第6話
「全く、あいつは騒がしい奴だな…。」
「そうだね~。落ち着きなさ過ぎて心配だよ。」
「そういや、定例会議してねぇじゃん。」
いつも朝7時に、
と言っても、今はもう
「そういえば、そうだね~。朝から色々あったから、みんな忘れちゃったみたいだね。」
「ああ~。まあ、忙しいってか、騒がしかったからな。悪いが、とりあえず
「うん。そうだね~。まだ寝てると思うよ。さっきも寝てたし…。基本12時にならないと起きないからね~。」
「何でそんな時間じゃないと起きられないんだよ…。」
「さぁ?朝が苦手だって、言ってたけど…。」
「苦手でも、定例会議の時間ぐらいには起きてくれねぇかなぁ~。」
定例会議は昨日あったことの報告とか、新しい情報とか、色々共有しなきゃいけないから、なるべく出て欲しいんだが。
あとでいちいち聞くの
「う~ん。なるべく頑張ってもらうように言っておこうかな。」
「そうしてくれ。」
「じゃあ、
「おう。」
『コウ…。』
『ん?なんだ?』
『大変そうだね!!』
急に喋ったと思ったら、めちゃめちゃ笑顔で毒を吐いた。
「は?」
言い方と顔がムカついたから、めちゃめちゃドス効いた声で言ってしまったが。
『そんな怖い顔しないでよ…。冗談だって。』
モモは結構引き
『冗談だったらあんな
『ん?私だからいい…?デレた?』
『あ?』
『ナンデモナイデス…。』
ちょっと
『いや、そんなに汗だらだらにしなくていいだろ…。こっちが申し訳なくなるわ。』
『あう。ゴメン。』
『いや。謝るとこでもないだろ。』
『ううううう…。』
どんどん、目どころか顔ごと
何でそんな困ってる感あんだ?
『もう…何言ったらいいのか分かんないんだけど…。』
モモは耳真っ赤で、顔を手で
『いや、別に悩むことないだろ…。』
『悩むんだよ~!嫌われたくないじゃ~ん!最悪じゃ~ん!』
モモは
マジか…。いや、嫌われたくないのは分かんだけど、そんな号泣するほどか?
いや、モモが俺を
『いや、うん。分かったから、一旦落ち着けって。そろそろあいつら戻って来ちまうから。表情に出せなくなるんだって。頼むよ。』
流石に朝が弱いって言っても、
『うう…。分かったぁ…。黙ってる…。』
もんの凄い弱々しく言われた。
『いや、別に黙ってろとは言ってないだろ…。』
全く、俺の恋人はいつからこんなに
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