第5話

今はこれから、バーベキューの時間だ。


ちなみのあのあと俺は、先生に怒られた。


先生の言葉を無視していったこと。


俺と先輩、二人とも。おかげで何度もはかりなおされたけど。


「あー、おいしい」


俺は一人階段に座り、肉をほおばっていた。


「はい、これ」

「先輩」


先輩が来て、俺の隣に座りついでに俺の皿に野菜を盛った。


「お肉ばっかり食べてちゃだめだぞ」

「う、バレたか……」


先輩はお見通し。


「改めて言うけど、今日はありがとね」

「いえ、俺のせいでもあるので」


先輩をはなした、俺も悪い。


「いや、そんなことはないよ」


はは、と笑い飛ばしてくれる先輩。


「天音ー!きてー!」


先輩を呼ぶ声が聞こえた。


「今行くー!じゃあ霧島くん、この時に来てくれる?」


先輩は俺にメモを渡すと、「じゃあね」と言って友達たちのほうに行く。


メモを開くと、こう書いてあった。


『今日の午後7時半、屋上にて待つ!絶対来てね( `・∀・´)ノコイヨキリシマ!』


と。

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