第50話 いつものこと
直史にとって、初めてのことであった。
MLBのポストシーズンでパーフェクトを達成するのは。
そもそも今年が初めてなのだし、これが二試合目であるのだから、それはまあ初めてにもなるだろう。
いや、そもそもと言うならば、ポストシーズンでパーフェクトをやった人間など、本当にどれほどいるのか。
ノーヒットノーランでさえ、相当に珍しいのに。
九回27人96球8奪三振。
ラッキーズの心を折るために、ある程度意識をしたパーフェクトであった。
ただそれは狙っていた、というのとも少し違うのではないか。
直史は常に、完全に安全な勝利を求めているのだから。
試合後のインタビューで、直史は答える。
「個人の記録には意味がない。重要なのはワールドシリーズへ進出することと、そこで勝つことだから」
周囲の感想としては、これは間違いのない偉業である。
だが直史はトロントとの試合でも、ヒット一本エラー一つのワンヒットノーランを達成しているのだ。
そこからヒットとエラーが一つずつ減っただけだとも言える。
NPBでのポストシーズンの試合でも、パーフェクトは既に達成している。
レギュラーシーズンであれだけ達成したのだから、ポストシーズンでも達成してもおかしくない。
どうしてそういう理屈にならないのか、直史としては不思議である。
価値基準が完全に違う。いや、おかしい。
インタビューが終わってようやく確認したら、ニューヨークでメトロズが負けていた。
投げたのが本多なので、上手くやれば大介も抑えられるかと思っていたら、三打数の二安打で一ホームラン。
最強打者にこんなことをやられて、それでも負けなかったのは凄い。
トローリーズはスーパーエースと呼べるピッチャーを所持しているし、クローザーも強力だ。
大介を最後に敬遠して、勝利をしているしたたかさもある。
まさか、とは思っている。
当然のように物語のように運命のように、自分と大介は対決するのだと思っていた。
だがトローリーズは大介以外をほぼ封じ、ロースコアで勝利したのだ。
メトロズの投手陣は相当に強いように見えるが、実際は打線の援護が極めて大きいだけだ。
クローザーの上杉以外は、それほど恐ろしいピッチャーはいない。
殴り合いに強いように見えるメトロズだが、それは大きな勘違いだ。
負けた試合を見ても、相当に得点を取っている場合が多い。
つまり投手・守備方面での力は弱いのだ。
大介は一人で、三割り増しぐらいショートの仕事をしているが。
次の試合で負ければ、かなりまずいことになるだろう。
ただし終盤、それこそ八回にでもリードしていれば、上杉が回またぎで投げてくるだろう。
そのあたりの柔軟性があるかどうかで、メトロズとの対決が成るかどうかは決まる。
絶対的エースを打たれたラッキーズは、翌日の試合に上手く切り替えることが出来なかったようである。
直史はもちろん投げはしないが、試合前からベンチの前の席に座り、坂本と色々と話している。
そこに今日の先発のスターンバックが混ざり、ラッキーズの攻略法について話し合う。
ラッキーズの選手からすれば、スターンバックは今年対決していない相手だ。
これまでのデータはもちろんあるが、今年のスターンバックの成績は、劇的に向上している。
ただ実は、全体的な貢献度は、プラス面だけを見るとさほど大きく変わっていない。
変わっているのは、マイナス面が極端に少なくなったからだ。
今年のスターンバックの失点を見れば、明らかに防御率が上がったのは分かる。
そして負けた試合の中でも、おおよそ己の責任イニングまでは、しっかりと投げているのだ。
一番失点した試合でも、五回で五失点。
アナハイムの打線の力なら、そこまでの失点ならまだ逆転することもある
分かりやすい投手の指標の一つに、クオリティスタートというものがある。
六回までを投げて三失点までなら、及第点というものだ。
また七回までを投げて二失点以内なら、ハイクオリティスタート。
スターンバックは29試合を先発として投げたが、そのうち26試合がクオリティスタート。
また11試合をハイクオリティスタートで投げている。
そのつもりならもう少し長いイニングも投げられなくはなかった試合もある。
チームの方針として完投をさせていないが、ほんの少し無理をしたら、何試合かは完投し、完封もあったかもしれない。
ただ今年のアナハイムは、そんな無理をさせなくても良かったチームだ。
おかげでヴィエラの他にもマクダイスと、ローテを抜かずに投げぬいたピッチャーが多い。
故障らしい故障をしたピッチャーが一人もいないのだ。
ピッチャーの安定感によって、アナハイムはここまでの成績を残した。
そしてここからはピッチャーの馬力がものを言う。
第二戦もラッキーズ相手に、初回のスターンバックは三者凡退でスタート。
