第43話 本気にさせてはいけない
テキサスとの三連戦は全勝し、ヒューストンとの四連戦も、この四戦目までは二勝一敗。
そして本日が四戦目となる。
直史は今季30試合目の先発。
ここまで28勝0敗の記録だが、これを塗り替える者は今後現れないであろう。
ピッチャーの役割の変遷を考えて、大介の記録を塗り替える人間は出るかもしれないが、直史の数字を塗り替えることは不可能だ。
どちらも超人の領域にあるが、特に直史は常識から遠い存在である。
残り七試合で二試合も、そんな直史のローテと当たるヒューストンは、完全にバツゲームである。
これが終わればあとは、オークランドとの三試合、そしてまたヒューストンとの三試合を、本拠地アナハイムで行う。
とりあえずそれで、レギュラーシーズンは終わりだ。
ただ最後の最後まで、メトロズとの勝率争いはもつれそうである。
過去に最高勝率を叩き出したチームは、むしろワールドチャンピオンになれなかったり、ワールドシリーズにも出れなかったりしているのだが、それでもここまで競争がひどいと、全力を出さざるをえない。
怪我にだけは注意と、最近毎試合、FMのブライアンは言っている。
この試合で今季、アナハイムのアウェイでの試合は最終戦となる。
あとはホームなので、少しはのんびり出来るだろう。
瑞希の出産予定日も近いので、上手く休みを取ろう。
MLBが妻の出産立会いのための休日を認めていると聞いたときは、直史も驚いたものである。
「さて」
既に最多勝利と最多奪三振のタイトルは確定させている直史。
最優秀防御率も決まっているようなものだが、一試合に1000点取られる可能性が宇宙に砂一粒ぐらいはあるのでそれは……いや、普通に10点ぐらい取られたら、交代になるだろうが。
つまりもう、最優秀防御率まで、投手三冠を決めている。
奪三振率自体は、実はまだ上に数名がいる。
しかしそういったピッチャーは、試合によっては球数で途中交代したり、もしくは序盤に炎上して交代したりしている。
よって最後まで投げて毎試合のように10前後の三振を奪う直史が、タイトルも奪っていくというわけだ。
実はこれも極端な話、二番目の奪三振数ピッチャーが、12イニング全てを三振で二試合終えれば、逆転はするのだ。
もっともそんなことまで考えていたら、全ての試合が終わるまで可能性の話は消えない。
投手三冠であり、しかも両リーグ合わせての投手三冠だ。
当たり前のようにサイ・ヤング賞の最有力候補であり、例年であれば間違いなく満票で選ばれるだろう。
ただ今年は上杉が比較の難しいクローザーでおかしなことをしていて、奪三振率や防御率でも、規定投球回に未達ながら直史より上なのだ。
先発ピッチャーが対象の沢村賞と違って、サイ・ヤング賞はわずかだが、クローザーが選ばれることもある。
よって逆張りの好きな記者が、上杉のほうに一位票を入れる可能性はある。
この投票内容は今では公表されるので、空気を読めと叩かれることは間違いないだろうが。
なんといっても両リーグ合わせての投手三冠などは、この100年を見ても直史が二人目なのだ。
ただし年間セーブ記録を作ってセーブ失敗0どころか無失点であれば、上杉の記録はMLB史上初のものとなる。
敵地での試合は先攻が回ってくるので、基本的原則では有利である。
最も直史の場合は、後攻の方が九回の表を抑えてしまえば、それで試合が終わるため、ありがたいと思っているのだが。
野球という競技の試合時間は長い。
攻守交替がこれだけゆっくりとしていれば、それは飽きる観客もいるだろう。
その目をとめさせるのが、スーパースター。
実際のところ中継などでも、大介の打席前後だけを見ていくという視聴者はいるらしい。
それに比べると直史の試合は、なかなか目を離すことが出来ないだろう。
なにしろ一試合を投げて、ノーヒットノーランをすることも珍しくないピッチャーだ。
何回までパーフェクトで投げられるかを、賭けの対象にしているブックメーカーもあるのだとか。
ちなみに織田に一点を取られたあの試合では、破産したものと大金持ちになった者の、両方がそれなりに出たらしい。
噂である。
ヒューストンとしてはせっかく戦力を整え、今年こそメトロズに対抗しようとしていた、その矢先のことである。
直史に対する恨みや恐れは、それほどではない。
ノーヒットノーランとマダックスを、一度ずつされただけだからだ。
だからこの日も、一回の表にアナハイムに先制されても、まだ完全には戦意を失っていなかった。
諦めてしまえば、もっと楽になれるのに。
この日も直史は、好調にゆっくりと投げている。
三回を終えて無走者と、いつも通りの序盤パーフェクトだ。
