第2章34話 ルノとガロウ(中編)
私は、ガロウさんと一緒に、お世話になった人に結婚の報告をして回り終わった。皆から、お祝いムードが感じ取れて、この日は解散した。そして、その日に夢を見た。
その夢は、この世界の神様、シャルロッテ様が出る夢だった。
「ルノ、私はこの世界の神、シャルロッテよ。よろしくね」
「あ、はい。よろしくお願いします。……って、なぜシャルロッテ様が私の夢に出てきてくれたのでしょうか?」
「過去のあなたが、タイムトラベルしたこと覚えてるかしら?」
「あ、覚えてます。夢にしてはなんかリアルだったなと」
「あれは、現実に起きた事だから、覚えてるわよ。ただ、夢に似た状況になっているだけだから、所々曖昧なはずなのよ」
「えっと……?」
「分からないなら、そのままでいいわ。そうそう、これも夢ではあるけど、私のお告げだから、気にしなくていいわよ」
「普通の人からしたら、神様のお告げは気にすると思いますが……?」
「あら、そうなの?まあ、いいわ。とにかく、明日は元々の予定を優先してちょうだい。そしたら、過去のあなたと自然に出会えるから」
「できるだけなら、合わない方がいいのでは……?」
「そうもいかないのよ。だって、一時的に未来に避難させないと、あの時あなた死んでたから……」
「ええっ?!そんな危機的な状況だったんですか?」
「そうよ。だから、過去のあなたと会って」
「分かりました。ありがとうございます」
「そうそう、ルノ。結婚おめでとう。私があの人と鉢合わせたから、思う存分幸せになりなさい」
「ありがとうございます!」
「いい子ね。それじゃあ、そろそろ目覚めの時間よ……」
その言葉が聞こえた瞬間、私は目覚めた。
そして、私はシャルロッテ様の言う通りに従うことにした。そしたら、騒ぎが聞こえた気がした。急いで騒ぎ声のした所へと向かう。そしたら、リルちゃんが捕まっていて、過去の私もいた。私は素早い手つきでゴロツキ達を黙らせる。そして、過去の私を過去に戻したあと、私はゴロツキ達に向かっていた。
「さて、どうされたい?警備隊に突き出されるか、氷漬けにされるか」
「ヒィッ!警備隊に行くから、氷漬けをやめてくれ!」
「OK。リルちゃん、連れていくの手伝ってくれる?」
「わかってる」
そして、リルちゃんと一緒に警備隊に引き渡した。そのあと、リルちゃんと楽しく話をしながら帰った。帰った後に、ガロウさんにすごく心配されてしまった。
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