そしてアナハイムは初回から、ターナーのタイムリーヒットで一点を奪った。
続く坂本は二匹目の泥鰌を狙って、あえなく凡退したが。
だがアナハイムにとっては先取点は、とてつもなく重要なものとなる。
ラッキーズはやはり見栄を張らずに、ハワードは二戦目か三戦目に出すべきだったろう。
それでも第七戦までもつれこめば、もう一度使うことが出来たであろうから。
試合の展開にさほど意外なところはない。
スターンバックは五回まで無失点。
そして五回の裏に、アナハイムは連打で二点を追加する。
六回の表に一点を返されたが、そこでスターンバックの本日の仕事は終了。
六回の裏には下位打線に一発が出て、さらに追加点を増やした。
七回からはリリーフ陣が頑張ることになるが、ラッキーズの選手が二度見三度見したのは、直史がブルペンにいたからである。
先発のピッチャーでも佳境になってくると、リリーフで投げないこともない。
だが昨日完投したばかりのピッチャーを、まさか投げさせるはずもない。
それなのに直史はブルペンにいて、これ見よがしにプレッシャーをかけてくる。
本当に、投げてくるはずはないのにだ。
……ラッキーズは調べてしまっている。
直史のプロ一年目、連投で勝利していることを。
リリーフではなく、先発で連投勝利。
それも二日目にはパーフェクトを達成していることを。
ラッキーズの選手たちは、それでもまだなんとか冷静さを保っていた。
しかし直史がキャッチボールを開始して、そのギリギリの状態も崩壊する。
体の動かし方を忘れたかのような、みっともないスイング。
バットはヘロヘロと振られて、中途半端にボールを打ってしまう。いや、当たってしまう。
内野ゴロの山を築いて、リリーフ陣はとっても簡単なお仕事を遂行していく。
そしてアナハイムはさらに点を加えていく。
ラッキーズベンチは、強いリリーフを投入していくのを諦めた。
負けるにしても、負け方というものがある。
1-0で直史にパーフェクトを食らったのは、まだしも相手を一点に封じることが出来たと考えるべきだ。
だがアナハイム打線は調子に乗って、またもターナーがホームランを打ったりする。
さすがにポストシーズンは、アンリトンルールなど知ったことではない。
ポストシーズンでそこまで点差を付けられる方が悪いのだ。
結局最終的なスコアは9-1で完全勝利。
終盤にはラッキーズも、既に勝負を捨てていた。
直史は結局、キャッチボール以外は何もしなかった。
アナハイムがラッキーズに対して二連勝。
最初はエース同士の対決でロースコアゲームを制し、二試合目は圧倒的な勝利。
スターンバックと相手のピッチャーとの間に、それほどの差があったわけではない。
だがベンチにいるだけ、そしてキャッチボールをするだけで、直史は圧倒的な対戦相手への特殊効果を与えていた。
さすがは魔術士である。
ここから舞台はニューヨークに移動して、三連戦が行われる。
移動の時間とホームのスタジアムに変わるということで、ラッキーズはなんとか建て直してくるだろう。
アナハイムの第三戦は、先発がヴィエラ。
先発三本柱の一人であり、今年34歳になったベテランである。
まさか自分のキャリアハイが、こんな年齢になってから訪れるとは思っていなかった。
だがさすがにベテランらしく、今年のアナハイムの強さがなんなのかは分かっている。
100球で完封してしまえるピッチャーが、どれだけ貴重なことか。
セットアッパーもクローザーも、ほぼ確実にその試合を休むことが出来る。
ピッチャーの消耗を抑えるというのは、レギュラーシーズンを戦っていく中では、間違いなく大事なことなのだ。
そしてポストシーズンに入っても、そのピッチングはレギュラーシーズンを踏襲するどころか、ますます磨きがかかっている。
同じピッチャーとしてはコンプレックスや嫉妬を感じてもおかしくないのだろうが、あれはもう別の生物だと割り切っている。
根本的にピッチングのやり方が違うのだ。
初歩の初歩の段階から、おそらく鍛え方が違う。
そしてその鍛え方も、肉体的なものは聞いてみたことがある。
とにかくボールを正しく投げること。
無茶な話だとは思うが、それで結果を出してしまっているのだ。
直史のあれは、フィジカルな才能と言うよりは、一種の特異体質だ。
下手にフィジカルをウエイトなどで鍛えると、そこで故障してしまう間違ったやり方の選手も多い。
直史のやり方は明らかにその間違ったやり方のはずなのだが、結果的には壊れずに究極の技巧派に至っている。
アメリカの野球の指導は、トレーニングに関しては、世界で最先端のはずだ。
だがピッチングというのはトレーニングではなく、技術の問題に入るのだと思う。
そして技術論を言うなら、それはかけた時間におおよそは比例する。
