第11話


「サクちゃん、」

シオの真剣な声。シオが俺と話をするとき、いつだって彼の声は真っ直ぐで、その場しのぎや偽りを感じさせない。そんなシオの声の中でも、よりかしこまった硬い音は、俺を十分に緊張させた。

「俺はサクちゃんを愛してるけど、サクちゃんはそうじゃないんでしょう。…だったら俺はサクちゃんを抱けないよ。」

幼児に言い聞かせるみたいな、穏やかでゆっくりとした口調だった。俺は、シオがこの話に乗るかどうか、期待は半々だった。彼の喉がごくり、と動いたときは理性の敗北を悟ったが、口を開けばいつのもシオで、俺は切なくなってしまった。

「言ったでしょ。俺はサクちゃんにそういうことは求めてないんだって。キスだっていらない。」

もうこの話を終えようとしているのか、シオは張り詰めていた面持ちを解いて、不器用ながらも少し笑って見せた。俺はそれが気に食わない。いらなくたって欲しがってくれよ。どうしてこんなに焦っているのか自分でもわからず、指先に力が込もった。握り拳を作って震えを誤魔化す。

「シオならいいって思えたんだよ。」

指の震えに耐えた気でいたら、今度は喉の奥が大袈裟に揺れ、声が微かに振れた。本心だった。抱かれてもいい、は咄嗟に出た言葉だが、シオだけ、というのは本当だ。

「…俺ね、人に触れられるの、本当はすごく苦手なの。抱きしめられるなんて絶対嫌。手繋ぐのも無理。」

過去に交際を試みた男を思い出す。みんな悪い人ではなかったけれど、肩を抱かれるのも、手の甲をなぞられるのも、本能が拒絶した。あの頃植え付けられた、人肌の不快感が、皮膚の下を足の多い虫のように這うのだ。眼差しの熱も、吐息の温かさも、俺の体は受け付けなかった。

「でもね、シオは違った。駅でいきなり抱き寄せられたとき、腕の中の温かさに安心したの。耳元で声を聞いて、涙が出そうだった。」

自分でも驚いたのだ。腕の中に閉じ込められたとき、突き飛ばしてやろうと身構えた体が、湯船に浸かったみたいに優しく解れていくのがわかった。シオの声がピアスと鼓膜を揺らしたとき、嫌悪ではなく歓喜で鳥肌が立った。本当は彼の背に腕を回して、隙間無く抱き寄せ返したかったのだ。

「シオだから、全部いいかなって思う。きっと全部嫌じゃない。キスもセックスも全部しよう。シオとなら、出来るよ。」

恋も愛もよくわからない。知っているのはそれらに裏切られた後の痛みだけ。でも、シオが俺を愛してると言うなら、何も怖くはないと思った。

「…サクちゃんは、俺のこと…ちゃんと好き?」

すぐに抱きしめてくれると思っていた。シオは靴を脱いで廊下に上がった、そのままの距離で俺に問うてくる。静かな静かな声だった。

「…俺は、」

言ってしまえる。好き、という二文字くらい、煙草を咥えてたって伝えられるのに、言葉は外に出て行こうとしない。頷けば、シオからほしいものを貰えるはずなのに、体はぴたりと固まったまま、ひとつも動いてはくれなかった。

「わからないでしょ。俺のこと、どう思ってるのか。嘘もつけないよね、…俺はサクちゃんのそういうところがすごく好き。」

あまりにも苦しい。あからさまにひどい。俺は返事をしたいのに、言葉が出てこないことで勝手に苛立っていた。

「サクちゃんが本当に俺のことを好きになってくれたら、俺しかいないんじゃなくて、たくさんの中でも俺がいいと思ってくれたら、そしたらちゃんと触れさせて。俺はこの先もずっとサクちゃんのこと愛してるから。」

