第7話
「ただいま~。
モモに悪戦苦闘していると、
「眠い…。もうちょっと寝させろ…。バカやろう…。まぬけやろう…。」
「もう~。眠いからって暴言吐かないでよ~。軽く傷つくよ~?」
「お前らは相変わらずだよな、ほんとに…。」
こいつらは付き合っている。
いっつもくっついてる上に、同じ部屋で過ごしてるし、情報調べるときもいつも一緒に行くんだよな。仲良すぎだろ。
「眠いんだよ…。寝させろよ…。」
「まあまあ、文句ばっかり言ってないで。定例会議終わったら寝させてあげるからさ。定例会議ぐらいはちゃんと出ようよ。
……俺のためにも、って言ってくれんのが、ちょっと嬉しかったりすんだよな。
「たーだーいーまー!!!」
ちょっと嬉しくなってたら、一気にテンションが下がった。
「うるせぇ…。なんでもううるさくなってんだよ…。さっき
「いや!!ひどくない!?さっきと変わってないよ!私への感想が!」
「うるさいです。お姉さま。」
叫ぶ
「眠い…。寝させてくれ…。」
「はいはい。定例会議終わったらね。」
文句を言いまくる
『お兄ちゃん、
『今はもう、使用人も誰もいないからな。
ずっと俺の肩に乗って聞きたいことだけ聞くモモと、それに地道に答えていく俺。
全員が、自然と机に集まり、話し合いに向けて情報を整理していく。
いつも通りになってきたな。…まあ、モモがいんのはいつも通りじゃないけどな。
座る位置は、いつも決まっている。
俺が玄関側、俺の
「んじゃ、ちょっと遅いが、定例会議始めっか。」
「「「「『了解!』」」」」
『…何でお前まで返事してんだよ。』
いつもの開始の合図に、モモの声も混ざっていた。
『いーじゃん。楽しそうだし♪』
モモの楽しそうな笑顔を見て、
『まあいいや。』
邪魔にならないならいいか、と思った。
「じゃあ、まずはそれぞれ昨日集めた情報の開示。
「じゃあ、僕から言ってくね。」
そうして、やっと定例会議が始まった。
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