質だけでフィジカルは高くなるが、技術を磨くのには反復練習が必要になるのだ。
反復練習になど意味はない、などという極論もあったりするが、それは間違いだと自分のピッチングで証明している人間がいる。
ヴィエラは直史を尊敬している。
より正しく言うなら、畏怖していると言った方がいいだろうか。
ベースボールにこれまでなかった、新たな価値観を持ち込むかもしれない。
いや、旧来のものはそのままに、また違った価値観が両立することになるのか。
ともあれその時代が本格的に来るまでには、自分は引退しているだろう。
これが若手であれば、新たな常識に慣れるのに、とても大変であったのかもしれない。
二連勝という結果は、ある程度直史も予想していたことだ。
スターンバックは新人ではないし、舞台もホームフィールドと、いい条件が揃っていた。
問題は次の試合からであり、ここでどう戦っていくかは、ワールドシリーズにまで影響するだろう。
ラッキーズとしては二戦目の勢いを一度断ち、直史が次に投げる五試合目まで、二勝はしておきたい。
つまりホームで二連勝するのが目的だ。
ただしそれをやっても、五試合目でまた直史に完封でもされたら。
さすがに今度はもう、アナハイムに再び戻り、二連勝出来るとは思わない。
正直な話、二連敗でこのカードが始まった時点で、もうラッキーズは詰んでいる。
野球は筋書きのないドラマと言われることはあるが、直史には勝てないことは、ほぼ世界の絶対法則になっている。
もちろんちゃんと、直史が投げてきても勝つ方法はあるのだが。
ピッチャーは絶対に、ピッチャーの力だけでは勝てない。
野球は点を取らないと勝てないスポーツなのだ。
だが実際には、0-0で終わる試合などは滅多にない。
なのに直史は当たり前のように完封するから、常勝と言ってもいいぐらいに非常識なのだ。
移動の翌日、ラッキースタジアムの試合。
ニューヨーカーの多くが、試合の観戦にやってきていた。
元からラッキーズは人気の高いチームではある。
ポストシーズンに加えて相手がアナハイムということもあって、スタジアムはいともたやすく満員になっていた。
この試合は当然ながら、配信で全世界に流される。
日本などでは両方のチームに日本人選手がいるため、注目度も高い。
ただ直史の出番は、この試合ではないはずである。
もしもリリーフとして登板するとしたら、それは四勝目を狙えるとき。
それ以外は直史は、最終兵器として飾りにしておく。
抜かないから伝家の宝刀。
ただ直史は実際に試合でも投げてもらう。
球数の少ないピッチャーが、どれだけ消耗しているのか。
そのあたりの判断は、アナハイムのベンチがするしかない。
いよいよ三戦目、ニューヨークでの試合が始まる。
今年はホームでもアウェイでも、ラッキーズには勝ちこしているアナハイム。
10月ともなってもう、季節的は秋に至る。
ベンチに入った直史は、この試合からはやや有利でいられるかなと考える。
この第三戦にも勝利すれば、王手をかけることになる。
四戦目に直史を持ってきて、試合をスウィープさせたなら、ワールドシリーズまで楽な日程で投げることが出来る。
メトロズはアナハイムよりも、ピッチャーに戦力が偏っていない。クローザーを除いては。
それだけに上手くピッチャーを温存することが、アナハイムがメトロズに勝つためには必要なことだ。
一回の表、アナハイムの攻撃。
ラッキーズもいいピッチャーを出してくるのだが、アナハイムの勢いは止まらなかった。
ツーアウトから四連打で三点。
統計的に見ればここで、アナハイムは七割以上の確率で勝利することになる。
パーフェクトで負けた後、九点も取られて負けて、ラッキーズは移動時間の間にも、チームの空気を変えるのに失敗しているのか。
そのあたりを考えるとこの一回の裏の攻撃は、かなり重要なものとなる。
マウンドに立ったヴィエラはこの試合、コントロールを重視しながらもカーブを優先的に使っていく。
ムービング系のボールで相手を打たせて取る。
ランナーは一人出たが、それ以上の被害には至らない。
まずはアナハイム側だけが無失点で、一回の攻防は終わった。
二回の表以降も、ヴィエラのピッチングは安定している。
打たせて取るピッチングは、ある程度統計の技術である。
そしてこの打たせて取るピッチングは、ラッキーズのバッターのトラウマとなっている。
実際のところ直史はあの試合、そこそこ三振も奪っているのだが。
ランナーが三塁までは行かないというイニングが続く。
対してアナハイムは、着実に追加点を取っていく。
ポストシーズンに入ってからは、アナハイムはトロントと対戦した時も、三試合で三点しか取られていなかった。
本来ならばトロントもラッキーズも、もっと点を取っていけるチームなのだ。
