第136話 心理

 試合の勝敗自体の行方は、ほぼ確定したと言ってもいい。

 アナハイムの打線が二巡目から、オットーの球を的確に捉えるようになってきたのだ。

 4-0と点差が開いたが、これはこのワールドシリーズのカードの中では、最大の点差である。

 普通ならまだ挽回可能な点差だと言える。

 しかしこれはポストシーズンのワールドシリーズであり、アナハイムのピッチャーは直史なのだ。


 大介の二打席目を終わらせたところで、いささか楽になっていたことは間違いない。

 それでもここからは出来るだけ体力を使わず、早めに試合を終わらせることを考える。

 力は抜いても手は抜かない。

 それが直史のピッチングで、打たせて取ることを最優先にする。

 すると自然と試合は進み、そしてランナーは出ないので守備陣は退屈になる。


 野手が暇であるということは、悪いことではないのだろう。

 実際にはぼちぼちと球は飛んでくるのだが、ランナーさえいなければ思考はシンプルに、ファーストでアウトを取ればいいということになってくる。

 複雑なシチュエーションになると、それだけフィルダーチョイスのミスも多くなる。

 楽をするためには、ランナーを出さない方がいい。

 それは当たり前のことであるが、同時に絶対的におかしなことでもある。

 誰だってランナーなど、出したくて出すわけではないのだから。


 血を流したくないのならば汗をかき、汗をかきたくないのならば知恵を絞る。

 直史も樋口も反復作業で技術を身につけるのを否定するわけではないが、トレーニングは必要以上にやってはいけないと考えている。

 負荷、食事、睡眠を含む休養。

 これらによって人間は、その力を増していく。

 かつては一週間に休みなどなく、毎日練習とトレーニングをするのが当たり前という時代があった。

 今ではそういったトレーニングは少なく、適切な負荷をかけては栄養を摂取し、トレーニングも一箇所を充分に休めて、違う場所を行っていくというのが主流だ。

 基本的にトレーニングの理論は、新しいものの方が正しい。

 なぜなら古いトレーニングは、新しいものを知らない。

 新しいものは古いものの後に、出来上がってくるからだ。


 中学時代はもちろん、高校時代にセイバーから学んだことさえ、今では古くなっていることがある。

 もちろん間違っていたと言うよりは、より効率的になっている方が多いのだが。

 日本の野球が精神論に偏り、効率性や合理性が低かったのは、その根底に軍事教練があるからだ。

 第二次大戦中に、戦時下で野球などやっていられるかという空気の中、野球の練習こそがまさに、軍事教練の精神で行うと、説得した者がいた。

 それは野球の火を絶やさないということでは正しかったのだが、戦後にすぐそれを改めなかったのは、大きな間違いであった。

 昭和になっても平成になっても令和になっても、まだ野球の時代錯誤感は大きい。

 日本の野球の根底に、それがもう基礎となってしまっているからだ。

 直史にしても中学時代は、かなり無茶なことをしていた。

 それでここまでたどり着けたのは、本当に幸運なことなのだ。

 他の誰かに教えるとしても、自分のやり方は教えない直史である。

 正しい練習やトレーニングというのは、一般化してこそ価値がある。

 ただどうしても平凡なやり方では、開花しない才能というものもある。

 直史にしてからが、そういった種類の人間であると、自身を思うのだ。




 六回の表、ツーアウトからメトロズの攻撃。

 大介の第三打席である。

 ランナーは出ないように、念入りに直史が処理した。

 ホームラン以外は次の打者を、外野フライでも内野ゴロでも、アウトにさえすればいい。

 外野は深めに守っているため、ツーベースまでには抑えることは出来るだろう。

 スリーベースはごくわずかにではあるが、樋口の後逸なども考えなければいけない。


 四点差となってしまった以上、大介を無理に封じる必要はない。

 だが問題なのは、この試合の勝敗だけではないのだ。

 現在まで二勝一敗とメトロズの勝ちが先行している。

 ここでアナハイムが勝つことは、おそらく揺るがないだろう。

 だがそれでも、勝ち星はタイに戻るだけだ。


 五戦目と六戦目、メトロズに勝たれてしまえば、七戦目はもうない。

 なので五戦目に負けた場合は、六戦目に直史が投げることも考慮しておく。

 中二日となるが、去年もやったことだ。

 ただしそうすると第七戦を、どうするかという問題が出てくるが。


 第五戦、明日の試合にも勝たなければいけない。

 そのためには味方の士気を高めて、相手の士気を挫く必要がある。

 第二戦のメトロズも、わずかに隙はあったのだ。

 武史が投げていないあの試合が、勝つためには絶対に落としてはいけない試合であった。

 第三戦は先制はしたものの、そして結局は2-1の接戦だったものの、勝てる確率は低い試合であったのだ。