どうしてこういうときに都合のいい嘘がつけないのだろう。シオのことを好きだと言えばいいだけなのに、そしてそれは、嘘と呼ぶには真実だらけなのに。あの視線の前で軽率に口にすることは出来なかった。今を逃したら二度とチャンスが無い気がして、それなのに取り繕う言葉も見つからない。悔しくて目頭が熱くなる。忘れろと言ったり、抱いてくれと迫ったり、俺はシオを振り回してばかりだ。

「ぜったい待っててくれる?」

泣くのを我慢したせいで、みっともない鼻声になっている。子供みたいで恥ずかしい。

「十年経ってもサクちゃんのこと好きだったんだよ?」

シオはそう言って自嘲気味に笑ったが、俺には福音にもとれるような言葉だった。シオのことは好きだ。きっとこれを愛と呼んでもいい。でも、まだ信じきれない。シオの気持ちではなく、俺自身の感情を。人を愛する、ということがどんな温度を持っていて、どんな手触りをしていて、どんな匂いで、どんな味か。今の俺には何ひとつわからない。シオが優しくて、許してくれて、居心地が良いから好きなのではなく、シオに腹が立っても、共感出来なくても、それでも好きだと言いたいから少しだけ待ってもらうことにした。

「でもね、シオのことはちゃんと好きなんだよ。信じて?もっとちゃんと好きってわかるまで、誰かのものになったりしないで。お願い。」

わがままだとは理解しながらも、約束をこじつけるみたいに必死で頼んだ。シオは面食らったように顔を赤くして言葉にならない声を漏らしている。

「あ、あのねぇ…俺はサクちゃんのことずっとずっと好きなんだよ。お願いなんかされなくたって、サクちゃんだけなんだから。…あんまり愛おしいようなこと言わないでよ。」

シオには珍しく責めるような口調で、でもすっかり照れた様子でそう言って俯いた。そんなシオを見て、自分まで恥ずかしくなってしまう。男が二人、片方はピアスとタトゥーだらけで、もう一方はそこそこに背が高い。そんな二人が向かい合って赤くなっているなんて、人に見せられたものではない。

「…電車、そろそろでしょ…。」

シオが俺を拒まなかったら、明日のことなんてどうでもよかった。そう思っていたのに、今こうして帰りの電車の心配をしている。悔しいような、これで良かったような。素直に送り出すことも、駄々をこねて引き留めることも出来ない中途半端な気持ちだった。

「うん…。」

シオは今さっき脱いだばかりの靴をまた履いた。俺は新幹線の乗り口まで一緒に行きたくて、同じように玄関へ向かう。先ほどまでのことが何もなかったみたいに、二人でたわいもない話をしながら最寄りの駅まで歩いた。

「ここまででいいよ。あとは調べたらわかるし。」

改札を通ろうとしたところで後ろからシオに呼び止められる。

「え、でも、」

「…離れたくないって、思っちゃうから。」

シオは形良く整えられた眉を情けなく垂らして、俺を目を合わせたがすぐに逸らしてしまった。そう言われて返す言葉を失った俺は、胸の奥がぎゅう、と苦しくなり、思わず服の左胸あたりを握った。

「色々と、全部…ありがとう。楽しかったよ。…またね。」

困ったような笑みを浮かべたまま、シオは手を振った。一歩踏み出して、俺から少し遠くなる。

「シオ、」

俺の指先が、シオの赤い上着の裾を掴んだ。強い力で引いたわけではないがシオの足が止まった。俯いていた顔を上げて、疑問を抱いた表情のシオと向かい合う。言いたいことはたくさんあるけど、そのどれもがお互いのために黙っておいた方が良いことだとわかっていた。

