文章を書くという行為だっただけだ。一応、随筆とかっこいい形を取っているのだが、僕の愚痴とか日記のようなものを書いているだけのこともある。新学期が始まって、一回目の登校が終わった。まわりはやっぱり知らない人ばっかりだ。まあ、最初からわかっていたことで、少なからず覚悟はしていたけれど、去年のクラスじゃないっていうのは結構寂しいものだ。こういうのは、始まったときはどんなに嫌なクラスだとか思っていても、こうなるものなのかな。今さら戻りたいとかいっても仕方ないからね。去年、僕は高1だったとき、何回も中学校のころに戻りたいって割と本気に思っていた。今となっては、もうそう思うことはない。たしかに、中学校はよかったなって、懐かしむことは結構ある。今、そう思えることは本当に幸せだ。高校を卒業したあともそう思えるといいな。それで、最近はもう無理ってやっと自覚したから戻りたいとは思わなくなったんだろう。中学のときに友達とは、「ついこないだ卒業したよね」ってくだりを何回かはするんだけれど。こういうのは、全部「慣れ」っていう言葉で説明できるのかな。それはなんだか、虚しいような気もするんだ。僕の勝手な感想だけれど。ただ、慣れないことにはどうしようもないからね。だから、新生活の最初の一歩は「慣れ」か。まあ、新生活に限らず、生きていく上では必須のことだろう。では、今回はこのあたりで終わります。あっさり終わるっていっても、やっぱり1000文字は超えてしまう。自分にとって、書くことが今はたぶんとても楽しいんだろう。いいことだけれど、いつまでも続くといいな。

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