 この第四戦は必ず勝たなければいけないが、単に勝つだけでもいけない。

 次の試合につなげるように、勝たなければいけないのだ。

 具体的にはメトロズの得点力を揺さぶる。

 第六戦までには戻してくるだろうが、明日の第五戦。

 メトロズ打線をロースコアに抑えて、アナハイムは普段どおりに打つ。

 野球というのは不思議なもので、同格の相手をロースコアに抑えた場合、こちらの打線もロースコアに抑えられてしまったりする。

 ただアナハイムの最大のストロングポイントである直史は、武史を大きく上回る特徴を持っている。

 それはリリーフも出来る自在性だ。


 競馬に例えれば、武史などは最後の直線に備えて、脚を溜めておくタイプ。

 普通のリリーフなどは、テンから飛ばしていくスプリンターか。

 直史はスプリント勝負も追い込んでからも、どちらも出来ると言おうか。

 武史のリリーフ適性のなさはどうにもならないが、立ち上がりの悪さはわずかに、改善の余地が見えてきているが。


 フィジカル面ではなく、これはおそらくメンタル面。

 直史はもはや自在に、ゾーンを操る域に到達しつつある。




 大介を抑える。

 それも出来るならば、他の誰にも分かるように完璧に。

 第一打席は内野ファールフライ、第二打席は見逃し三振。

 ここまではほぼ、完璧と言っていいだろう。

 本当ならここまで点差がついているなら、ホームランの一本ぐらいも打たれてもいいのだ。

 ただし直史がいくら勝っても、チームで勝たなければ意味がない。

 いや、直史と大介にとっては、充分意味があるのかもしれないが。


 不思議なものだ。

 野球は集団競技であるのに、ピッチャーとバッターの勝負は個人競技にかなり近い。

 おそらく直史が三勝したならば、世間の評価は直史の方が大介よりも上となる。

 だがそれでは我慢できないと、直史の奥底からの声がする。

 もう充分に勝っただろうと、理性的な自我は考える。

 しかし魂の奥底では、もっともっと勝利を目指してしまっている。


 そろそろ認めよう。

 自分が死ぬほどの負けず嫌いであることを。

 中学時代のトラウマは、いくら勝利しても完全に消えることはない。

 プロの世界になど来れば、どんなピッチャーでも年に数回は負ける。

 それが分かっていたからこそ、最初からプロなどという選択肢はなかったのだ。

 耐え難いほど続く敗北のトラウマを、レギュラーシーズンで何度も味わうのか。

 甲子園で負けた時の、まるでPTSDのように戻ってきた絶望感。

 さほど重要でもないレギュラーシーズンの試合で負けるたびに、あれを食らうことになるのか。


 最終的にチームが勝てれば、そういったダメージを受けることはない。

 また自分が投げていない試合では、そういうものだと諦める。

 だがチームが優勝出来ないというのは、それなりに腹が立つ。

 直史は意外なことに気付いていないが、そういった失敗体験の後には、より強力なピッチャーになっている。




 第三打席の大介は、狙いを絞っている。

 一般的な好打者がやる程度のことを、さすがにしているのだ。

 直史のボールを正確に読むことは不可能だ。

 また感じるままに打つというのも、上手くいっていない。

 

 打てそうな球をあえて投げるというのは、もちろん危険なことなのだ。

 だが直史はそれで三振を取ったり、内野ゴロを打たせたりする。

 絶好球すぎて力が入ってしまうと、ミスショットをするというのは本当なのだ。

 ただその組み合わせを、どうやって上手く作り上げるのか。

 おそらく膨大なデータと経験から導き出しているのだろうが、大介の脳の処理は、深さよりも速さに傾いている。


 目から取り込んだデータから、ボールの軌道を見抜く。

 だがそのデータに合わせたスイングを、自分が出来ていないのだ。

 脳が騙されている。

 なのでバットのスイング軌道と投げられたボールの軌道が、完全には一致しない。

 パワーだけで持っていくなら、外野フライが精一杯。

 もちろんこれは方向にもよるが、ヒットになる可能性もある。


 直史の投げた初球は、何が来るのか明らかに分かった。

 前の試合で見た、特別にこれだけは除外された球種。

 本来の直史ならば、完全に同じフォームから、多種多様な球種を投げる。

 だがこれだけは、その特殊性から変わってしまうのだ。

(ナックル)

 ゆらゆらと揺れて落ちる、確率でしか打ち取れないボール。

 大介はもちろん、このボールへの対抗策は考えている。

 だが確実なものはない。

 逆にあちらも決め球としては、使えないわけだが。


 リリースされたボールは、ナックルではなかった。

 遅いボールで、間違いなくナックル用のフォームから投げられたのだが、あんなにも揺れてはいない。

(チェンジアップ?)