その様子を見ながらFMのブライアンは、色々と考える。
先ほどスタッフに呼び出されてから、少し考えてからそのスタッフには指示を出した。
試合の進行には全く不安はない。
アナハイムは二点目を入れて、より勝利へと近づいている。
ただし直史自身は、五回に内野安打を打たれて、ノーヒットノーランまでが消えた。
それでも球数には余裕があり、そして五回までを投げたことで、勝利投手の権利は出来ている。
ブライアンはそこで、スタッフからの報告を受けた。
そしてベンチに戻ってきた直史の肩を叩く。
ちょいちょいとベンチ裏に呼ばれた直史は、耳元でおっさんの言葉を聞いた。正確には通訳の若林の言葉だが。
「サトー、今日はここまでだ。病院から連絡があって、奥さんが産気づいたそうだ。飛行機のチケットの用意をして、スタジアムの前にタクシーは呼んである。このまますぐに着替えて向かえば、充分に間に合うはずだ」
あまりにも意外なことで、さすがに直史も静止した。
ブライアンの完全な準備。
五回を投げて勝利投手の権利を得て、そしてノーヒットノーランも途切れた。
どのタイミングで彼は知ったのか。
「ノーヒットのままだったらボスはどうした?」
「迷ったが、同じことを言ったよ。準備が出来るまでは、知らせるつもりはなかったが」
これは好意だ。
直史にピッチングに専念させて、しかしすぐにでもアナハイムに戻れる準備は整えておく。
おそらく今日のアナハイムのリリーフ陣は、死ぬ気でこのリードを守ってくれるだろう。
ゆっくりと冷静に、直史は己を見つめなおす。
そして、力強く言った。
「最後まで投げるよ。ただ試合が終わったら、そのまま空港に行かせてくれ」
ブライアンは眉をひそめる。
「こういう時に一緒にいないと、けっこう恨まれるものだぞ?」
「一応こうなった時のことは、二人で話し合ってたんだ。基本的に試合前で交代出来るなら、ちゃんと交代して帰ることも。けれど試合中なら、まずは終わらせる」
「日本人は仕事を優先させると言うが、嫁さんもその考えでいいのかね?」
「うちの妻は私のファンなんだ」
だから、試合は終わらせる。
一点もやらずに、一秒でも早く。
「お前がそう言うなら、構わんが。ただし一点でも入れられたら、そこで交代だからな」
これもブライアンなりの好意ではあるのだろう。
タクシーにはチップを払って待たせて、空港には出来るだけすぐの便を常に準備するようにスタッフを向かわせた。
ちなみにこういう時アメリカでは、空港に行ってからその乗客に対して、チケットを譲ってくれないかと交渉したりすることがある。
だいたい五割り増しぐらいで、こういう理由なら譲ってくれたりするし、相手が有名人であったら、そのまま譲ってくれたりもする。
ヒューストンにとっては敵となるチームのエースが、どういう立場かは微妙だが。
ベンチに戻った直史は、坂本の隣に座る。
「今日の試合は早く終わらせるぞ」
「なんかあったか」
「嫁さんが産気づいてな」
「そりゃあもう帰ってもよかろうが」
アメリカ的にはそうなのだ。だが日本人としては微妙であるし、直史は典型的な日本人だ。
「さっさと終わらせて、さっさと帰る」
直史の目は、本気になっていた。
坂本の知る限りにおいても、おそらくこれほどの本気になったことはない。
やや呆れはするが、坂本は自分が日本人的な思考ではなくても、日本人の思考を理解出来ないわけではない。
直史が、やる気になっている。
それはつまり、地獄の釜の蓋が開いたということだ。
坂本は具体的な配球を考えながらも、胸中で一度だけ、ヒューストンのために祈った。
サトーが急いでいる。
ヒューストンから見ても、それは明らかであった。
何が理由かは考える暇もなく、セットポジションからクイックで投げるまで、極端に時間が短い。
急いではいるが焦ってはいない。
落差のあるカーブを中心に、空振り三振を築いている。
カーブに目が慣れたところに、アウトローやインハイにストレートをぴたりと決められれば、とてもバットがついていかない。
とにかくキャッチャーの返球から投球動作へ、間隔が全くない。
次は何を投げてくるか、考えている暇がない。
もちろんこちらがちゃんと構えるまでは投げないのだが、構えればすぐに投げてくる。
それもクイックで投げてきて、それだけ早いくせに投げるのは遅い球。
空振りの数が増えていく。
五回までは四つの三振だったのが、六回からは空振りや見逃しを狙うピッチングに変更。
バットに当てさせてカウントを稼ぐということもしてこない。
グラウンドボールピッチャーであったはずが、狙って三振を取りに来ている。
ここまで来てまだ、新しい引き出しを持っているのか。
