第2話 お母さんが美人になってました

「ねぇ母さん、母さんの名前って優花であってる?あと、俺って御門悠だよね?」


最後の確認だ、これではっきりする。俺の母さんの名前は優花という。ここで違う名前が出たなら別世界の転生で名前も苗字も同じだっただけかもしれない。

優花だった場合にはパラレルワールドと呼ばれる平行線の世界であることえお認めるしか


「ひゃ、ひゃい!!ゆゆゆ優花でふ!!!悠ちゃんは悠ちゃんであってまふ!!」


はい。パラレルワールド確定ありがとうございます。


「えへへへ。優花って、優花って言ってもらっちゃったぁ//」

頬に手を当てながらくねくねしている母さん。そんなに揺れると豊満なお胸がたゆんたゆんと。うーんダイナマイト。

いかんいかん。この人は母さんだ。欲情してはいけない。


「ところで悠ちゃん。どうしてお部屋から出てきたの?必要なものがあるなら今まで通り、欲しいものをREENしてくれたらよかったのに。」

未だ頬の赤いままそんなことをいう母さんに違和感しかなかった。


「えーっと、今まで通りってどういうこと?俺仕事してるからお金とか必要なものは全部買えるんだけど…」

違和感がありすぎたため、転生していることをうっかり忘れてしまいそんなことを口走ってしまった。


「ふふ、なに言ってるの悠ちゃん。悠ちゃんはまだ16歳なんだからお仕事はまだでしょ。それにお金が必要なら私と夕寧(ゆね)が稼ぐから悠ちゃんは働かなくていいのよ~。」


「えーっと。そ、そうだよね!いやぁちょっと寝すぎたのかまだ夢の中にいるのかも、あはは」

恥ずかしくなって適当なことを言ったが、顔が熱くなるのを感じた。


「はぅ。テレ顔きゅんっ♡」

何を言ってるんだ母さんは。


「はぁ~♡でも2年ぶりに悠ちゃんの顔が見れて、お母さん嬉しいなぁ。」


ん?この世界の俺は2年も顔を合わせてないのか。とんでもないやつだな。


「そろそろ部屋の中も飽きてきたから。もう引きこもりは卒業しよっかなってね。」

(髪の毛も切りたいし。)


「そっかぁ~じゃぁこれからは毎日一緒にご飯食べれるねっ。」


まじかわいいな。この人。母さんじゃなければ本気で惚れてたな。

とはいえ同じ名前のためあの世界のかあさんの顔がでてくるので何とか保てている。


「うん。2年間ごめんね。いつもありがとう。そろそろここじゃなくてリビングにでも行かない?」

いろんなことがありすぎて忘れていたがずっと廊下で話していた。

そりゃ美人でボインなママンがいて、恍惚な表情してたらそこから動けんだろ。と言い訳をしつつも下に降りていく。


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