灯火

 2025年11月23日


 旭川に来ています。

 今はホテル待機なのですが。


 今、小さな灯火ともしびが、ゆらゆらと揺れ動き、時々消えそうになりながら、それでも小さな炎は頑張って灯っています。


 私にとって初孫。

 たった一人の可愛い孫、わかちゃん。

 自分で呼吸もできない、意思疎通もできないけれど。

 いつも周りの皆を癒してくれる存在。


 容態が急変した時、私は手術直後で。

 どうしても行けなくて、母に頼んで行ってもらって。

 わかちゃんも母の元気を貰ったようで、少し持ち直し。

 私が20日に退院。母は21日に香川に帰り。

 昨日、22日。

「もう本当にダメかもしれない」

 と、朝、娘から電話があり。

 私たち夫婦は大慌てで旭川の病院へ。


 顔を見ると、少しだけ目を開けて、何か喋っているよう。

 沢山お話をして、時々わかちゃんは涙を流して。

 辛いね。苦しいね。でも頑張ってるね。

 わかちゃんは、一番頑張り屋さんだ。

 そんな気持ちを伝えながら。


 もう……どうしようもないんだろう。


 私たちは、こんなとき、本当に無力だ。


 今日もパパのお兄ちゃんや、仲の良いお友達が来てくれるらしい。

 みんなに会えて嬉しいね、わかちゃん。

 あとで、じいじとばあばも行くからね。



 目の前で、灯火が消えてしまうとき

 私は何を思うだろう。

 娘を抱きしめるだろうか。

 諦めきれない気持ち

 でも、現実は受け入れなければいけない。


 私は心を強く持って、娘を支えてやりたいと思う。

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