やはり直史を第一戦で投げさせることで、相手の心を折る作戦が効いている。
これがラッキーズ相手にも通用するのか。
ヴィエラは楽に投げて、アウトを積み重ねていく。
そしてアナハイムはまだまだ点を取っていく。
かなりの余裕はあったが、球数が100球近くになった七回でヴィエラは降板。
結局一点も取られることがなかった。
そしてアナハイムはここまでに、七点を獲得。
7-0という数字を見て、残りの攻撃のイニングを考えれば、もう勝敗は決まったようなものである。
トロントも三試合で11-3というひどい得失点であったが、ラッキーズはさらにその下を行くかもしれない。
八回にはマクヘイル、九回にピアースというアナハイムの継投。
楽に投げる二人に対して、ラッキーズも打線が全く噛み合わない。
ホームに戻ってきて再調整どころか、ますますその具合が悪くなっている
この試合では直史は、ブルペンにすら行かなかったのに。
ベンチから相手を見つめている直史の視線には、呪いの効果でもあるのか。
結局は7-0という圧倒的な数字で、この第三戦も勝利する。
しかし第四戦、アナハイムの先発はマクダイス。
今年は28試合に先発し、13勝9敗。
普通のチームなら充分な成績なのだろうが、アナハイムでは物足りない。
ここで負けたら本当にもうどうしようもない。
まさかホームでスウィープを食らうなど、首脳陣の進退問題にもなりかねない。
第四戦を前に、双方の首脳陣は考える。
さすがに四連勝は難しいかもしれないが、出来ればここで決めてしまいたいのがアナハイム。
意地でも負けられないのはラッキーズとなっていた。
四試合目で決めてしまおう。
アナハイムの首脳陣は、その認識で共通している。
ここで負けても次に、中四日で五試合目は直史が投げる。
そこで勝っても良さそうであるが、するとワールドシリーズの初戦で投げてもらうと考えれば、ここも中四日で投げてもらうことになる。
メトロズの打線の破壊力は、全ての球団に共通された認識である。
アナハイムの投手陣であっても、ある程度の失点は覚悟しなければいけない。
打線の援護点は、それなりにあるはずだ。
ただ直史がじっくりと調整をかけて投げれば、その試合は確実に勝てると思う。
直史と大介、どちらの方が上かという問題だ。
少なくともNPB時代の成績を比べれば、直史の方が上回っている。
もちろんMLBとNPBで、対戦は二年間の間がある。
レギュラーシーズン中も、この二チームは対戦がなかった。
オールスターでは打たれていたが、あれはあくまでもショーだ。
何の参考にもなりはしない。
あるいは直史は、このワールドシリーズの対戦を考えて、あえてまともに投げなかったのか。
確かにオールスターの時点で、両者は共にそれぞれのリーグで、トップを走っていた。
直史が長い目線でローテを回しているのは、分かっていることであった。
そして道化に徹して打たれたというのは、それだけ大介を警戒していたということである。
アナハイムの首脳陣は、第四戦のことを考える。
もしも試合の終盤、リードしていれば直史を投入する。
マクダイスはとにかく五回か、せめて三回までを全開で投げてもらって、あとはリリーフでつないでいく。
そして最後に直史で勝てたとしたら、ワールドシリーズの第一戦まで、中五日となる。
他のリリーフ陣も休めるため、この第四戦で多少の無茶をする価値は、充分にあるはずなのだ。
短期決戦。
どうも言葉の意味が違うような気もするが、アナハイムは戦力をバランスよくではなく、一気に投入する。
そして相手を木っ端微塵にすれば、むしろ戦力を温存することが出来るではないか。
第五戦に直史に投げてもらったとすれば、ワールドシリーズ第一戦に、中四日で投げてもらうことになる。
それぐらいは出来そうな直史ではあるが、やはり普段どおりの登板間隔で使いたい。
本人に確認をすれば、あっけなく頷いた。
この時に直史の頭にあったのは、第四戦までスウィープで勝てば、第七戦まで戦うときよりも、時間に余裕が出来るということ。
おそらくまたワールドシリーズは、メトロズの本拠地であるここニューヨークから始まるだろう。
だがそれまでは数日、アナハイムに戻ることになる。
二度手間のようだが、必要なことだ。
アナハイムに戻ればマンションではなく、また病院で寝泊りをする予定の直史。
ポストシーズン中にも、家族の団欒を満喫する気満々であった。
直史であるから仕方のないことだ。
最後の決戦を前にしても、特に何か特別なことをするわけではない。
どうせまた、来年も試合は続いていく。
直史の考えは、このあたりの割り切り方だけは、アメリカ人に近くもないではなかった。
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