「ちゃんと待ってるよ。」

シオの声は優しかった。俺は、シオからのその一言だけで、何も言わなくていいのだと確信した。

「…バイバイ、またね。」

シオの後ろ姿が改札の向こうへ消えた。ホームへ続く階段を下りる前に一度振り返り、俺がじっと見つめているのに笑って、再度手を振ってくれた。俺も手を振り返す。電車の発車メロディーが聞こえた。俺はシオと別れてから、ぼうっと改札前に立ち竦んでいた。シオの連絡先を聞いていない。そのことに気付いたのは、手を振り合ってからしばらく経ってのことで、今後気軽に会えるわけでもないのに、連絡手段すら知らないことに絶望した。俺がシオに会いたくなったら、どうやってそれを伝えればいいのだろう。心の底から好きだと言うとき、どうすれば会うことが出来るのだろう。連絡を取る方法が何もないことが、シオからの拒絶のように思えて、頭の中が悪いことばかりで埋まっていく。自分の脇を人が通り過ぎて行くのも気にせず、その場にしゃがみ込んでしまいそうになった。健全な人間なら関わり合いになりたくないと思い、避けるであろう見た目の俺に、舌打ちをしたりわざと肩を当ててくるような人はいなかっただ、邪魔になっているのは確かだった。崩れ落ちそうになる膝を無理矢理動かして、そっと壁際に寄る。多くはない人の流れをぼんやりと眺めた。スーツを着た男の人、花柄のワンピースの女性、私立小学校の制服に着られている子供。様々な人が、俺の前を通り過ぎて行く。誰も知らない。向こうも俺のことを知らない。ずっとそうやって過ごしてきたのに、突然言いようのない不安に襲われた。そっと手首を掴む。無限大のマークを描く黒い蛇が手のひらの中に隠れた。俺の身体は俺のもので、俺は紛れもなく俺で、他の誰かにはどう願っても変わることの出来ない俺自身だ。その証明とも言えるタトゥーに触れて、今一度深呼吸をして心を落ち着ける。東京で会える人なんて限られていた。俺はそのまま改札を抜け、電車に乗った。


乗り換えをして五駅。駅に近いマンションの、オートロックはないエントランスを足早に過ぎてエレベーターに乗る。四階で降り、一番奥の部屋の前で立ち止まった。呼び鈴を押す。二度押しても反応が無いことから、留守にしていることがわかった。ドアの前にしゃがみ込み、ゆっくりと目を閉じる。玄関ドアと廊下の間は窪んでいるので、ここに人がいても同じ階の住人に見つかることはない。冬なので当たり前だが体が冷えていく。眠ろうとは思っていないが、目を開けている気力が沸かず、そのまま膝を抱えていた。

「お前、やめろよ。びっくりしたわ。」

時間を確認していないので、どのくらい経ったのかはわからない。寒さが増し、辺りは真っ暗になっていた。頭上から呆れた顔の滝沢さんが俺を見下ろしていた。

「おつかれさまです。」

「ほら立って。お前いつからいたの。大丈夫か。」

立ち上がるとあちこちの関節で骨が鳴った。滝沢さんはスーパーのレジ袋を片手に鍵を開けると、未だに口数の少ない俺を部屋へと上げた。

「合鍵持ってるんだから勝手に入っててよかったのに。」

前の仕事を辞めたばかりの頃、俺は毎日のようにこの家にいたので、滝沢さんから合鍵を借りていたのだ。今まで使ったことがないので、今回も勝手に上がるのは気が引けた。

「…で、どうした。俺のカレーよりも重要なことがあったんだろ。」

滝沢さんは俺をソファに座らせ、熱いコーヒーを淹れてくれた。仕事帰りの服のまま、隣に腰を下ろして、俺が話し出すのをゆっくりと待っている。

「昔、俺のことを好きだった奴と会ってました。」

発言の内容が意外だったようで、滝沢さんは少し大きくなった声で返事をした。

「色々と話すことがあったから、泊めてもらって、今日そいつもこっち来てたんです。夕方帰ったけど。」

シオがもう帰ってしまったことを再確認し、一人で勝手に悲しくなった。隣から聞こえてくる相槌は優しい。

「昔は、そいつが俺のこと好きだって言うの、嘘なんだと思ってました。向こうも男で、まだ中学生のガキで、そいつ…変な奴だから。…でも十年経ってまた会って、あいつまだ俺のこと忘れられないんだって…。」