アナハイム打線も早打ちの傾向が見られるが、直史のピッチングほどではない。
ポンポンとストライクを取りに来て、六連続三振。
意外と奪三振も分散している直史としては、珍しい傾向だ。
急いでいるがひどく冷徹な計算も残っている。
甘いカットボールを投げて、内野ゴロも打たせる。
そこからまた急に、三振を取りに来るスタイルに変える。
打線がとてもついていけない。
(いつサイン交換をしてるんだ? いや、そもそも首を振ってないぞ)
頷きすらせずに、そのまま坂本のサイン通りに投げているのか。
ヒューストンでは異常事態には気付きながら、それに対応することが出来ない。
緊急事態への対応にも秀でているであろう、NASAの職員をアドバイザーに呼ぶべきかもしれない。
ゾーンに投げてくるのは、いつもと変わらないはずなのだ。
だがそれでもいつもよりもさらに、投げてくるピッチが早い。
実のところこのバッテリーは、ベンチの中である程度配球を考えて、あとはノーサインで投げていた。
落差があってバウンドもする直史のカーブを捕るのは、坂本にとっても苦しいことだ。
(たまるか~)
だがキャッチャーとしては、ピッチャーから絶大な信頼を寄せられたと考えてもいい。
直史と坂本は、特別に仲がいいわけではない。
だがそれとは別に、お互いの力を認め合うことは出来る。
ただそこでこう考えてしまうあたり、直史はやはりひどい男なのだ。
(樋口なら出来るしな)
本当にひどい。
五回までは苦難であった。
六回以降は悪夢であった。
ヒューストンの選手たちは、ひどい蹂躙を受けている。
直史は明らかに、六回以降は三振を狙っていった。
そして同時に、打たせて取るピッチングもしっかりと行っていた。
九回の裏まであるという事実に、この日の直史は苛立ちながらも投げていた。
結局あのヒット一本以外は、ランナーなど出はしない。
六回以降は12人のバッターに対して、10個の三振。
最後も三振で、結局は完全に抑えられた。
球数は88球と、追い込んだら確実にしとめるスタイル。
普段の直史と比べると、拙速とも思える回転であったが、結局のところ結果にはさほどの変化はなし。
事情を知っているブライアンも、ベンチで呆れていた。
完全にリミッターが外れていた。
ここはやはりポストシーズンのためにも、五回で終わらせておくべきだったろうか。
だがこれでまた、マダックスが増えていく。
そして直史はベンチを通り過ぎると、バック一つを持って、待たせていたタクシーに飛び乗る。
「急いで、けれど安全運転で」
「あいよ」
そしてタクシーは、明らかに法定速度をオーバーして空港への道路を走る。
前後左右の急加速の車内で、直史は着替えた。
これは到着したら前の座席からパカっとビニール袋が出て、そこにゲロを吐き出すという仕様なのかもしれない。
もちろん直史はそんなことはしなかったが。
ヒューストンからはロスアンゼルスへ。そこからまたタクシーでアナハイムまで飛ばす。
「あんた、サトーじゃないのか?」
タクシーの運転手は、直史の顔を知っていた。
おそらくメガネをかけていたら、気付かれなかったろうが。
「ああ」
「さっきまでヒューストンで試合をしてたんじゃないのか?」
それはラジオでも聞いていたら、当たり前に分かることだ。
「妻が出産する」
直史が修飾語のない英語で言うと、タクシーの運転手は口笛を吹いた。
「OK、しっかりシートベルトしておきな」
そしてまた爆走が始まる。
アメリカのタクシーというのは、こんなのばかりであるのか。
群馬の山中を走る豆腐屋のような、ドリフトをかけたタクシーの運転。
だがアナハイムへの一本道は、純粋にものすごいスピードを出していた。
なんだか排気量がおかしいタクシーである。V8だろうか。
街中での車線変更は激しく、それだけに病院へはすぐに到着する。
「代金は」
「いらねーからサインくれや」
「サイン?」
ペンを渡して、自分のTシャツを示す運転手。
微妙なニュアンスは分からないながらも、直史は頑固に日本語でサインをした。
そして百ドル札を数枚取り出し、運転手に渡す。
「釣りはいらない」
病院に向かって駆けていく直史に、運転手は口笛を吹いていた。
出産というのは時間がかかるものだ。
直史の移動が早かったこともあるが、まだ子供は産まれていなかった。
それどころかまだ病室のベッドの上で、瑞希は頻繁な陣痛と戦っていた。
立会いと言うが、直史は出産の分娩室の中へ、直接に入るわけではない。
瑞希がそれを拒否したので、真琴の時も分娩室の前で待っているだけであった。
なにしろ出産というのはおおごとなので、盛大にうめく自分の姿を直史に見せたくないと、瑞希は思っている。