 見極めるために、大介はスイングの始動を止める。

 そしてボールはやや高めの位置から、内角へと落ちていった。

 審判の判定はストライク。

(なるほど)

 ナックルカーブだ。


 ナックルとナックルカーブは、原理的に全く違うボールである。

 単純にナックルに近い握りから、ボールを弾くように回転をつけるから、ナックルカーブという名前がついている。

 ならばナックルの投げ方から、ナックルカーブも投げられる……のか?

(いやまあ実際に、投げているわけだけど)

 ただ変化量は明らかに少なかった。


 ナックル用のフォームからは本来の威力ではないボールしか投げられない。

 そう下手に推測すると、普段どおりの変化で投げてくるのが直史であるが。

 とにかくテーマは決まった。

 ナックルを中心とした配球に、対応できるようにする。 

 試合自体はもう敗北が決まっていると、大介も分かってはいる。

 なので次の打席、そして次の試合を考える。


 レギュラーシーズンでは投げず、ポストシーズンでも大介に初めて投げたナックル。

 これは大介用にとっておいたのか、それとも虚仮脅しで初見殺しに近いものなのか。

 実際に第一戦では、ホームランこそ打ったものの、その後の四打席目をナックルで打ち取られている。

(ファーストストライクを取られて、次にどんな球で仕掛けてくる?)

 比較的スピードが出るはずのナックルカーブが、遅くてあまり曲がらなかった。

 ここで速くて曲がる球を投げられたら、反応出来るのだろうか。

 そう思っていたところに投げられたのは、速くて大きく変化する球。

 本来のナックルカーブだ。


 大介はそれを見送った。

 審判のコールはボールだが、ゾーンは通っている。

 そして大介は、自分の失敗にも気付いていた。

 今の球は打てるはずであったのだ。


 大介はこの打席、カーブを打つことにかなり絞っている。

 直史の投げる中では、カーブが一番割合が多いのだ。

 もっとも大きく曲がるカーブや、完全に落とすタイプのカーブに、スローカーブなどと多種多様。

 それでもカーブを打つと、事前に決めていたはずなのに。


 どんな種類であっても、カーブを打てば直史の配球を限定させることが出来る。

 なんだかんだ言っても、直史の投げるカーブは、コンビネーションの基礎をなしている。

 しかしここまでカーブを投げたのだから、次はカーブはないだろう。

 どうにか追い込んでから、そのまますぐに勝負してくるか。

 いつもはそうしている直史であるが、ここはあえてそれを崩して、ボール球を振らせてくるかもしれない。

 色々と考えているが、直史はポジションに入っている。

 構える大介に対して、直史はクイックモーションで投げてきた。

 スピードの乗ったそのボールは、やや外寄り。

(ツーシーム!)

 そう見当をつけてスイングしていくが、ボールはさらに逃げていく。

(届け~!)

 腕を最大限に伸ばしていくが、それよりも大きく変化した。

 倒れこむ大介に、外に大きく変化したボールをキャッチする樋口。

 ボール球を振らせることに成功した。




 三球目に投げたのはツーシームではない。

 ツーシームと似た変化をし、ツーシームよりは少しスピードが遅く、減速が急な、高速シンカーである。

 ナックルカーブを二度も見せて、その後に逆方向への変化を見せたのだ。

 三振が、特に空振り三振が少ない大介に、空振りをさせた。

 

 これで追い込んだ。

 そしてボール球を二つ投げることが出来る。

(派手に倒れたし、次は内角を狙ってくるかな?)

 大介はそう予測している。

 確かに今の逃げていくボールを追いかけて、体のゾーン感覚は外角寄りになっている。

 ただし元々大介は内角はボール球でも普通に打ってしまうのだ。

 そう甘い球を投げてくるとは、全く思っていない。


 ボール球を振らせるという手段は、連続では通用しない。

 だが単に外に投げるだけでは、カウントを悪くするだけだ。

 サインに頷いた直史が投げたのは、外のスルー。

 切れ味鋭くアウトローに入る。


 大介のスイングはそれを捉えたが、ファールゾーンに転がっていく。

 見逃してもおそらくボールだったとは思うが、樋口がフレーミングでストライクにしてしまう可能性もあった。

 ともあれこれで、外にはもう投げにくくなったろう。

 そう思った大介は、確認を忘れていた。

 今のスルーのスピードが、どれぐらいであったかを。


 ここで次にはスルーチェンジか、と大介は予想する。

 スルーチェンジは確かに打てないチェンジアップだが、普通のスルーのすぐ後では、さすがに大介なら見逃してしまうものだ。

 しかし投げられたのは、そのスルーチェンジ。

 大介はわずかに反応したが、そのボールを見逃した。

 ワンバンしたボールを樋口がキャッチし、これで並行カウント。

 まださらにボール球を投げてくることもあるかもしれないが、効果的な組み立てがここから出来るのか。


 直史のフォームは普段よりも、ほんの少しゆっくりとしていた。

 だがその腕の振りは、速いボールを投げるためのものだ。

 スルーが内角に投げられた。

 反応した大介はそれを打ちにいったが、タイミングが違う。

(差し込まれる!)