話しながら視界が涙でぼやけていく。ここ数日、泣いてばかりだ。滝沢さんはいきなり泣き出した俺に僅かに動揺したが、何か言って慰めたり、理由を聞こうと続きを促したりはしなかった。

「もう忘れてよって思ったけど、俺もね、ずっと覚えてた。…どうして俺も好きだよって、言えなかったんだろう。」

「本当に好きな人に好きだって言うのは、どうでも良い相手に嘘つくよりずっとずっと難しいんだよ。」

滝沢さんは当たり前の公式をそらんじるみたいにすらすらと言った。

「好きじゃない奴には、好きだって嘘も、嫌いだって本音も言えるのに、本当に本当に好きな奴にはどっちも言えないんだよな。」

面倒だよな、と笑う滝沢さんは、俺の前にティッシュの箱を差し出した。俺は鼻をかみながら滝沢さんの話の内容を考える。シオのことは好き。これは本当。でも俺は、人のことが好きだと、そういうふうに思った経験がほとんどなくて、今の気持ちに不安がある。何か、その愛の背後に得体の知れない怪物のようなものが潜んでいる気がしてならない。それは、俺が愛を知らないせいなのか、裏切りを知っているからなのかまではわからなかった。消したい過去が、俺の心の奥で嫌な笑みを浮かべている。人肌の気色悪さを思い出し、無意識に強く目を瞑ると、まつ毛に乗っていた涙がぼろりと落ちた。

「俺、今の気持ちが本物の好きなのかわからない。誰かのことを愛してるときって、どんな気持ちなんですか。」

マグカップを持った手が震え、その肌の上に零れた涙の粒が揺れている。滝沢さんは一口コーヒーを飲むと、俺の目をじっと見た。

「そうやって悩んでいるっていうのは、結構答えに近いと思うけどな。」

もっと明確な返事がほしかった。子供みたいに癇癪を起こしそうになる。焦りで息が荒くなり、鼻を啜ると喉の奥で涙の味がした。

「もう会えないかもしれないのに、ちゃんと好きって言えなかった!他の誰かと比べて、なんて出来ないよ!本当の好きってどんなのかわからない!わからないままの俺を残して帰った!またね、なんて、待ってる、なんて、また嘘だったんだ!」

滝沢さんの前でこんなことを叫んだって仕方ないと、大声の裏では理解していた。困らせるだけでどうにもならないとわかっていながら、それでも不安定な心情を静めることが出来ない。お前は愛を知らない子供のふりをして、可哀想な自分に酔っているだけなのではないか?自分の特殊性に嫌悪の情を抱きながら、それを盾に悲観という道に逃げているだけなのではないか?心の中で、まだ髪色の明るい俺が、指をさしてそんなことを言っているような気がした。泣いたせいも会って頭が痛い。部屋の中は暖かいが、窓の外には冬の空が広がり、冷えた外気が苦い思い出を想起させた。愛というものへの恐怖と見限り。嘘ばかりだと諦めてしまえば、もっと楽になるだろう。

「…案外、サクも普通だよな。」

滝沢さんは、ほとんど初めて見たであろう俺の怒声に驚いた後、やけに優しい顔つきになって、未だ強張った表情のまま両目に涙を溜める俺を見据えていた。

「俺、お前からお前自身についてあれこれきかずにいたけど、どこか特別な感じはしてた。何かあったのかなって、別に気にしてはいなかったけど、なんだ。普通じゃん。愛だの恋だの、そういうややこしいことを、ちゃんとややこしく思える、普通の男の子だったな。」

「…何もわからないんですよ。」

「俺だってよくわかってないよ。でも一から全部考えるのが面倒で、適当なところでわかったことにしてんの。それで好きって言葉にして、好きってことにしてる。サクは真剣に向き合ってるから苦しいし大変なんだ。でもそれって意外とみんな通る道だからね。普通、普通。」

