第2章14話 月の光

「今日は、満月かな?」

「ルノ様は、満月の夜が楽しみなのですか?」

「うん。ガロウさんが変身する事も楽しみなのだけど、満月になるとみんな強くなるらしいよ」

「そうなのですか?」

「うん。種族的なのもあるんだろうけどね、強くなったみんながみたいな〜、なんて」

「今日は、予報では、満月らしいですよ」

「じゃあ、みんなに聞いてみよっと」

 私とリナは、部屋を出て、ガロウさん達の部屋に向かった。そして、今日が満月だと言うことと、強くなったみんなの力がみたいと言うと、OKをもらった。念の為、普段の力も見せてもらった。

 その結果、ガロウさんは、10回大木を蹴って木が少し折れかけてる。月影さんは、10回大木を蹴ったら、月影さんの方が全然削れていなかった。ダラグさんは、10回大木を蹴ったら、ガロウさんよりも折れかけてる状態になった。

 そして、夜。満を持して待っていた。月は満月だった。ガロウさんは、毛が生えてもふもふしていた。

 大木は、全員1回で折れてしまった。もちろん、昼間の大木ではない。私もリナもすごいと思った。

 その後、私達は、会話をしてお開きにした。

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