心の闇から魔物をたくさん発生させれば、魔王はアッという間に主人公達を包囲できるはずでは？と思いましたが
魔物を生み出すのに手間がかかり、最も厄介なブレイと平二くんを優先的に倒そうとしている、という理由が
きちんと考えられているところがよかったです。

そして平二くんがリアル不信になった理由ですが……
前半ずっと詳細が伏せられてきたじれったさに見合う第12話でした。
第12話を読んだことで、平二くんの言う
「リアル世界にブレイみたいな勇者は存在しない」にも
「リアルの厄介事には関わりたくない」にも納得できます。
そういう点で、本作は巷にあふれるハーレムものから一歩抜きん出ていると思います。

平二くんは光の力に目覚める前から勇者体質でしたが、
リアル世界で奮闘しても、ゲームのような大団円は期待できません。
本当にリアル世界の面倒臭さったらないですよね！！