滝沢さんは安心させようと、小さい子供にするように俺の頭を撫でた。そういえば、この人からの体温も怯えることなく受け入れられる。子供相手に仕事をしているからなのか、学生時代に教育関係の学習をしてきたからなのか、ただ滝沢さんという人間を、俺が拒まないだけなのか。理由はわからないけれど、俺の問いの先に、彼がいてくれて良かったと強く思った。

「…普通…。」

「タトゥーとピアスだらけで普通って言われても実感ないか。」

悪戯な笑顔で俺の髪をかき混ぜる滝沢さんは兄のようだ。いつか彼に恋人ができて丁寧に紹介された日には、多少の嫉妬をしてしまいそうなほど、俺は彼に懐いている。いつの間にか涙は引いていた。

「残念ながらカレーを食えなかったサクに、今日は麻婆豆腐を振る舞ってやろう。…腹減っただろ。」

泣いたり怒ったり忙しなかった俺を気遣うように、柔らかい微笑みを見せた滝沢さんは、もう一度俺の髪を梳くと、台所へと向かった。その後は何でもない仕事の話や、友人の話題で盛り上がり、いつもの日常らしい夕食を済ませた。滝沢さんの家に俺の着替えが一式あるのを良いことに、その日はそのまま泊めてもらった。風呂から上がって、リビングのソファに横たわり目を閉じる。

「俺、明日は朝早いから起こしちゃうと思う。出てってからはベッド使ってもいいし、まぁいつもみたいに自由に過ごしてて。おやすみ。」

スーツのときとは違い、くたびれた部屋着に身を包んだ滝沢さんは欠伸をかみ殺しながらそう言った。リビングの電気を消して寝室へ向かう背中に声をかけ引き留める。常夜灯も点いていない部屋の中は真っ暗で、ソファから顔を上げても相手の表情は見えなかった。

「どうした?」

見えないけれど笑っているのはわかる。俺は暗闇に目を凝らして、なるべく正面から向かい合おうとした。本当は電気を消す前、まだお互いの顔が見えるうちに伝えたかった。何度もタイミングを伺い、恥ずかしさからそれを逃した。

「…ありがとうございます。」

もっと具体的な事物を並べてお礼が言いたかったのに、何とか口にできたのは一言だけで、後に言葉を続けようにも、端的に述べる自信はなかった。廊下へ続くドアの前で、滝沢さんは黙ったまま身動き一つしなかった。少しずつ慣れてきた瞳には、じっとしている影が背景よりも濃い色で映っている。

「…こちらこそ。ひとりで不安なときに、俺を選んでくれてありがとう。信頼されてんのかなって、ちょっと…だいぶ嬉しくなっちゃった。」

早く寝ろよ、と親みたいに言い残し、優しい家主は闇の中へ去って行った。昨日から色々なことが起きて、まるで映画の主人公にでもなったような気分だ。遠出と観光で身体も、泣いたり怒ったりで精神も、どちらも疲れ果てた。ずっと鈍くなっていた感覚が久しぶりに呼び起こされて、いっそうくたびれた気がする。ソファに背を預け、柔らかい掛け布団を頬まで上げて、深く息をついた。疲労が心地良く全身を包み込み、薄く開いた瞼を閉じさせようとしている。逆らうことなく目を瞑った。昨日の夜、隣にいた他人の体温を思い出してしまう。シオの腕の中で見る夢は、きっと全部が愉快で滑稽で、眠りながらもつい笑ってしまうようなものばかりだろう。俺はシオのことが好き。まだ怖いけれど、今はこれでいいや。これから毎日彼のことを考えて、愛について悩んで、そうしたらもっとはっきり明確に好きだと言える。愛の輪郭を指でなぞれるようになったら、会いに行こう。どこにいたって、離れていたって、どうせ同じ星の下にいる。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る