第4話

施設が閉館時間に近づく、病院ではないので、部屋には居れなそう。

仕方ないので、駐輪場で待機させてもらう。

何かあったら、声を掛けてくれと、伝言した。

施設の周りは何も無い、大きな公園の隣り。

色々と考えるが、仕方ない。

夜中の1時半頃、寒くてエンジンをかけて暖房をいれた。

気がつくと、5時、結局のところ、声も掛けられなかった。

夜間番の職員が朝の開門に出てきた、建物に戻ると同時に入れてもらった。

母の部屋へ、介護士さんが、母の口の中に痰が溜まってるのを大きな綿脂肪で拭いていた。



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