このあたりは瑞希の、独特の美意識と言えるのかもしれない。
おとなしそうな瑞希であるが、だいたい頑固なところもある。
そうでなければわざわざ、田舎の長男とは結婚しなかったであろう。
瑞希が立会いを希望しなかったのは、もっと直接的な理由もある。
日本時代、下手に立会いをさせると、不能になる夫がいると聞いていたからだ。
それが原因で離婚にまで至った例を、瑞希は何件か聞いていた。
出産に立会いとは聞こえがいいが、別に何か出来るわけでもない。
なので分娩室に行くまで、陣痛に耐える姿を見ているぐらいしか出来ない。
金に任せて高い病院を選んでいるので、腰を揉んだりするのも看護師の仕事だ。
こういう時、自分が何をすればいいか、直史は分かっている。
言われもしないことを、わざわざしないことである。
やはり瑞希の母に来てもらうべきではなかったか、などと考えないでもない。
だがそれこそ今さらで、直史は準備が出来て、分娩室に入る瑞希を見送った。
分娩室に入ってからは早かった。
わずか30分ほどで、赤ん坊の泣き声が響いた。
ぎりぎりまで瑞希が我慢しすぎたとも言える。
着替えた直史は案内されて、汗まみれの瑞希と、真っ赤な体の赤ん坊を見る。
生まれてすぐに死に掛けていた真琴とは違う、とても元気な男の子。
慎重な手で、直史はそれを抱く。
「疲れたけど、一回目よりは少し楽だった」
真琴の時はむしろ、産んでからがさらに大変になったが。
「じゃああと一人ぐらい作ろうか?」
そう言った珍しくも無神経な直史に、ヘロヘロな瑞希はこれまた珍しく、殺意の視線を送ったものである。
瑞希は勘違いしていた。
結婚の前に、直史の母にも祖母にも、はっきりと言われていたのだ。
男の子を産むまで、なかなか嫁として認められることはないと。
関係は微妙だと言われていた嫁姑の二人が、この時ばかりは声を揃えて。
「今時男の子にこだわることはないし、男の子が土地に残るとも限らないけど、とにかく産んでおけばそれでいいから」
祖母がそう言って、母がうんうんと頷いていた。
直史が実家を離れたのは、真琴の病気の件もあるが、そういった親戚からの声も配慮したのかもしれない。
ただ将来的には実家に戻って、あの大きな家に住むと決めている直史は、普通に男の子もほしいとは言っていた。
男の子と女の子を一人ずつ。
最初は女の子の方が育てやすいらしい、とも言っていた。
なんだかんだ言って直史の価値観は、封建的で家父長的で、保守的である。
だがそれらの価値観は、どういう人格の元にそれを持っているかで、全く話は違ってくる。
傲慢でもなく、視野も狭くなく、豊富な社会的知識もあって、世界観も広い直史。
それは田舎においては、頼りになる土地の長者とも扱われるものだ。
実際に農地の相続などを、瑞希の事務所では取り扱うこととなったりした。
そんな直史でも、やはり男の子はほしいのだろうな、と瑞希は思っていた。
だが初めて赤ん坊を抱く直史の顔は、優しさよりはむしろ、厳しさに満ちていた。
(ああ、そうか)
瑞希は納得する。
直史は田舎の旧家の長男としての自分を、しっかりと受け入れていた。
他の多くの価値観にも触れた上で、それを選んでいたのだ。
自分の子供にも、自分と同じような出来事が起こってくる。
それを考えるなら安易に、ただ男の子だからと喜んでいられるわけもない。
(直史さんが厳しくするなら、私が優しくしないと)
そう決意した瑞希であるが、なかなか思い通りにならないのが子育てだと、真琴よりはまだ育てやすいはずのこの長男の子育てで、心底思い知ることになる。
直史は厳しい目で息子を眺めていたが、やがてその視線もやわらいでいく。
真琴の時は本当に、生まれてすぐに機械を色々とつけられ、こんな安らかな気持ちにはなれなかったものだ。
もっともそれは、手間がかかった子供こそ可愛い、とも言えるものだが。
今の真琴は元気すぎて、逆報告に手がかかっている。
「はじめまして、俺の息子。お父さんだよ」
直史が、後に明史と名づけた長男にかけた最初の言葉は、そんなありふれたものであった。
ちなみに彼の後半生は、別にそれほど問題児な性格ではない息子との、微妙な緊張感で満ちたものになる。
ここではまだ分からなくても当然のことであるが、明史の頭の出来は、父でも母でもなく、父方の叔母に似ていたからだ。
どちらかというと善良なはずの人間でも、頭が良すぎて発想がとっぴ過ぎると、周りはすごく迷惑をする。
そしてそれを解決するのもまた、違う物語の登場人物たちになるのであろう。
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