 打球はバウンドし、セカンドのほぼ正面。

 ジャンプしたセカンドのグラブに、それは収まる。

 ファーストに投げて、これでゴロアウト。

 スリーアウトでチェンジである。




 今の打ち取ったボールの正体は、普通のスルーだ。

 ただ先に外に投げたスルーは、少しスピードをセーブしておいた。

 その後にさらにスルーチェンジを見せて、大介の体感スピードを狂わせておく。

 そして最後には内角の、より体感速度を速くするコースへ、スルーを投げたのだ。


 ここで恐れていたのは、大介のパワーとスピードが、想定よりも遅いこと。

 そうしたら打球は近くで大きくバウンドしたかもしれない。

 それにセカンドも速いボールをよく処理してくれた。

 ほぼ正面に飛んだのは、ほとんど運である。


 スルーの速度差で、大介を打ち取る。

 これは実は、最悪でもホームランにはならないであろう、という組み合わせなのだ。

 それを発展させて、カーブの落差を見せた後、アウトローを攻める。

 そして最後に投げたスルーは、わずかながら大介のタイミングを外した。

 投球フォームを少し遅くしたことも、それには関係しているだろう。


 左足を踏み込むまでは、わざとゆっくりと時間をかける。

 だがそこからはスピードを増し、そして腕も強く振り切る。

 大介であってもこれで、ボールのスピードを錯覚したというわけだ。


 出来れば空振り三振が一番ダメージは大きいのだが、それはまた違う組み立てが必要になる。

 あと一打席回ってくるのだから、そこで空振りを取るのがよりダメージは大きい。

 アナハイムのバッテリーはそう考えて、この第三打席も布石として使った。

 大介の頭の中には、おそらくこれで沈むボールが強く印象付けられている。

 第四打席に使える球種が、これで増えてくれた。


 そしてこの大介の第三打席の凡退は、完全に試合の趨勢を決定した。

 メトロズはリリーフの中でも、特別強力ではないピッチャーを投入していく。

 アナハイムの打線は、遠慮なくそれを打ち砕いていった。

 六点差がついて、試合の勝敗は決したも同然。

 なので重要なのは、あしたの第五戦にこの勢いをどれだけ引き継いでいくかということ。

 打線の方は問題はない。

 なのでメトロズの打線を、どう殺すかということなのだ。


 そのために必要なことを、直史と樋口はもちろん分かっている。

 大介の第三打席の後も、バッターはしっかりと打ち取っていく。

 グラウンドボールピッチャーであるはずの直史だが、樋口はもうこれで四戦連続で、メトロズの打線と対決しているのだ。

 それだけの蓄積があれば、直史のコントロールを使って、打ち上げさせることも簡単になってくる。


 外野が前目に守って、内野よりもわずかに飛ぶ打球を、しっかりと処理する。

 もちろん外野の頭を越えれば下手をすればランニングホームランなのだが、そこは樋口の判断による。

 アッパースイングで飛ばそうと思って来るバッターには、カーブや高めのストレートが有効。

 フライを打たせればゴロよりは、エラーの出る可能性も低い。


 試合自体は圧勝だ。

 だがそれでも観客がまるで帰るつもりがないのは、これがワールドシリーズだからだというだけでもない。

 直史がノーヒットノーランを継続している。

 それもあるだろうが、最大のものは違う。

 このままならば九回の最後のメトロズの攻撃は、大介がラストバッターとなる。

 その四打席目の勝負を見ていかなければ、画竜点睛を欠くということになるだろう。


 八回の裏が終わって、いよいよメトロズの最後の攻撃。

 スタンドのアナハイムを応援する観客は、素直にこのピッチャーとバッターの対決に集中することが出来る。

 ピッチャーとバッターの対決は、もちろん守備陣の力でも変化する。

 だがここで直史が、大介を打ち取ってしまえば、それは明らかな勝利だろう。

(さて)

 八番と九番に、代打が出てくることもない。

 メトロズ側のベンチも、この最後の山場を分かっているのだ。


 試合の勝敗には全く関係がない。

 だがワールドシリーズの行方を窺うことにはなる。

 大介の第四打席が巡ってきた。

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